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ポップで新しい大阪土産。『pon pon coco』(あみだ池大黒)
今回ご紹介するのは大阪府の老舗「あみだ池大黒」の新ブランド「pon pon Ja pon(ポンポンジャポン)」から生まれた『pon pon coco』です。伝統的な「おこし」をアレンジしたお菓子で、パステルカラーのパッケージに、ひと口サイズの「おこし」がたくさん入っています。

全12種類※から、コーヒーマリアージュを担当する半澤と、MAGAZINEスタッフが「UCCミルクコーヒー」と相性がよさそう!と選んだのは「メープルシロップ」「ミルクちょこ」「なごみ黒糖」「胡麻きんぴら」の4種類。すべてに「おこし」ならではの香ばしさがありながら、歯応えはカリッと軽やか。スナック感覚でかわるがわる、まさにポンポン口に入れているうち、いつのまにかなくなってしまいそうです。
※期間限定商品を除く

「あみだ池大黒」の創業は江戸時代半ば、1805年(文化2年)。初代小林林之助氏により、「おこし」の製造と販売から始まりました。もともと、おこしの原料は粟やハトムギです。でもここは「天下の台所」と呼ばれた大阪。中でも西国諸大名の蔵屋敷が並び、水路を通って物資が行き交う土佐堀川・長堀川の河畔には、良質のお米が入ってきます。そこで小林林之助氏は余剰米を買い取り、おこしを作ることにしたのです。屋号の「大黒」もお米にちなみ五穀豊穣を司る「大黒天」からとったとのこと。

やがてお米のおこしは大坂名物として評判に。その後「あみだ池大黒」は、戦火や災害に遭いながらも再興を果たし、数々の賞にも輝いてきました。
そして2011年(平成23年)に立ち上げた新ブランドが「pon pon Ja pon」です。伝統を踏まえながら食べやすく可愛らしく、若い世代の方にも楽しんでいただけるおこしを開発することになり、看板商品として誕生したのが『pon pon coco』なのです。
2019年(平成31年)には大阪府知事より「大阪産(もん)名品」に認定され、2023年(令和5年)には大阪万博に向けて、より魅力的にリニューアル。新たな大阪土産として、いま注目度アップのお菓子です。
日本で最古のお菓子と言われる「おこし」
粟や米を蒸して乾燥させ、水飴や砂糖で固めた「おこし」。その起源には、弥生時代からある「糒(ほしいい)」説、奈良時代に遣唐使が伝えた「粔籹(きょじゅ)」説などがありますが、少なくともルーツは古く日本最古のお菓子とも言われています。
「日本書紀」には神様への捧げ物として糒を蜜で固めたものが記され、平安時代になると貴族の生活が綴られた書物に「おこしごめ」という名で登場。江戸時代には料理本にも載るようになり各地に広まっていきましたが、大阪では街が栄えていく時期と重なったこともあり、「身をおこし、家をおこし、国をおこして、福をおこす」とかけ、縁起の良いお菓子として名物になりました。
思えば「pon pon Ja pon」も、明るくリズミカルな気分、お米がはじけるイメージとともに、フランス語で日本を意味する「Japon」も入っていて遊び心を感じますね。
妥協なしの伝統製法から生まれる新感覚のお菓子
一見新感覚の『pon pon coco』ですが、そこにはおこしを作り続けてきた老舗の妥協なき技が息づいています。お米を蒸して乾燥させたら、パフ状に煎り、水飴と砂糖を加えて加熱。釜で混ぜ合わせ、味の決め手となる材料を加えていく…という段階を踏んで完成していくのですが、技を極めた職人さんが味ごとに混ぜ具合や固さなどを調節し、その日の天気や温度などにも合わせて微調整を繰り返しながら作っているそうです。

大阪万博に向けて、より魅力的にリニューアル
「pon pon Ja pon」は今年の4月から始まる大阪万博を見据え、2023年ブランドリニューアルを行いました。「国内外のお客さまにより受け入れていただけるように」という想いから、『pon pon coco』も、ビビッドな色から多くの人に愛されるパステルカラーへとパッケージを一新。種類ごとに違う色にしただけではなく、どの色を組み合わせてもバランスが良くなるように工夫したのだとか。
また包装紙とフレーバー名が書かれた台紙には吹き出しをデザイン。そこには「人をつなぎ、会話が弾むきっかけになってほしい」という願いが込められているそうです。

【コーヒーマリアージュ】
『pon pon coco』には、こだわりのコーヒーとミルクのバランスで、”ミルク感が強いおいしさ”が特長のUCC ミルクコーヒーを
ここからは、UCCのR&Dセンターで味わいに関するデータ分析の担当者が解説します!

それではコーヒーマリアージュ、してみましょう!
この「コーヒーの、おいしい恋活」では、各都道府県の銘菓やフードに合うコーヒーを選んでいるのですが、今回は少し趣向を変え、まずUCC ミルクコーヒーありきでパートナー探しをしてみました。
こちらのおこしは甘みが上品で香ばしく、食感もカリッとしているので、こだわりのコーヒーとミルクのバランスで、”ミルク感が強いおいしさ”が特長のUCC ミルクコーヒーとも相性が良く、手軽につまめるお菓子という点でも、缶コーヒーの手軽さとマッチすると思いました。
ではUCC ミルクコーヒー と相性をよく感じた順に紹介していきましょう。
● ほんわか メープルシロップ
試したうち、最も好相性だったのがこちら。噛むほどにメープルシロップのやさしい甘みを感じられるので、UCC ミルクコーヒー と一緒に楽しむことで、風味にさわやかさが加わり上質な味わいを演出してくれます。

● つぶつぶ なごみ黒糖
次はこちら。黒糖の香りと後味に感じるほのかな甘さが魅力のおこしは、コーヒーの要素を引き出して調和し合い、ビタースイートで芳醇な味わいを醸し出してくれます。

● さくさく ミルクちょこ
チョコとコーヒーが合わないわけはないのですが、このおこしはチョコレートの甘い香りと香ばしさの融合が特徴的。UCC ミルクコーヒー とお互いの味のバランスが似ているので、それぞれの風味を邪魔せず調和し、ひと粒ひと粒が楽しめる組み合わせでした。

● ぴりから 胡麻きんぴら
しょっぱい系はどうかなと思いましたが、ほのかなゴマの香ばしさと後味にピリっとしたアクセントをほのかに感じるユニークな味わいのおこしもなかなか良いパートナーでした。UCC ミルクコーヒー の甘味が後味の辛みを包み込み、一層の深みを与えてくれます。

『pon pon coco』のベストパートナーは『UCC ミルクコーヒー 缶』
ということで、ミルクの味わいが豊かで、コーヒーの風味がしっかり活きている『UCC ミルクコーヒー 』と『pon pon coco』は、どの味わいも、それぞれにマリアージュを楽しむことができました。

世界初の缶コーヒーとして1969年に誕生したロングセラーブランド。お客さまの嗜好変化や市場のトレンドに合わせて、少しずつ味とパッケージを変えつつも、ミルク感がしっかりと感じられる味わいと、茶・白・赤の3色のパッケージはそのまま。味も3色のデザインも『pon pon coco』と過ごす時間をさらに楽しくしてくれるでしょう。お子さまを含めたどんな方にも『UCCミルクコーヒー』を味わっていただけるように、カフェインレスコーヒーを100%使用した紙パックタイプもあります。

→UCC ミルクコーヒー ブランドサイトはこちら
→UCC公式オンラインストアでのご購入はこちら
心も会話もはずませて。フェスタ気分のマリアージュ
長い歴史と伝統から生まれた新しい大阪の味、『pon pon coco』。ご紹介した4種類以外にもいろいろなフレーバーが揃っています。大阪名物「たこ焼きソース味」もあるんですよ!
伝統、歴史、創意工夫が生み出すポップこそ、今の日本の魅力と言えるかもしれませんね。

実は『UCC ミルクコーヒー 』にとっても大阪は縁の深い場所です。発売当時こそ売上を伸ばすために苦労していましたが、翌年の1970年に開催された大阪万博で、来場された多くの人の目にとまり、その後全国に広がりました。
そして今、累計販売数量は150億本以上。1本ずつ縦に積み重ねると、その長さはなんと月まで2往復半。3色カラーはそのままに、令和のお客さまにも喜んでいただけるよう進化を続けています。
大阪の賑わい、フェスタ気分も乗せたカラフルなマリアージュ。お好みの『pon pon coco』をお取り寄せしたら、お友達を誘ってピクニックやホームパーティーはいかがですか。缶コーヒーを片手に『pon pon coco』をつまみながら、お気に入りの動画を一緒に観る会も楽しそう。心も会話もはずむ、明るい春になるでしょう。
ご紹介した大阪府の銘品「pon pon coco」は以下でお買い求めいただけます。
オンラインショップ

半澤 拓(はんざわ・たく)
2011年入社。UCCの研究施設イノベーションセンターにて研究開発業務に携わる。
2016年にコーヒーと食べ物の食べ合わせを分析する「フードマッチングシステム」を開発。コーヒーの味や香り、食べ合わせに関する研究報告やセミナーなど多方面で活躍。
UCCの「フードマッチングシステム」ほか、おいしい!を極める技術について興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。
▼コーヒーマリアージュについての記事はこちら
今すぐおいしいコーヒーを淹れたい!と思ったら…
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