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幸せを運ぶ天使、『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』(清川屋)
今回ご紹介するのは山形県「清川屋」の『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』。真っ白なクリームにさくらんぼが散りばめられ、とても清楚な可愛らしさ。
食べてみるともっちりしたスポンジに包まれたエアリーなクリームが口いっぱいに溶けていき、その中でほのかに甘酸っぱい果実に出会います。まさに「幸せを運ぶ天使」という表現にぴったりのスイーツです。
清川屋の創業は1668年(寛文8年)。当時は茶屋と旅籠を営んでいました。創業者は「茶屋勘右衛門」と言い、その名は今、清川屋の新しいブランド名にもなっています。幕末に屋号が「清川屋」となり、1927年(昭和2年)に鶴岡駅前に移転しましたが、その前後もふくめ、時代の波が次々とやってきて環境を激変させていきました。たいへんな道のりでしたが、清川屋は、雑貨店、土産物店、菓子店と業態を変えながら、もてなす心とともに暖簾を守り続け、発展してきたのです。
そんな清川屋が「山形にしかないスイーツを作りたい」という思いで生み出したのが、山形の雪景色を思わせるロールケーキ『ほわいとぱりろーる』です。今や清川屋の人気No.1スイーツになり、メディアにもとりあげられて、シリーズ累計50万本を超える販売実績を記録。
2014年に発売された「さくらんぼ」は、季節限定バージョンでしたが、大好評につきレギュラー商品になったのだとか。でもどんなに人気が出ても変わらないのは、すべて手作りの優しさ。それもまた、愛され続ける秘密なのかもしれませんね。
牛乳にさくらんぼ…山形県産の素材の共演
幸せの主役ともいえるクリームから顔を出しているさくらんぼは、もちろん山形県産。スイーツには甘みが強いものだけではなく、少し酸味もあるものを使うことで味のバランスが良くなるため、特定のブランドにこだわらずに最適な品種を選りすぐっているとのこと。強く主張してくるというよりは、かみしめてわかる自然で繊細な味わい。
それはお子様にも安心して食べていただけるよう、洋酒は不使用、香料などの添加物も可能な限り使わずに仕上げているからです。クリームにも100%山形県産の牛乳を使用。その日に使う分だけ仕入れるのでとてもフレッシュ。日々異なる果肉や果汁の状態によって生クリームの泡立て方を調整するなど、きめ細やかな手作業も、おいしさを作り出します。
職人技が光る、真っ白なスポンジ
『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』のもうひとつの魅力は、クリームを包む、真っ白でもっちりとしたスポンジ。良い状態で焼き上がる条件を探しあて、安定して焼けるようになるには多くの時間と労力がかかったそうです。
難しいのはスポンジでクリームを巻いていく作業。卵黄やバターを使っていない密度の高い生地で、弾力がある分割れやすいのです。巻く時の温度も大切な鍵。冷ましすぎると割れやすくなり、温かすぎるとクリームがだれてしまいます。「巻く」という一見シンプルに思える作業にも、熟練の技が隠れているのですね。
お取り寄せでも楽しめる、特殊な冷凍技術
こうして丁寧に作られた『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』は、おいしさを閉じ込める特殊な技術で冷凍されて、私たちのもとに届きます。清川屋がおすすめしている食べ方はふた通り。ひとつは冷蔵庫で7時間ほどじっくり解凍する方法。なめらかで軽やかなクリームの食感、果肉のみずみずしさがより楽しめます。もうひとつは4時間ほど解凍し、半解凍で食べる方法です。アイスケーキのようなさっくりした食感と、ひんやりした口当たりは、暑い日にぴったりです。
(ただしいずれの方法でも、再冷凍や常温解凍をすると品質を損なってしまうため、冷蔵庫で解凍し、解凍後はお早めにお召し上がりください)
【コーヒーマリアージュ】『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』には、芳醇なボディ感を持つコーヒーを
ここからは、UCCのR&Dセンターで味わいに関するデータ分析の担当者が解説します!
それではコーヒーマリアージュ、してみましょう!
『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』と合わせたいコーヒーは、その濃厚さに負けない、芳醇なボディ感を持つコーヒー。ミルクやクリームと相性の良いコーヒーなら、お互いを深め合える組み合わせになります。
また、『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』は見た目も美しく、乗せるお皿にもこだわりたくなりますね。そうして出し方までゆったりと楽しむなら、コーヒーを豆から挽いて淹れるのもよいかもしれません。部屋に広がる香りに包まれ、優雅な雰囲気作りにぴったりです。
このマリアージュの魅力は、『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』の解凍時間によっても変化します。
半解凍で合わせれば、その冷たさとコーヒーの熱さとのコントラストが楽しく、またシャリッと凍っていたクリームが口の中で溶けていく時間が幸せをくれるでしょう。
解凍時間を長くすれば、クリームがふわふわになり、まるで口の中でなめらかなウィンナーコーヒーを作るような感覚が味わえます。スポンジの控えめな甘みやさくらんぼの食感、甘酸っぱさも感じやすくなるので、コーヒーに秘められた様々な特徴も引き出されるでしょう。
『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』のベストパートナーは『ゴールドスペシャル 炒り豆 リッチブレンド』
『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』にぴったりの、芳醇なボディ感を持つコーヒーは『ゴールドスペシャル リッチブレンド 炒り豆』です。
産地や銘柄ごとに最適な火加減で焙煎してからブレンドするゴールドスペシャルのこだわり抜いた特別な味わい。中でもリッチブレンドは豊かな深みを持ち、クリームともよい相性です。
挽いて粉になっているタイプでも十分楽しんでいただけますが、コーヒーミルをお持ちの方は、ぜひこちらの炒り豆タイプで豆から挽いてみてください。見た目も美しい『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』と、立ち上るコーヒーの香りで優雅なカフェ気分にひたれます。
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寄り添って一緒にひと休み、「ふたつのチェリー」のマリアージュ
『ほわいとぱりろーる』の名前の由来を聞いてみると、「ほわいと」は、雪、純粋、無垢、新しさ、包み込むイメージ。そこに、伝統的でありつつも洗練され、人々を魅了する存在でありたいとの願いをこめて「ぱり」を合わせ、さらに幅広い年齢層に親しんでいただけるようにという気持ちを平仮名に託したそうです。平仮名の丸みを帯びた優しい形は、ロールケーキやさくらんぼにぴったりですね。
コーヒーも「コーヒーチェリー」と呼ばれる赤い実から生まれます。まるでさくらんぼのような見た目から、そう呼ばれるようになりました。本物のさくらんぼがなる木はバラ科の「ミザクラ」、コーヒーチェリーがなるのはアカネ科の「コーヒーの木」と種類は異なりますが、どこか似たものどうし、というところでしょうか。
ちなみに「さくらんぼ」の花言葉は、「小さい恋人」「幼い恋」など。おそらく2粒が仲良く寄り添う形から来たのでしょう。そして「コーヒーの木」の花言葉は「一緒に休みましょう」だそうです。
夏へ向かうこの季節、新年度や新生活が軌道に乗ってきた反面、少し疲れが出てくる時期でもありますね。そんなときは、恋人や家族、仲の良いお友達などと、一緒にひと休みしてみてはいかがですか。
山形の大自然と職人さんの手の優しさが詰まった『ほわいとぱりろーる さくらんぼ』と『UCCゴールドスペシャル リッチブレンド 炒り豆』を傍に…。優雅な雰囲気と幸せなおいしさに癒され、真っ白な気持ちで明日を迎えることができますように。
ご紹介した山形県の銘品「ほわいとぱりろーる さくらんぼ」は以下でお買い求めいただけます。 清川屋 オンラインショップ
半澤 拓(はんざわ・たく)
2011年入社。UCCの研究施設イノベーションセンターにて研究開発業務に携わる。
2016年にコーヒーと食べ物の食べ合わせを分析する「フードマッチングシステム」を開発。コーヒーの味や香り、食べ合わせに関する研究報告やセミナーなど多方面で活躍。
UCCの「フードマッチングシステム」ほか、おいしい!を極める技術について興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。
▼コーヒーマリアージュについての記事はこちら
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