鹿児島県「喜界の胡麻菓子」×「UCC BLACK 無糖 RICH」コーヒーの、おいしい恋活 vol.33 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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鹿児島県「喜界の胡麻菓子」×「UCC BLACK 無糖 RICH」
コーヒーの、おいしい恋活 vol.33

日本各地の銘菓や特産品の魅力をご紹介しながら、相性ぴったりのコーヒーをご提案する「コーヒーの、おいしい恋活」。vol.33となる今回は鹿児島県へ。美しい島から届いた、奥深く力強い自然の恵みです。

白ごまと黒糖の共演。食感も楽しめる『喜界の胡麻菓子』(南村製糖)

今回ご紹介するのは鹿児島県、喜界島にある「南村(なむら)製糖」の『喜界の胡麻菓子』です。
見た目は素朴ですが、パリンと割って食べてみると、一瞬目を丸くしたくらい、ごまの旨みと香りが溢れてきます。黒糖のほろ苦さを秘めた深い甘さも心地よく、きしきしとした歯応えも楽しくて、何度も噛み締めたくなる一品です。

『喜界の胡麻菓子』を手に取っているイメージ

「南村製糖」の創業は2001年(平成13年)。この島で1955年(昭和30年)ごろまでさとうきびや花などの園芸作物を作っていた南村さんご夫妻が、昔ながらの純黒糖の味を復活させようと始めました。そのころ喜界島の純黒糖は、生産性と価格に秀でた加工糖に押されつつあったのです。

島から離れていた息子の和弥さんも戻って二代目として跡を継ぎ、今は家族一丸となって「安全安心なものを、旬を感じながらおいしく食べていただきたい」という想いのもと、さとうきびやごま、果物を育てるところから、製糖や加工、販売まで行っています。

ごまの鞘の画像

『喜界島の胡麻菓子』の誕生は2009年(平成21年)ごろ。もともと「胡麻菓子」は喜界島の郷土菓子なので「南村製糖」でも輸入ごまで作っていたそうですが、せっかく自社の良質なごまと黒糖があるのだからとそれらを原料とした製造に切り替え、装いも新たに販売を開始したのだそうです。

和弥さんにとってはこの仕事に携わるようになって間もない時期だったこともあり、初心を思い出させてくれる商品なのだとか。手作りのため大量製造はできないとのことですが、鹿児島のお土産としてもぴったりで、物産展などではまとめ買いされるお客さまが続々。完売することも多いそうです。

喜界島は、日本一の白ごまの産地

『喜界の胡麻菓子』の主役、白ごまと黒糖。両者とも喜界島の名産であり、かつ南村製糖の看板とも言える素材です。

皿に乗った『喜界の胡麻菓子』

喜界島の白ごまは、その香りの高さが魅力です。現在、国内で流通しているごま類はほとんどが輸入物ですが、希少な国産白ごまの6割以上は喜界島産。つまり喜界島は日本一の白ごまの産地なのですね。
『喜界の胡麻菓子』に使われている白ごまは、南村製糖のものだけではなく他の農家からも仕入れているとのことですが、もちろん喜界島産。粒が小さい分、実に対して皮部分が多くなっているのが、香りの高さの由来だそうです。

また南村製糖の純黒糖は、黒糖用に最適な条件のもとで特別に栽培されたさとうきびの一番良いジュースを100%使って作られます。雑味が少なく香りが高く、甘さのキレが良いのが特徴だそうです。

南村製糖の純黒糖

ふたつの個性をひとつにする見極めの妙

黒糖と白ごま。強い風味を持つ素材だけに、両者が魅力を最大限に発揮しつつ上質のハーモニーを奏でるためには、合わせる技も大切になります。黒糖と水あめを少量煮溶かし、煎った白ごまを投入。
よくかき混ぜ、熱いうちに延ばしてカットして作りますが、とくに黒糖の煮詰め具合には気を使うそう。

煮詰めすぎるとごまとからまず、でもゆるいと冷めた時に堅くなってしまうのだとか。またごまをからめた時に苦みが出ないよう加減を調整することも必要とのこと。
この見極めの妙こそが、両者の魅力を融合させ、深い味わいを引き出しているのですね。

受け継ぎ、支え合い、ともに育む

「南村製糖」のロゴには、手作業や手作りの象徴としてさとうきびの脱葉専用鎌があしらわれています。方言で「はさぎ鎌」と言うのだとか。2本がクロスするように社名を囲んでいるのは、夫婦2人、親子2代を表しているそうです。

『喜界の胡麻菓子』パッケージ画像

創業されたご両親からさまざまな仕事を受け継いでいる和弥さんご夫妻。パッケージ作りも共同作業で、文言は和弥さん、デザインは妻の忍(しのぶ)さんが担当し、相談しながら決めたのだとか。「香る黒糖」「島ごま きしきし」という文字がやわらかく揺らいで、さとうきび畑に吹き渡る風を感じます。

【コーヒーマリアージュ】
喜界の胡麻菓子』には、力強い味わいと濃厚なコクを持つアイスコーヒーを

ここからは、UCCのR&Dセンターで味わいに関するデータ分析の担当者が解説します!

データ分析担当者 半澤拓 イラスト画像

それではコーヒーマリアージュ、してみましょう!
『喜界の胡麻菓子』をひと口食べると、やさしい甘味とほろ苦さのある黒糖が溶け出し、たっぷりと使われた煎りごまの香りが広がって鼻を抜けていきます。このようなお菓子に合わせるなら、深炒り豆をしっかりと抽出した力強い味わいと濃厚なコクを持つコーヒーがおすすめです。

焙煎された素材どうしが醸し出す香ばしさは格別。また黒糖とコーヒーの相性も抜群です。コクやほろ苦さがやさしい甘みでまとめられ、贅沢なひとときを演出してくれます。

『UCC BLACK無糖 RICH』と『喜界の胡麻菓子』

ホットも良いですが、まだ暑さの残る季節はアイスコーヒーと合わせて楽しみましょう。『喜界の胡麻菓子』は思い立ったらすぐにつまめるところも魅力なので、深いコクと香りが楽しめる缶コーヒーがあれば、手軽に豊かなマリアージュを味わうことができますよ。

喜界の胡麻菓子』のベストパートナーは『UCC BLACK無糖 RICH

『喜界の胡麻菓子』にぴったりの、深炒り豆をしっかりと抽出した力強い味わいと濃厚なコクを持つコーヒー缶は『UCC BLACK無糖 RICH』です。

『UCC BLACK無糖 RICH』製品画像

香料は使わずコーヒー豆を豊富に使い、2種類の温度帯で抽出。まさにRICHなコクとクリアな後味の両立を実現したブラック缶コーヒーです。『喜界の胡麻菓子』と合わせることで、充実感のあるマリアージュが楽しめるでしょう。

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隆起珊瑚の美しい島、豊かなコーヒー農園に思いを寄せて

喜界島は、鹿児島市から南に約380km、奄美大島から東に約25km。周囲は50km弱と決して大きくはありませんが、澄んだ海、海浜植物、樹木、希少な蝶や在来の果樹など、美しい自然に満ちた島です。見渡す限りのさとうきび畑に走るまっすぐな一本道も、訪れた人の記憶に鮮やかに残ることでしょう。

喜界島の風景

特筆すべきは、この島が隆起珊瑚によってできているということ。今もまだ隆起し続けているというのですから驚きです。そして『喜界の胡麻菓子』に使われている白ごまや黒糖に最適なさとうきびも、そんな隆起珊瑚がもたらすミネラルの多いアルカリ質の土壌に育まれているのです。

でも珊瑚の未来には少し心配なことも。最近、温暖化による奄美大島の珊瑚白化がニュースになりましたが、喜界島でもその現象が局所的に見られるとのこと。そしてコーヒーもまた気候変動の深刻な影響を受けつつあります。このマリアージュが楽しめるのは、元気で美しい地球あってこそ。
その価値を力強いおいしさとともに噛み締めて、未来のために何かできることを探していきたいですね。

ご紹介した鹿児島県の銘品「喜界の胡麻菓子」は以下でお買い求めいただけます。
オンラインショップ
データ分析担当者 半澤拓 イラスト画像

半澤 拓(はんざわ・たく)
2011年入社。UCCの研究施設イノベーションセンターにて研究開発業務に携わる。
2016年にコーヒーと食べ物の食べ合わせを分析する「フードマッチングシステム」を開発。コーヒーの味や香り、食べ合わせに関する研究報告やセミナーなど多方面で活躍。

UCCの「フードマッチングシステム」ほか、おいしい!を極める技術について興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

▼コーヒーマリアージュについての記事はこちら


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