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佐賀県のモバイル充電食『YOKANGO』(鶴屋菓子舗)
今回は佐賀県の『YOKANGO』をご紹介します。手軽に持ち歩けるポケットサイズなので、好きなとき、好きな場所でひとかじり。開けやすいパッケージと大満足の食べ応えに加え、元気のもとがギュッと詰まってアクティブな毎日を支えてくれる、たのもしい“モバイル充電食”です。
現代に生きる私たちは、日々膨大な情報量を処理しながら活動しています。体も脳もフル回転。ちょっとした時間に、簡単においしく、パワーをチャージできるお菓子があったらありがたいですよね。
『YOKANGO』は、そんなニーズに応えるべく、寛永16年(1639年)創業の「鶴屋」が研究を重ね、同じく佐賀の老舗製薬メーカー「ウサイエン製薬」の協力を得て、2019年に誕生しました。江戸時代から受け継がれてきた伝統に、薬効成分の知識、スマートなセンスが光るパッケージデザインやフットワークの軽やかさを表現したネーミングが加わって生まれ変わった、新時代のようかんです。
鍋島公の御用達、大隈重信も愛した鶴屋の味
鶴屋が創業したのは、徳川3代将軍、家光の時代。佐賀藩城主の鍋島公の御用御菓子司となり、以来、数々の銘菓を生み出してきました。
とくに元祖として有名なのは、『丸房露』。天和年間に鶴屋の2代目太平が、長崎の出島で南蛮渡来の製法を学び、佐賀に持ち帰ったそうです。明治時代には、母親の一周忌で帰郷した佐賀出身の大隈重信が、鶴屋に立ち寄り丸房露を食したところ、たいそう気に入ったとのこと。その後、11代目善吉を東京・早稲田の家に招いて『丸房露』を製造させたというエピソードも残っています。
この『丸房露』はもちろん、伝統的な、ようかん、もなか、かすていらなどは、今も定番の人気商品。ほかにも小さいサイズのぼうろや、付け合わせのアイスクリームやジャム、ワッフルなど、伝統を重んじながら、現代に息づくおいしさを求め続ける鶴屋は、佐賀を代表する菓子屋として多くの人に愛されています。
ようかんは、“元祖エナジーフード”だった
ようかんの歴史は古く、室町時代にその原型が伝わって来たと言われています。
「ようかん」を漢字で書くと「羊羹」。驚くことに、もとは羊肉のスープだったとか。でも禅宗の精進料理では肉が使えないため、小豆や小麦粉を代用するようになり、それが江戸時代になると、砂糖の普及とともに現在の甘いようかんに近いものへ変化したと考えられています。保存ができ、持ち歩きが容易で、かつ高エネルギー食品であるようかんは、やがて広く人々に親しまれるようになりました。
鶴屋の古い文書にも、当時のようかんのレシピが残されていますが、その納め先であった佐賀藩の人々も、長崎への警護に向かう長い道中、これでエネルギーを補給していたのでしょう。「元祖エナジーフード」とも呼べるようかんは、現代でも、ロードレースやマラソンなど、持久力が求められるスポーツシーンで重宝されています。
400年近い伝統を持つ老舗どうしの強力タッグ
『YOKANGO』のパワーの秘密、それは佐賀で最も長い歴史をもつ老舗の製薬メーカー、「ウサイエン製薬」とのタッグです。薬種商「松養軒」として寛永3年(1626年)に創業。徳川家の愛飲薬でもあった「烏犀圓(うさいえん)」の名前でも親しまれ、その製法を受け継ぎつつ、現代人に必要な漢方薬を作りつづけています。
その豊富な知見と監修のもと、鶴屋は『YOKANGO』に、高麗人参エキス、ヤマノイモエキス、冬虫夏草といった漢方生薬成分のほか、ビタミン、アルギニンなどを配合。おいしいだけではなく、もうひとがんばりしたいときにもしっかり頼れる、エネルギー補給食に仕上げました。
高麗人参、冬虫夏草からアルギニンまで
『YOKANGO』の配合成分
高麗人参エキス 45.0 mg
ヤマノイモエキス 90.0 mg
冬虫夏草 2.7 mg
ビタミンB1 2.9 mg
B2 2.4 mg
B6 4.0 mg
B12 6.8 μg
ナイアシン 14.7 mg
パントテン酸カルシウム 8.7 mg
ビタミンC 68.0 mg
カフェイン 54.0 mg
アルギニン 180.0 mg
【コーヒーマリアージュ】
『YOKANGO』には、まろやかさとほろ苦さをあわせ持つコーヒーを
ここからは、UCCのR&Dセンターで味わいに関するデータ分析の担当者が解説します!
それではコーヒーマリアージュ、してみましょう!
おいしい和菓子であると同時にエネルギー補給食でもある『YOKANGO』には、いろいろな素材が練り込まれていますが、それぞれの個性が、餡の、やわらかく奥行のある甘味でまとめられています。バランスが整った濃厚な味わい、それを包み込むやさしい甘味が『YOKANGO』の魅力なんですね。
そんな『YOKANGO』には、ほろ苦い味わいとまろやかな甘味をあわせ持つコーヒーがベストです。
ようかんらしい密度を感じさせる食感、さまざまな素材が練り込まれた味わいの濃厚さは、コーヒーのほろ苦い香りやコクと均衡をとりながら引き立て合える相性。一方で、すべてをまとめるやさしい甘味は、コーヒーのまろやかな甘味ととけあう相性。
つまりそれぞれの風味が重なり合い、両立し合いながら深みが増していく組み合わせとなるのです。
『YOKANGO』のベストパートナーは
『職人の珈琲 まろやか味のマイルドブレンド』
まろやかな甘味とほろ苦い味わいをあわせ持つコーヒー 。それにぴったりあてはまるのは、『職人の珈琲 まろやか味のマイルドブレンド』です。
コーヒーを実のまま天日乾燥・精製することで生まれる自然の甘み、そしてコーヒーの香りを追求したロースト豆と、コーヒーのコクを追求したロースト豆をブレンドすることで、香ばしい香りと奥行きのある味わいが感じられる、バランスの整ったコーヒーです。
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忙しいとき、持ち歩きたいときには、
缶コーヒー『UCC BLACK無糖』もおすすめ!
コーヒーを淹れる時間もないほど忙しいときや、『YOKANGO』を持ち歩いて味わいたいときには、缶コーヒー『UCC BLACK無糖』との組み合わせもおすすめです。
香料などに頼らずにコーヒーそのものの味を活かし、さらに香りを逃さないよう低い温度のまま缶に詰めているので、コーヒーの個性との組み合わせの良さがしっかり感じることができるでしょう。
日本茶のパートナーと思われがちなようかんですが、このように、コーヒーと合わせてみると、また違ったマリアージュが楽しめますよ。
またコーヒーには、ポリフェノールが豊富に含まれていますし、『職人の珈琲 まろやか味のマイルドブレンド』や『UCC BLACK無糖』の香りとコクも、リフレッシュに最適。 『YOKANGO』との組み合わせで、しっかりパワーを充電して、今日を元気に過ごしてくださいね!
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佐賀の生き生きした情景を想像しながら、元気をチャージ!
美しい山々、天然温泉、おおらかに広がる田んぼや麦畑、豊穣の海と言われる有明海と、さまざまな自然に恵まれた佐賀市。カラフルな気球が大空を彩るバルーンフェスタは代表的なイベントのひとつですが、これも広大な平野と、上空に生まれる豊かな風の層があってこそ。
一方、佐賀は昔から、人々や文化が活発に行き来した場所でもあります。中でも大切な役割を果たしたのが長崎街道。江戸時代の鎖国下にも外国との交易があった長崎へと通じていた街道で、はじめて輸入された砂糖がここを通って運ばれたことから菓子の発展にも大きく寄与し、「シュガーロード」とも呼ばれています。「砂糖文化を広めた長崎街道・シュガーロード」に関するストーリーは、令和二年に日本遺産に認定されました。
「ちょっと疲れちゃったな」「あともうひといき」そんな日は、コーヒータイムのお供にYOKANGOを。仕事、勉強、練習などをがんばっている家族や友人に、YOKANGOと『職人の珈琲』をセットでプレゼントしてもよいですね。
佐賀の生き生きとした風景、賑やかな街道や、鶴屋の歴史などを思い浮かべながらこのマリアージュを味わえば、きっと元気がわいてきますよ!
ご紹介した佐賀の銘菓YOKANGOは以下でお買い求めいただけます。 鶴屋 佐賀本店 〒840-0046 佐賀県佐賀市西魚町1番地 Tel: 0952-22-2314
半澤 拓(はんざわ・たく)
2011年入社。UCCの研究施設イノベーションセンターにて研究開発業務に携わる。
2016年にコーヒーと食べ物の食べ合わせを分析する「フードマッチングシステム」を開発。コーヒーの味や香り、食べ合わせに関する研究報告やセミナーなど多方面で活躍。
UCCの「フードマッチングシステム」ほか、おいしい!を極める技術について興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。
▼コーヒーマリアージュについての記事はこちら
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