ウィンナーコーヒーとは?由来・作り方のコツ&おすすめアレンジレシピ | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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ウィンナーコーヒーとは?由来・作り方のコツ&おすすめアレンジレシピ

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ウィンナーコーヒーは、クラシックなコーヒーメニューのひとつ。濃厚なコーヒーとクリーミーなホイップが織りなす贅沢な味わいが魅力です。ちょっと寒い日や、甘いものが欲しい時にぴったりの一杯。

今回は、ウィンナーコーヒーの発祥や名前の由来を深掘りしながら、おいしく作るコツやアレンジレシピをご紹介します。おうちで簡単にカフェ気分を楽しみましょう!

ウィンナーコーヒーとは? 歴史や名前の由来を深掘り

ウィンナーコーヒーの発祥と歴史

なぜクリームを浮かべるの? 意外な誕生秘話

ウィンナーコーヒーの作り方【基本レシピ】

ウィンナーコーヒー発祥の由来を聞いて、さっそく飲みたくなってきた方もいるのでは?
ウィンナーコーヒーの楽しみは、なんと言ってもクリームとコーヒーの絶妙なハーモニー。自宅で本格的な味わいを再現するには、コーヒーの選び方・抽出方法・クリームの準備がポイントです。

ウィンナーコーヒーに最適なコーヒー

ウィンナーコーヒーを作る時は、クリームの濃厚なコクに負けないコーヒーを使うこと。
おうちで濃いめのコーヒーを淹れるコツとして、ドリップコーヒーとインスタントコーヒーの2つの方法をご紹介します。それぞれのおすすめコーヒーと、適した分量の目安をチェックしてみましょう!

1.ドリップコーヒーで淹れる
おすすめのコーヒーは「UCC 職人の珈琲 ビターな味わいのクラシックブレンド」

UCC 職人の珈琲 ビターな味わいのクラシックブレンドをドリップコーヒーで淹れている様子

実のまま天日で乾燥した豆を50%以上使用し、目的別に焙煎してからブレンドすることで「香り」と「コク」を最大限に引き出した「UCC職人の珈琲」シリーズ。今回は、深みのある余韻が特長でミルクとの相性もよい、「UCC職人の珈琲 ビターな味わいのクラシックブレンド」の粉タイプを使いました。

ウィンナーコーヒーに合う「濃いめ」のコーヒーにするため、レシピはコーヒー粉24gに対し、お湯310mlで抽出。そのまま飲むには「少し濃いかな」と感じるくらいのしっかりとしたこのコクにより、クリームの甘さや濃厚さのコントラストが際立って感じられました。

2.インスタントコーヒーで淹れる
おすすめのコーヒーは「UCC ザ・ブレンド 117」

UCC ザ・ブレンド 117を淹れている様子

開発当時の500種類の中から選び抜かれたブレンドナンバーがそのままネーミングになっているインスタントコーヒー「UCC ザ・ブレンド」。今回は、お湯を注ぐだけで深いコクと豊かな香りを楽しめる「ザ・ブレンド117」を使いました。

ウィンナーコーヒーにするため、コーヒーは普通より少し多めの3gを使い、150mlのお湯を注いで良く溶かします。インスタントコーヒーは、濃さの調節がしやすいのも魅力。この「ザ・ブレンド117」ならばクリームをトッピングしても、クリームの脂肪分に負けない深味のあるウィンナーコーヒーが味わえます。

トッピングするクリームの選び方&泡立て方のコツ

ウィンナーコーヒーの主役ともいえる「クリーム」。乳脂肪分・泡立て方・甘さにこだわると、より本格的な味わいになります。

今回はマガジンスタッフが、それぞれの特徴を比較しながら、あなた好みのウィンナーコーヒーにぴったりのクリームを選ぶコツをご紹介します。

クリームの種類はどれが好み?生クリーム or ホイップクリーム

ウィンナーコーヒーのおいしさを左右する重要なポイントのひとつが、クリームの選び方。店頭には「生クリーム」や「ホイップクリーム」などさまざまな種類がありますが、それぞれ味わいやコク、口当たりに違いがありました。

左から、生クリーム/乳脂肪分高め(45%以上)、生クリーム/乳脂肪分低め(乳脂肪分が35%前後)、ホイップクリームの画像
生クリーム(乳脂肪分高め)(45%以上)特徴:濃厚でコクがあり、贅沢な味わい
生クリーム(乳脂肪分低め)(35%前後)特徴:軽やかでスッキリとした口当たり
ホイップクリーム(植物性)特徴:植物性ならではのあっさりとした味わい

濃厚な味わいが好きか、軽やかな口当たりが好みかは人それぞれですが、今回コーヒーにトッピングして試した中でマガジンスタッフが最もおいしく感じたのは「生クリーム/乳脂肪分高め」でした。

ホットコーヒーの温かさでクリームがゆっくりと溶けてくるので、生乳由来のコクと高脂肪ならではのまろやかさが引き立ち、コーヒーとの一体感がより楽しめました。

クリームの泡立て方で味わいにも違いが!

カフェでウィンナーコーヒーを注文すると、お店ごとにクリームの硬さが異なることに気づくかもしれません。そこで、「硬め」と「ゆるめ」、それぞれの泡立て具合によって味わいがどう変わるのかを検証してみました!

クリームをゆるめに泡立てた場合(左)と、クリームを硬めに泡立てた場合(右)
▶︎ゆるめのクリーム
コーヒーとの境目がほんのり混ざり合い、まろやかな味わいに

▶︎硬めのクリーム
コーヒーに溶けにくく、その分リッチな口当たりが楽しめる

ウィンナーコーヒーは、スプーンでクリームを混ぜながら飲む人もいれば、クリームを食べてコーヒーを飲むように交互に味わう人もいるなど、楽しみ方がさまざま。

「硬め」と「ゆるめ」、それぞれに異なる魅力があるので、自分の好みやその日の気分に合わせて選んでみてください。さらに、クリームの硬さを変えながら飲み比べてみると、ウィンナーコーヒーの奥深さをより一層楽しめますよ! 

クリームの甘さがウィンナーコーヒーの味わいをどう変える?

ウィンナーコーヒーにおいて、クリームの甘さは味のバランスを左右する重要なポイントです。
一般的なレシピでは、クリーム30mlに対してグラニュー糖5gが標準的な分量とされています。

クリーム30mlに対してグラニュー糖5gをいれている様子
▶︎砂糖を多めにすると
デザート感が増し、スイーツのような味わいに

▶︎砂糖を控えめにすると
コーヒーの苦味が際立ち、ビターな味わいに

じつは、甘みを一切加えないクリームでも試してみましたが、ウィンナーコーヒーとしては少し物足りない印象でした。やはり、ほろ苦いコーヒーと甘いクリームのコントラストがウィンナーコーヒーの醍醐味。お好みに合わせて甘さを調整し、自分にぴったりのバランスを見つけてみてください!

クリームのトッピングをマスターしよう!

喫茶店やカフェでいただくと、クリームのトッピングの仕方にもお店によってバリエーションがあります。それぞれに違った味わいが楽しめる、クリームのトッピングスタイルと美味しく見えるコツをご紹介します。

ゆるめのクリームをのせるなら

ゆるめに泡立てたクリームを、スプーンでゆっくりと流し込んでいきます。クリームの乳脂肪分で、自然とコーヒーの表面に浮かんできて、コーヒーの蓋のように。

ゆるめに泡立てたクリームをのせたウィンナーコーヒー

口に含むとクリームの甘さとコーヒーのほろ苦さが、一緒に滑らかに口に広がり、そのマリアージュを楽しむことができます。

硬めのクリームをのせるなら

1つ目は、絞り器を使ってコーヒーの表面に少しずつ重ねていく方法。1段目をカップの口に沿って輪を描くように絞ります。一旦止めてから2段目に、というように繰り返して輪をだんだん小さくしていくと、きれいな山型ができあがり! たっぷりのクリームからコーヒーへと、味の変化を楽しむことができる見た目にもゴージャスなトッピング方法です。

硬めに泡立てたクリームを絞り器を使ってコーヒーの表面に少しずつ重ねていっている様子

もうひとつの方法は、スプーンでクリームを丸く整え、ゆっくりコーヒーの上に乗せていくもの。こんもりとコーヒーに浮かんだ島のように乗せると、どことなく大人っぽい雰囲気のウィンナーコーヒーに。コーヒーに溶け出したクリームを楽しみながら飲むのに、おすすめです。

硬めに泡立てたクリームをのせたウィンナーコーヒー

これもウィンナーコーヒー!?簡単・楽しいアレンジレシピ

それだけでもスイーツのような満足感が味わえるウィンナーコーヒーですが、手軽にできるひと工夫で、カフェタイムがさらに美味しく華やかになるアレンジを。「これもウインナーコーヒーって言うの?!」と驚く方もいるかもしれませんが、そこは固いことは言わず、コーヒー+クリームを使ったアイディアレシピとして楽しんでみてください。

フレーバーパウダーをトッピング

いちばん簡単にカフェのような味わいが楽しめるのが、お好きなフレーバーのパウダーをトッピングする方法。クリームの上に振りかけるだけで、風味が変わります。
おすすめの3つのフレーバーをご紹介。

フレーバーのパウダーをトッピングしたウィンナーコーヒー(左からきなこ、ココアパウダー、シナモンパウダー)

きなこ

ほっこりとした和スイーツ風の美味しさ。同じ豆どうしだからか、大豆の香ばしさがコーヒーの味わいを引き立てる、その相性の良さが再発見できます。きなこにも少し砂糖を加えると、デザート感が増します。

ココアパウダー

カフェモカ風のまろやかなコクは王道の美味しさです。クリームのココアパウダーのかかった部分とかかっていない部分の、味のグラデーションも楽しんで。

シナモンパウダー

もともと色んなスイーツと相性の良いシナモン。定番だけどスパイシーな風味が、ウィンナーコーヒーを甘いだけじゃない味わいに変えてくれます。本格的なカフェの、おしゃれな味わいを楽しみたい時におすすめです。

リキュールを加えてちょっと大人な味わいに

クリームを泡立て、香り高いリキュールを少量加えるだけで、特別な一杯に。
使うリキュールはお好きなもので良いですが、特に好相性の3種を選んでみました。リキュールを加えるとクリームがゆるくなるので、硬めに泡立てましょう。

リキュールを加えたウィンナーコーヒー(左から、ラム、コアントロー、カルーアミルク)

ラム

ラムの芳醇な甘みとスパイシーな香りが、クリームやコーヒーと良く合います。冬の夜、ほっこりしたい気分にぴったりのウィンナーコーヒーです。

コアントロー

オレンジのリキュールならではの、華やかな香りが加わります。柑橘の爽やかさも感じられて、食後のデザート代わりの一杯としてもおすすめです。

カルーアミルク

コーヒーのリキュールだけに、コーヒーのコクと香りによく馴染み、さらにコーヒーの熱がその香りを際立たせます。ほんのり甘いクリームとコーヒーが溶け合う、まろやかな口あたりを楽しんで。

フレーバーホイップで新しい味わいを発見

クリーム自体にお好みのフレーバーのパウダーを加えて泡立てたフレーバーホイップをトッピングすれば、個性的で華やかなウィンナーコーヒーが自宅でも作れます。
ここでは、色合いも楽しい3種類を、作り方とともにご紹介します。

フレーバーホイップをのせたウィンナーコーヒー(左から、さくら、抹茶、チョコ)

さくら

桜のほのかな塩味がクリームの甘さを引き立て、一味違ったウィンナーコーヒーに。桜色のクリームにお好みのトッピングを加えれば、春のおもてなしにぴったりです。

【作り方】桜のペーストや桜のリキュールを、何回かに分けてクリームに加え、砂糖(粉糖がおすすめ)も加えて、泡立てます。

抹茶

抹茶のほろ苦さがコーヒーの苦味とマッチして、大人の深い味わいに。抹茶色のホイップはまるでお茶を立てたようで、和テイストな気分がいっそう盛り上がります。

【作り方】抹茶パウダーを少量のクリームと砂糖を混ぜて、ダマにならないよう湯煎にかけてホイップします。抹茶が完全に馴染んだら、残りのクリームを入れて氷水に当てながら泡立てます。

チョコ

チョコレートホイップの甘みにコーヒーの苦味が合わさって、“大人のチョコレートサンデー”という感じの濃厚でリッチな味わいのウィンナーコーヒーに。クリームが溶けてくるとカフェモカのようになる味の変化も楽しめます。

【作り方】チョコレートを湯煎で溶かし、そこに少しずつクリームを加えながら混ぜます。チョコレートが完全に馴染んだら、残りのクリームを入れて氷水に当てながら泡立てます。

それは、私たちを飽きさせない魅惑のコーヒー

ウィンナーコーヒーは、まるでエンターテイナーのようです。ヨーロッパの古都にエピソードを持ち、コーヒーとクリームのマリアージュで人それぞれの味わい方を提供しつつ、華やかなアレンジの可能性で次々と私たちを楽しませてくれる魅力的なコーヒー。きっと、これからもずっとコーヒーファンに愛されていくことでしょう。

ぜひ、この記事をきっかけにご自宅のコーヒーメニューに加えて、ウィンナーコーヒーが届けてくれる豊かで多彩な時間を心ゆくまで楽しんでみてくださいね!


監修:UCC COFFEE MAGAZINE編集部


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