How to

コーヒー豆の挽き方|粒度で異なる味の違いを知って美味しいコーヒーを楽しもう

2019.04.01
せっかく自宅で美味しいコーヒーを楽しむなら、自分でコーヒー豆を挽いて淹れたいもの。とはいえ、コーヒー豆の正しい挽き方や、粒度による味の違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか?

実は、粒度(りゅうど)=コーヒーの粉の細かさは、味に大きな影響を与える要素の一つ。味の違いを楽しむためにも知っておきたい大切なポイントです。

今回は、コーヒー豆の基本的な挽き方と、粒度別の特徴を解説します。好みによって挽き方を変えて、コーヒーをさらに楽しみましょう。

そもそも、なぜコーヒー豆を挽く必要があるの?

 

コーヒー豆を挽くのは、シンプルにいうとコーヒーの成分を抜き出しやすくするためです。

 

コーヒー豆のままお湯につけておいても、じわじわと抽出することはできますが、当然時間もかかり、抽出が不十分になります。

 

豆を粉状に細かくすることで表面積、つまり、お湯と接する面を増やし、成分を抜き出しやすくしているのです。

 

挽き方を変える理由は2つあります。

 

ひとつは、器具の構造がさまざま異なるためです。器具によってコーヒーの粉とお湯の接し方と接している時間が違うので、抽出効率をよくするために、使う器具に合わせて挽き方を変える必要があります。

 

もう一つは「味わいを変えるため」。この理由については、後ほど、触れます。

 

コーヒー豆の挽き方は大きく分けて5種類

 

コーヒー豆の挽き方の種類は5つに大別でき、抽出器具によって適度な挽き目はそれぞれ異なります。

 

器具と挽き方が合っていない場合、豆の成分が充分に抽出されず薄い味のコーヒーになってしまったり、逆に抽出過多でえぐみの強いコーヒーになってしまいます。

 

器具と挽き方の相性には気を遣い、器具に合った粒度を意識してみてください。

 

粒度ごとの特徴をそれぞれ見てみましょう。

極細挽き(ごくぼそびき)

粒度は上白糖によく例えられますが、見た目はもっと細かく、粉糖のようなパウダー状です。

 

この極細挽きは、エスプレッソマシンでの使用に適しています。理由は抽出時間が約20~30秒と他の器具に比べて早く、お湯とコーヒー粉の接する面を増やして、短時間でも効率良く抽出するためです。

 

またイブリックと呼ばれるひしゃく型の器具で、ターキッシュコーヒー(トルコ式コーヒー)を淹れるときも極細挽きにします。

 

少量のお湯で粉を濃いめに煮出すため、抽出効率を良くする目的もあると思いますが、粉を濾さずに飲むスタイルなので口当たりにも配慮しているのかもしれません。

 

細挽き

粒度は上白糖とグラニュー糖の中間ほど。水を点滴間隔で注ぎながら、時間をかけて抽出するウォータードリッパーなどに適した挽き方です。

 

水出しコーヒーの場合、温度が低い分、成分は抜き出しにくくなります。その分、粉を細かめに挽き、長時間かけることでじっくりと成分を引き出します。

 

中細挽き

粒度はグラニュー糖ほどで、ペーパードリッパーやコーヒーメーカーなど、一般の家庭でよく使われている器具に合う挽き方です。そのため、市販されている粉製品のほとんどはこの中細挽きです。

 

お湯がコーヒーの粉を通過していく時間などを考慮した上で、基準となる粒度だと覚えておくとよいでしょう。

 

中挽き

粒度はグラニュー糖とザラメの中間ほど。サイフォンやネルドリップ、フレンチプレスなどに向いている挽き方といわれています。

 

これらの器具はペーパードリップと比べると粉とお湯が接している時間が長いため、細かくしすぎると雑味が出やすくなります。少し粗めにすることで、それを回避しているのです。

 

粗挽き 

粒度はザラメ糖ほど。コーヒーの挽き方ではあまり聞きなれない挽き方かもしれません。粉とお湯の接触時間が長い場合、かつ、金属フィルターなど目が粗いフィルターを使う場合は、粗挽きにしてみましょう。

 

アウトドアなどで人気のパーコレーターは粗挽きが向いているといえます。コーヒー粉をセットするバスケットも金属製で目が粗く、火にかけることで時間をかけて抽出するためです。

 

粉が細かい=濃い。荒い=薄い。コーヒー豆の挽き方で味が大きく変わる

 

「なぜ挽くのか」「なぜ挽き目を変えるのか」がわかったところで、好みの味にするために「挽き目」をどうコントロールするのかを、ご紹介します。

 

一言で言うと「粉を細かく挽けば濃く苦めの味わいに、粗く挽けば薄く軽めの味わい」になります。抜き出せる成分の違いが、濃度や味わいの差になるので、目安となる挽き方を基準として、調整してみてください。

 

もちろん、味を決めるのは挽き方だけではありません。ハンドドリップの場合は注ぎ方や、お湯の温度、使う粉量……淹れる工程だけでも、味を変える要素はたくさんあります。これが、コーヒーが奥深いといわれるゆえんです。

 

淹れ方についてはこちらの記事が参考になるので、併せてチェックしてみてください。

 

【淹れ方別】おすすめのコーヒータイプまとめ|手軽なインスタントから本格ドリップまで

 

コーヒーミルで豆を挽くときに覚えておきたい3つのポイント

 

コーヒーミルを持っている、またはこれからコーヒーミルを買いたい!という方は、ぜひ次の3つのポイントを覚えておきましょう。

 

ポイント1. コーヒー豆は淹れる直前に必要な量だけ挽く

コーヒーの購入方法は、ほとんどの場合、豆と粉の2パターンから選べます。

 

コーヒーは豆から粉にすることで表面積が増えます。つまり、酸素との接触面も増えるため、挽いた瞬間から劣化速度が速まります。

 

せっかくミルを持っているならば、ぜひコーヒーの鮮度にも気を配り、飲む分だけ、淹れる都度、挽くようにしてみてください。

 

ポイント2. 粒度の大きさは均一に

粒度が均一でない場合には、コーヒーの抽出にもムラが出てしまいます。

 

粒度のばらつきはミルのタイプや性能にもよるので、意識だけでは難しいところでもあります。

 

手回しミルならハンドルを回すリズムを一定にするなど、使っているミルのクセを知り、なるべく均一な粒度になるように調整してみましょう。

 

ポイント3. コーヒー豆を購入したら、適切な方法で保存しましょう

コーヒー豆は挽いて終わりではありません。残ったコーヒー豆の管理や保存も味を左右する大切なステップです。

 

美味しく飲むためにはコーヒー豆の鮮度が命。酸素に触れたり、高温・多湿の環境では鮮度が落ちてしまいます。鮮度を保つためには、高温多湿を避けた日の当らない場所で、できるだけ空気の入らない容器を使って保存しましょう。

 

適切な保存方法を知っておくだけでもコーヒーの味は大きく異なります。こちらの記事では、コーヒー豆の適切な保存方法を詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

コーヒー豆の正しい保存方法|風味を損なわず、鮮度を保って最後までおいしく味わうコツ

 

挽き方にもこだわって、より良いコーヒーライフを

 

最近では粒度を揃えて味わいを調整したり、舌触りを良くしたりするために、微粉末を取り除く専用のふるいも販売されています。

 

コーヒーの味を追求するためにできることは、挽き方だけを考えてもまだまだいろいろありそうです。

 

 

 

\ SNSでシェアしよう! /

 RANKING

人気記事

 CATEGORY

カテゴリー

 KEYWORD

キーワード
ページトップ