Try!Coffee Cooking!‐飲むだけじゃないアイディアレシピ‐ Vol.3「TKG(卵かけごはん)のコーヒーオイルがけ」 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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Try!Coffee Cooking!‐飲むだけじゃないアイディアレシピ‐ Vol.3「TKG(卵かけごはん)のコーヒーオイルがけ」

「Try!Coffee Cooking!
今回はみんな大好きTKG(卵かけごはん)!

さてさて、これまでコーヒーを使ったアイディアレシピとして「カルボナーラ」「カレー」を紹介してきましたが、「作ってみた!」「試したよー!」という方はいらっしゃいますか?

一度チャレンジしてみると、いつも「飲み物」として隣にいたコーヒーが、少し趣の違った存在に思えてきませんか?これから回を重ねるごとにその想いが深まっちゃうかもーーー!(でも、飲むのも忘れないでくださいね♪)

<ちなみに前回の記事はこちら↓>

そして今回は、みんな大好きTKG!
そう、T(たまご)K(かけ)G(ごはん)です。わーいわーい!・・・と、喜んでみたものの「卵かけごはんにコーヒー・・・???」と、脳内に「?」が飛び交っている方も多いことでしょう。

そもそも昨今の卵かけごはんの進化ぶりは目覚ましいものがあります。冷蔵庫にあるものでサッと作れる食事の代表格のような存在だったのに、高級卵やブランド卵をや使った卵かけごはんが登場したり、卵かけごはん専用の醬油や調味料が開発されたり、白身をメレンゲにして映えと味にこだわったレシピが流行ったり。(最初に「TKG」と呼び始めた人にも秘かに拍手を贈りたい・・・)

そんな状況のなか、MAGAZINEで紹介するのはどんな卵かけごはんなのか。
はじめに言ってしまいますが・・・今回も激ウマです。UCCグループで『上島珈琲店』等のメニュー開発を担当している食の専門家・中村さんから最初に聞いたとき、私も「は?」ってなりましたが、信じてよかった!

ではでは、どうぞ期待してスクロールしてください!

まずは「コーヒーオイル」づくりから!

「コーヒーオイル」と聞けば、少しコーヒーに詳しい方なら「あぁ、コーヒー自体に含まれる油分のことね。コーヒーのアロマとも関係してるよね」と、蘊蓄を語ってくれることでしょう。

それは正しい知識なんですが、こちらに限ってはブッブー!これから紹介するのはサラダ油にコーヒー豆を入れて煮出して作る、言わばコーヒー風味の調味料油です。これを、卵かけごはんにかけちゃう!それが今回のレシピです。

コーヒーオイルは、完成までに少し時間がかかるので先に作ってください。
ごはん、卵、お醤油については特にレシピ解説しませんので、お好みのものを用意してくださいね。

コーヒーオイルの材料
(1人分には多めですが保存できます)

  • コーヒー豆(おすすめは焙煎深めのタイプ) 30g
  • サラダ油 200g
  • 玉ねぎ 15g程度
  • くるみ 1かけ

    ※上記以外に、1人分につき、炊いたごはん お茶碗 1杯分、生卵 1個、お醤油 適量をご用意ください。

コーヒーオイルの作り方

  1. 玉ねぎは5mm程度の薄切りにします。
    コーヒーは豆のまま使いますが、くるみは粗く砕いておきます。
  2. 小鍋にすべての材料を入れます。
    それを100℃になるまで熱していくのですが、だいたい中火にかけて2分くらいで、コーヒー豆や玉ねぎの水分が泡立ってぐつぐつとしてくるので(画像参考)、その状態で火を止めてください。
  3. 蓋をしてそのまま30分ほどおいておき、コーヒーの風味が油に移り、扱いやすい温度になったら完成です。

こちらは完成したコーヒーオイルを提供用の器に入れてみたところ。
少しオイルに色がついているのがわかりますか?

完成!
TKG(卵かけごはん)のコーヒーオイルがけ!

今回は、おしゃれな和朝食風に盛り付けてみます。

コーヒーオイルは食べる直前にかけるのが楽しく、お好みで量も調整できるので、別の器に入れて添えて出すのが正解。ふりかけを小鉢で出す、あの感じです。ちょうどMAGAZINEスタッフの私物に、ガラス製の卵型の器があったので採用!木製のスプーンも添えました。

お茶碗にほかほかのごはんを軽くよそいます。
今回は、見映えよく仕上げるために卵黄と白身を分けて、しっかり白身を切るように混ぜてからまずごはんへ。数々ある卵かけごはんの食べ方のひとつ「白身の先がけ」パターンですね。そこへお醤油を回しかけてから、ごはんの頂(いただき)へ卵黄をそっとのせて準備万全。う~ん、これだけでもいい景色!

コーヒーオイル自体に塩味はないので、お醤油はぜひお好みのものを使ってください。

ではでは、コーヒーオイルをかけていきますーー。たらららーーーーーーんっと。こんもりと鎮座した卵黄が、コーヒーオイルによってさらに照り照りというかツヤツヤになって輝きを増していきますね。スタッフたちのシャッターを切る手が止まらない。フォトジェニックすぎ!

スタッフの試食レポ&コツ

実食!…その感想

紹介するにあたり、比較のためにごく普通の卵かけごはんを食べてから、コーヒーオイルがけバージョンを試したわけですが、これがもう別物レベル!「なにこれ、コーヒーオイルの影響すごっ!!!」っとなり、試食した全員がそのおいしさに震えました。

どうおいしいか、をもう少し掘り下げて説明しますね。

ごはんに生卵、そこに少しの醤油って、それだけで十分に美味なのですが、それぞれの素材の絶妙なハーモニーが醸し出すシンプルなおいしさだと思うのです。

コーヒーオイルがけバージョンの卵かけごはんは、そこへコーヒー豆と玉ねぎとくるみで風味が増したオイルをかけるので、独特のコクが卵黄の旨味をぐっと前面に引っ張り出してくれます。卵と油の相性の良さがパワーアップすると言ったらいいのでしょうか。
コーヒーオイルのおかげで、口の中の旨味が長く続き、かつ、コーヒー風味の油の旨味をまとったごはんで食べ応えも増す感じ。満足度の高い一品料理のようです。いやーーすごいな、コーヒーオイル。

コーヒーオイルは保存できます!応用レシピも!

試食後、紹介した分量で作ったコーヒーオイルの残りを、煮沸消毒したガラス容器にいれたのがこちら。パッキン付きの蓋ならば、直射日光を避けた場所に置いて保存できます。

加熱もしているのですぐに悪くなることはありませんが、玉ねぎなども使っているので、1週間程度で使い切ってくださいね。

もちろん、卵かけごはんだけでなく、他のお料理にも使えます。おすすめは、ちょっとバルサミコを入れてオリーブオイル代わりにバゲットにつける、とか、ハーブソルトを足してカルパッチョに使うなどなど。

オイルディスペンサーなどに入れてキッチンや食卓に常備しておき、いろんな料理にちょい足しすると、熟れた(こなれた)味覚に変化すると思います。コーヒーオイルがあるうちにぜひ試してみてくださいね!

教えてくれたのは、レシピ開発のプロフェッショナル!

MAGAZINEでも「上島珈琲店を訪ねて」という連載が始まりましたが、UCCグループが運営する『上島珈琲店』のフードレシピの考案をしているのがこちらの中村さん。
取扱い店舗は限られていますが「上島珈琲店のビーフカレー」というメニューには、独自の濃厚ネルドリップコーヒーが入っていて深みのある味になっています。そのほかにも、コーヒーを使って、味わいや魅力をより引き上げているフードメニューが、実は色々とあるのですが、それらもこの中村さんが仕掛け人。
もし取り扱っている店舗に来店される機会があったら、ぜひオーダーしてみてくださいね。

上島珈琲店ブランドサイトへ(上島珈琲店のビーフカレー)

これからも毎月ひとつ(の予定で)、ご家庭でも応用しやすい“コーヒーを料理に使うアイディア”をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

ユーシーシーフードシステムズ株式会社
営業本部 店舗サポート部 商品開発担当
中村 勉(なかむら つとむ)
ユーシーシーフードシステムズ株式会社が運営する外食店「上島珈琲店」「UCCカフェプラザ」「CAFFERA」「MELLOW BROWN COFFEE」の商品企画・開発を担当。
また、グループ会社の業務店向けのプロジェクトでは、プライベートブランドの開発などにも携わっている。

ユーシーシーフードシステムズ株式会社 公式サイト
 └「上島珈琲店」
 └「UCCカフェプラザ」
 └「CAFFERA(カフェラ)」
 └「MELLOW BROWN COFFEE(メロウブラウンコーヒー)」

■中村さんが携わる商品も購入できる業務用食材のネット通販はこちら!
 FOODS FRIDGES(フーヅフリッジ)


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