8月、童心にかえる月の『コーヒーゼリーかき氷』- 12か月のコーヒーゼリー –

シンプルな「ザ・コーヒーゼリー」も良いけれど、実はコーヒーゼリーって、とても自由で、もっと可能性を秘めた食べ物なのではないか・・・と、コーヒーゼリー好きのMAGAZINEスタッフは考えました。

コーヒーゼリーラバーへ贈る、『12か月のコーヒーゼリー』。毎月ひとつずつ、これから迎える季節に合わせたコーヒーゼリーのレシピをご紹介します。

INDEX

今月のコーヒーゼリー
『コーヒーゼリーかき氷』

「夏が来る」…それだけで気分が沸き立つのは、思わずにんまりとしてしまう、暑い季節だけのお楽しみがたくさんあるからでしょうか。

代表格のひとつ「かき氷」。シロップをかけただけのオーセンティックなものから、凝りに凝った盛り付けのものまで、ブームとともに、かき氷を提供するお店も年々増えているように思います。それらを食べ歩くかき氷マニア、 “ゴーラー”なんて流行りワードも生まれましたよね。

今回のレシピは、コーヒーゼリーと夏のアイコン・かき氷の一体感を意識して作ってみました。「ツルン」と「シャクシャク」をひとつの器のなかに盛り込んで、コーヒーのほろ苦さで結ぶ一杯です。あーーーまた食べたくなってきたなーー。

材料（2杯分）

ミルク氷
　牛乳　200～400ml程度（使用するお皿に合わせて調整）
コーヒーゼリー
　リキッドコーヒー　400ml程度（柔らかめに作ります）
　粉ゼラチン　5g
　砂糖　（お好みで）
黒糖コーヒーシロップ
　黒糖　40g
　水　40ml
　インスタントコーヒー　小さじ1/2（お好みで加減）
コーヒー白玉（約10個分作れます）
　白玉粉　80g
　リキッドコーヒー（濃いめのタイプ）　80ml程度

作り方

－ 1～3までは前日にやっておくと楽です－

ミルク氷を作っておきます。
お使いのかき氷機に合わせて、専用の製氷皿などで牛乳を凍らせておきます。
コーヒーゼリーを作っておきます。
作り方はこちらの記事を参考にしてください。
→【永久保存版】コーヒーゼリーの基本の作り方 | ゼラチン・アガー・寒天の違いも解説！
黒糖コーヒーシロップを作っておきます。
小鍋に黒糖と水を入れ、沸騰したらすぐ弱火に黒糖を溶かすように良く混ぜます。そこへ少量のお湯（分量外）で溶いたインスタントコーヒーも少しずつ加えながらさらに混ぜ、煮詰めていきます。黒糖が溶けきったら瓶などに入れて保存しておきましょう。
コーヒー白玉を作ります。
白玉粉にリキッドコーヒーを少しずつ加え、耳たぶくらいの柔らかさになるまで手でこねます。ちょうど良い固さになったら生地をひとくちサイズにちぎって丸め、お鍋に沸かしたお湯でゆでます。鍋底にくっつかないように軽く箸などで混ぜましょう。
浮き上がってきたらそのまま2分程度ゆで、穴あきおたまなどでそっとすくって冷水に浸し、冷めたらザルへあげて水を切っておきます。
すべての用意ができたらいよいよ盛り付け！
1人前のコーヒーゼリーをクラッシュして、半量をお皿に入れます。
残りの半量は、後がけ用なので小さな器などに入れて別添えにします。
黒糖コーヒーシロップもピッチャーなどに入れておきましょう。

コーヒーゼリーを入れたその上から、かき氷機でミルク氷を削ってのせていきます。綺麗な山盛りになったら、サイドにコーヒー白玉をのせ、シロップと後がけ用コーヒーゼリーを添えてできあがりです。

今月のコーヒーゼリーに使用したコーヒーは『BLACK無糖 RICH』『UCC ザ・ブレンドインスタントコーヒー』

今回の使ったのは、『BLACK無糖 RICH』と『UCC ザ・ブレンドインスタントコーヒー』です。

ゼリーと白玉には『BLACK無糖 RICH』を使用。ゼリーになっても、白玉に練り込んでも、コクのある味わいが、しっかりとした苦味とともに感じられます。

シロップに入れた『UCC ザ・ブレンドインスタントコーヒー』は、冷たい水にもサッと溶けるタイプなので、少量のお湯で溶かす手間が無く、お菓子やデザートを作るときにはもってこいのアイテムです。

・・・服が汚れるのも気にせずかぶりついたスイカ。砂だらけの足のまますすった海の家の焼きそば。舌を染めながらかじった縁日のりんご飴。かき氷を眺めていたら、子供時分の夏の記憶が紙芝居のように目の前に浮かんできました。食べ物って想い出と繋がっているんですね。

それにしても「コーヒーゼリーに手作りシロップ、白玉だんご、さらに牛乳を凍らす！？！すごく手間がかかるんじゃ？！」・・・と思われるかもしれませんが・・・ハイ、おっしゃる通りかかってます。笑

でも、いいじゃないですか。のんびりと作って、ちょっと汗をかきながらかき氷機で氷を削って・・・ミルク・黒糖・コーヒー…合わないわけないこれらアイテムが、何とも言えないハーモニーを奏でて喉を滑っていく快感。手間をかける価値はありますよ。この夏の新しい想い出に、ぜひ。

シンプルな基本のコーヒーゼリーの作り方はこちらでチェック！