では、いってみましょう!『アイスコーヒー愛が止まらない!』
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「おいしいアイスコーヒー」って?
そもそも、「おいしいアイスコーヒー」って、なんでしょう。
嗜好品なのでその定義は人それぞれで良いと思いますが、あえて言うなら、「コクがあって、香りがあって、そして見た目もクリアなこと」でしょうか。お店で出てくるおいしいアイスコーヒーを思い返してみると、これらがちゃんと備わっていますよね。
自己流で作ったアイスコーヒーでありがちなのは、作ってはみたけれど水っぽくて薄味、香りも少なくてがっかり、というパターン。思い当たる方もいるのでは?
少し難しそうなハンドドリップで作るアイスコーヒーも、いくつかのコツを押さえれば、家でもおいしく作れます。そして、ドリップが得意でない人なら「水出し」というテクニック不要の淹れ方に頼るのもアリ。もちろん、インスタントコーヒーでも作れますし、インスタントコーヒーならではメリットもあります。
今回の記事で、いつでもおいしいアイスコーヒーを楽しめる幸せを手に入れましょう。暮らしのシーンや気分に合わせてチョイスできる「おいしいアイスコーヒー探求」へ、いざ出発!
家でアイスコーヒーを作る時、使うコーヒーは大きく分けて3タイプ
家でアイスコーヒーを作る方法は、色々ありますが、コーヒーの種類で言えば、大きく以下の3つのタイプがあります。
■レギュラーコーヒー コクのある味わいと香り。自分好みの味を追求したい方や、淹れたての香りを楽しみたい方はこちら。他のタイプと比べて少し手間はかかるけれど、これぞアイスコーヒー!というコクのある味わいと香りは、レギュラーコーヒーならではです。 ■インスタントコーヒー 冷たい液体でもサッと溶けるタイプのインスタントコーヒーを使うと、とにかく手軽で簡単。濃さを調節しやすく、好みの味に作れるのも魅力。 ミルクとの相性も良く、しっかりとしたコーヒー感も堪能できるので、アイスカフェオレ好きの方には特におすすめ。 ■リキッドコーヒー こちらは説明不要ですね。注ぐだけでOK!のタイプです。冷蔵庫に常備しておけば、忙しい時でも飲みたいときにすぐ飲めるので頼りになります。 「え、注ぐだけ?」と侮ることなかれ、おいしさの進化は知っておく価値アリですよ。
では、それぞれの作り方・楽しみ方を詳しくご紹介していきます!
「レギュラーコーヒー」で淹れるアイスコーヒー
コーヒーのタイプとしては大きく3タイプ、と紹介しましたが、「レギュラーコーヒー」で作るアイスコーヒーを淹れる場合、「急冷式」と「水出し」の2つの淹れ方があります。
①「急冷式」
抽出してすぐに氷で冷やして作るアイスコーヒー
濃いめに抽出したコーヒーを、氷を入れたグラスに一気に注ぐことで急冷して作る方法です。氷はかなりの量を使うのでたっぷりと用意しておきましょう。
抽出する器具は、ペーパードリッパーでも、コーヒープレスでも、クレバーでも、いつも使っているものでOK。淹れ方もホットコーヒーを淹れる要領と同じですが、一番のポイントは、氷で薄まることを計算に入れ、ホットコーヒーより濃いめにコーヒーを淹れること!
ホットで1杯分のコーヒーを淹れる時は、10~12gのコーヒー粉に対し、160~180ml程度のお湯を注ぎますが、アイスコーヒーの場合は、12~15g程度と少し粉を多めにしたうえで、注ぐお湯は120ml程度と少なめにします。
どんなコーヒーでもアイスコーヒーにすることはできますが、アイスコーヒー専用の深みのあるタイプなら、よりコクのあるアイスコーヒーが作れます。
抽出するときはホットコーヒーと同様に、少し蒸らしてから適量を注ぎます。
コーヒーが抽出しおわる前に、氷を入れたグラスを用意しておきます。
濃いめのコーヒーができたら、一気に注ぎましょう。氷をカランコロンと溶かしながら、冷たいアイスコーヒーでグラスが満ちていく様も涼しげで良いですね。
急冷後は氷が小さくなるので、見栄え良く仕上げたい方は、急冷後に新しい氷を追加してください。
抽出したてのコーヒーのフレッシュな味わいは、アイスコーヒーの魅力を再発見できるおいしさです。
【知っておくと便利】
アイスコーヒーでおもてなししたい!
レギュラーコーヒーで一度に何杯分も淹れたいときには?
今日はお客さまが来るので何杯分も一度に作りたい。前もって作り置きしておきたい。そんな時には、以下のような点に注意してみましょう。
ペーパードリップで淹れる場合、1杯分のコーヒーの量を単純に淹れたい杯数分にしてしまうと、濃くなりすぎてえぐみが出てしまうことも。これはお湯の量が多くなることで注いでいる時間も長くなり、コーヒーの粉とお湯の接触時間も増えてしまうためです。(ホットコーヒーでも同様)
お湯の量は単純な掛け算で杯数分にして良いのですが、コーヒーの粉の量は下記を目安にお好みで調節してみてください。
アイスコーヒーをレギュラーコーヒーで淹れる時の分量の目安 2杯分なら 24〜30g 程度 3杯分なら 30〜37g 程度 4杯分なら 42〜52g 程度
ちなみに、すぐ飲めるように「濃いめのコーヒーを作りおきしておきたい」と思う人もいるかもしれませんが、熱いコーヒーはじわじわと時間をかけて冷ますとコーヒーが濁ってしまいます。また、温度が高いまま時間が立てば酸化も進んで味にも悪影響が出てしまいます。
お湯でドリップしたコーヒー液を多めに作って保存しておきたい場合は、氷水を入れた大きめのボウルにサーバーごと入れてコーヒー液を一気に冷やしてから、しっかりと蓋のできるデキャンタなどに入れて保存するようにしてみましょう。とはいえ、できる限り早く、翌日くらいには飲み切ることをおすすめします。
おすすめアイテム
レギュラーコーヒーで淹れるときは、アイスコーヒーらしいコクのあるタイプを選びましょう。私たちの味覚は冷たいものを飲むと感度が低下して味を感じづらくなります。アイスコーヒー用に計算された焙煎度、ブレンドのコーヒーなら、香りや苦みが際立ち、一層おいしく感じられます。
もちろん、浅炒りや中炒りのタイプでもアイスコーヒーは作れます。酸味が際立つスッキリしたアイスコーヒーを楽しみたい方は試してみてください。
■UCCゴールドスペシャル アイスコーヒー
広がる香りと豊かなコク。ハンドドリップで淹れるときはもちろん、お茶のパックなどに入れて水出し抽出でアイスコーヒーを作るときにも。
②「水出し」
手間はかけずに時間をかけるのがポイント!
スッキリ味のアイスコーヒー
「急冷式」より少し時間がかかるけれど、クリアな味わいで、ファン急増中なのが「水出し」で作るアイスコーヒー。最近では「コールドブリュー」とも呼ばれている方法です。
熱を加えず、コーヒーを水に数時間浸しておくことで、コーヒーの成分をゆっくり抽出するので、コーヒーの苦味やえぐみが出にくいだけでなく、まろやかな仕上がりになります。
では、さっそく作ってみましょう!
今回は、袋から出してポンと浸せば完了の、水出し専用のコーヒーバッグタイプのアイスコーヒーを使いました。大きめの蓋つきデキャンタなど、冷蔵庫にそのまま入れられる容器を用意すると便利です。こちらは1袋に対し、500mlのお水を注ぎます。
こちらはコーヒーバッグを浸した直後。じわじわとコーヒー成分が出てきているのがわかりますか?コーヒーには油分があるので、最初は水面の上の方に浮いた状態になっていますが、時間とともに水となじんでいくので、無理に押し込まなくてもOKです。
冷蔵庫で4時間以上(4時間~8時間程度)は浸しておきましょう。抽出が完了したら、氷を入れたグラスに注いで、出来上がりです。
また、こういった専用のバッグタイプのコーヒーが無くても、麦茶を作るときなどに使う不織布のバッグ等にアイスコーヒー用の粉を詰め、デキャンタの中に入れても作れます。その場合「コーヒー:水」の割合は、おおよそ「1:10〜12」を目安に、お好みで調整してみてください。
最初に「時間がかかる」と言いましたが、寝る前に作って冷蔵庫に入れておけば、朝にはキリっと澄んだ味わいのアイスコーヒーが楽しめるので、その手軽さも含め、おすすめしたい淹れ方です。
【よりおいしく飲むためのポイント!】
麦茶用のバッグにコーヒーの粉を詰めて作るときは、バッグの素材にもよりますが、コーヒーの微粉が気になる場合は、飲む前にペーパーフィルターで濾すと、よりクリアなコーヒーになります。
そして繊細な味わいを活かすために「水」も選びたいところ。日本の水はコーヒーに適した「軟水」なので、水道水を使う場合は、浄水器を通した水を使うようにしましょう。
おすすめアイテム
水出しアイスコーヒー用のバッグタイプのアイテムなら、分量に合わせてバッグと水を注ぎ一晩浸けるだけ。豊かな香りが溶けこむ本格水出しアイスコーヒーが作れます。
UCC ゴールドスペシャル コーヒーバッグ水出しアイスコーヒー
芳醇な香りとやわらかなコクが特長の本格アイスコーヒー。ミルクとの相性も良いブレンドなので、アイスカフェオレにも。
&Healthy コーヒーバッグ 水出しアイスコーヒー4袋
華やかな香りとすっきりとした味わい。カフェインレスなので、カフェインの摂り過ぎが気になる方や、カフェインを控えたい方にもおすすめです。
それぞれのブランドサイトはこちら
→ UCCゴールドスペシャル
→ &Healthy(アンド ヘルシー)
「インスタントコーヒー」で手軽に作る自分好みのアイスコーヒー
手軽さが魅力のインスタントコーヒー。思い立ったときにサッと作れて重宝するコーヒーですね。今回は、冷たい水やミルクでサッと溶けるタイプのインスタントコーヒーを使ってみました。
お好みの分量で混ぜるだけで、アイスコーヒーも!アイスカフェオレも!
グラスを用意したら、1杯分(約2g)のコーヒーを入れ、180mlのを入れてかき混ぜるだけ。氷を入れたらアイスコーヒーの完成です。簡単ですね・・・
もちろん、水だけでなくミルクでもサッと溶けます。水っぽくならないので、コーヒーの深い香りや苦味とミルクのハーモニーを存分に感じられる一杯に。
そしてアイスコーヒーでもアイスカフェオレでも「コーヒー感もしっかり味わいたい」とか、「ミルク感たっぷりが好き」とか、個人個人お好みがありますよね。インスタントコーヒーでアイスコーヒー、アイスカフェオレを作るメリットのひとつとして、声を大にして伝えたいのが「コーヒーの濃さを調節しやすい」ということ!
今回使用したアイスコーヒー用の「ザ・ブレンド」のブランドサイトでも紹介しているレシピを参考に、ぜひ、自分好みのバランスを探ってみてください。
アイスカフェオレの場合(1杯分の量:ミルクは180mlとして)
ミルクたっぷり派: 1g
定番バランス派:2g
コーヒー「マシ」派:3g
コーヒー「マシマシ」派:4g
おすすめアイテム
UCC ザ・ブレンド インスタントコーヒー 袋 135g
厳選されたブラジル産コーヒー豆を100%使用した、本格的なおいしさのインスタントコーヒーです。忙しくても味は妥協したくない方へ。
→ ブランドサイトはこちら
「リキッドコーヒー」でいつでもすぐに本格的なアイスコーヒー
「インスタントさえ、作っている時間はない」「でも味は譲れない」という方には、こちらの、注ぐだけの紙パックタイプを、どうぞ。
「え、それだけ?」と思った方!いまや紙パックタイプなどのリキッドのアイスコーヒーは、レギュラーコーヒーをドリップして作った味わいと遜色のないレベルになっているんです。
UCCのリキッド製品は、レギュラーコーヒーで淹れたときのようなおいしいアイスコーヒーのコツを、プロならではの技術で実現した自信作。
乾きを覚えたその時に、すぐゴクゴクと味わえるアイスコーヒーの醍醐味を、ぜひ感じてください。もちろん、お好みでミルクを加えても。混ぜるだけでおいしいアイスカフェオレが楽しめます。
おすすめアイテム
UCC ゴールドスペシャル アイスコーヒー無糖 1,000ml
UCC ゴールドスペシャル アイスコーヒー甘さひかえめ 1,000ml
広がる香りと豊かなコク。ブラックだけでなくミルクともよく合う味わい。
上島珈琲店 アイスコーヒー 無糖 1,000ml
上島珈琲店 アイスコーヒー 微糖 1,000ml
コーヒー豆の美味しさを余すことなくネルドリップ抽出。なめらかな口当たりと心地よい余韻が楽しめます。
職人の珈琲 無糖 PET900ml
職人の珈琲 低糖 PET900ml
すっきりとした後味でゴクゴク飲みたい方におすすめ。
それぞれのブランドサイトはこちら
→ 上島珈琲店
→ UCCゴールドスペシャル
→ 職人の珈琲
日本発祥のアイスコーヒーを、もっと楽しもう!
今回は、最初に押さえておきたいアイスコーヒーの基本として、3タイプの作り方・楽しみ方をご紹介しました。
ちなみに、日本にいるとごく身近なアイスコーヒーですが、もともと世界中で冷たいコーヒーが飲まれているわけではありませんでした。近年は冷たいコーヒーメニューを出す国も増えていますが、実はアイスコーヒーは日本が発祥だと言われています。冷蔵庫のない明治時代、コーヒーをガラス瓶に詰めて井戸水に浸して冷やしたのが、アイスコーヒーの始まりと言われているそう。
気温が高くなるほどに、キリリと冷えた喉ごしと香ばしい味わいが恋しくなってきますね。日本の暑い季節を涼しく過ごすため、先人の知恵から生まれたアイスコーヒー。その魅力や楽しみ方は千差万別!無限大!
今年は、アイスコーヒーライフを思いっきりに楽しんでいただけるよよう、MAGAZINEでは夏に向けてアイスコーヒーをテーマにした連載をお届けしていきます。
すでに「アイスコーヒー愛が止まらない!」というあなたも、アイスコーヒー初心者のあなたも、ぜひ、今後の展開にご期待ください!
今すぐおいしいコーヒーを淹れたい!と思ったら…
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