Try!Coffee Cooking!‐飲むだけじゃないアイディアレシピ‐ Vol.10「コーヒーオイルを使ったエッグベネディクト」 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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Try!Coffee Cooking!‐飲むだけじゃないアイディアレシピ‐ Vol.10「コーヒーオイルを使ったエッグベネディクト」

コーヒーを調理素材として活用するアイディアを紹介する「Try!Coffee Cooking!」も第10回となりました!ご愛読ありがとうございます!今回は、映えもお味も満点をつけたいエッグベネディクトです。

<前回の記事はこちら↓>

Try!Coffee Cooking!
休日のランチに食べたい!「コーヒーオイル入りエッグベネディクト」

前回は材料も豪華な「ブイヤベース」でしたが、今回はもう少しカジュアルに「エッグベネディクト」です。
「エッグベネディクト」と言えば、海外の某有名店で食べたという方もいるかもしれませんね。もしくはカフェのランチで食べた、とか。MAGAZINEスタッフはお店で食べたのが初体験ながら、自分でも数回作ってみたことがあります。でも、オランデーズソースやポーチドエッグがなんちゃってレベルなので、正直、自作の一皿に満足はできませんでした。

ここはひとつ、UCCグループで『上島珈琲店』等のメニュー開発を担当している食の専門家・中村さんにおいしく作るコツを教えてもらいましょう!中村さーん、今回もよろしくお願いしますー!

「エッグベネディクト」を作ったことはありますか?

「エッグベネディクト」と言えば欠かせないのは、トロンとして少し酸味のある味わいが特徴的なオランデーズソース。MAGAZINEスタッフは、以前作ったときに、素材が分離して舌ざわりの悪いソースになってしまった経験から、ちょっと苦手意識があります。。

それを打ち明けると「ポイントさえ押さえればそれほど難しくないですよ」と中村さん。「えーー、それは専門家だからですよね?」「いや意外と手間かからずにできますよ!」・・・そうですか。じゃ、ぜひ今回はしっかりコツを掴みたいなぁ。「あ、あと、ポーチドエッグがきれいにできたことほぼないんですが・・・」「うん、あれは生卵をいきなりお湯に入れると形が崩れやすいよね。あのね、まず温泉卵にしてから作ればキレイにできるよ!」…え、そんな裏技が?!オランデーズソースとポーチドエッグさえクリアしたら、あとは難しい工程はないハズ・・・うん、なんか作れそうな気がしてきました!

あれ、そういえば今回コーヒーはどこで登場するんですかね?

今回は、コーヒーオイルでちょっぴりヘルシーに!?

今回の材料はこちら。以前も登場したコーヒーオイルをバターの代わりに使います。と言ってもバターを全く入れないわけではなく、半量を置き換えます。それでも少しヘルシーな味わいになりそうですね。ちなみに、コーヒー以外は、いたって普通のエッグベネディクトの材料です。

「コーヒーオイルを使ったエッグベネディクト」の材料(2人前)

  • イングリッシュマフィン 2個
  • 卵 2個
  • ベーコン 1枚
  • スモークサーモン 2枚程度
  • 飾り用のピンクペッパー 適量
  • 付け合わせのラディッシュなど 適量

<オランデーズソース>

  • 卵黄 2個
  • 有塩バター 50g
  • コーヒーオイル 50g
  • レモン果汁 5g
  • 塩 少量(調整して加える)

コーヒーオイルの作り方は、第3回の「TKG(卵かけごはん)のコーヒーオイルがけ」で紹介していますので、詳しい作り方はこちらをご覧ください!↓

「コーヒーオイルを使ったエッグベネディクト」の作り方

ではさっそく作っていきましょう!

  1. まずポーチドエッグから。前述のとおり温泉卵から用意します。
    1リットルの湯を沸かし沸騰したら火を止めて、常温に戻した卵を殻のまま入れ、13分そのままにしておきます。
  2. 鍋で湯を沸かし、[1]で作った温泉卵をお玉などに入れてそっと湯の中へ沈めて数分茹でます。白身がまとまったら冷水に入れて冷やしておきましょう。
  3. コーヒーオイルは以前の記事を参考に手順通り作っておいてください。
  4. オランデーズソースを作ります。
    ボウルに、卵黄、有塩バター、コーヒーオイルを入れ、湯煎しながらゴムべらなどでしっかりと混ぜます。全体が混ざり、へらですくった時に三角形になってトロッと落ちるくらいが固さの目安です。(通常はバターがしっかり乳化するように、加熱して上澄みだけを使用しますが、このレシピは卵黄を多めにしているのでバターはそのまま使用します)
  5. さらにレモン果汁を加えて混ぜ、味をみながら塩を加えて調整します。
  6. ベーコンはフライパンでカリカリになるよう焼いておきます。スモークサーモンも用意します。
  7. マフィンを上下2つにカットしてからトースターで焼きます。焼きあがったらそれぞれにベーコンとスモークサーモン、ポーチドエッグをのせ、オランデーズソースをかけます。残っているコーヒーオイルがあれば、追いコーヒーオイルをしてできあがりです!
湯煎しながら、しっかり混ぜます。
ソースの固さはこれが目安!持ち上げたとき、へらから三角形になってトロッと流れる状態まで混ぜましょう。
上下にカットして…
ベイクします。少し焼き色をつけましょう。
薄めのベーコンをカリカリに。
盛り付けましょう!
温泉卵からポーチドエッグへ変貌した卵。つるんとした見た目がいい感じです。
オランデーズソースをかけて、付け合わせを添えて、完成です!

完成!コーヒーオイル入りエッグベネディクト!

なんて美しい食べ物なんでしょう。オランデーズソースの映えるブルーのお皿が大正解!
一見、やっぱりコーヒーを使っていることがわからない一皿ではありますが、さてお味はいかがでしょうか?

スタッフの試食レポ

実食!…その感想

オランデーズソースは、マヨネーズっぽい見た目ですが、お酢は使わず、基本の材料は油・卵黄・レモン。油と卵黄のコクを柑橘系のさわやかな酸味がまとめてくれるソース、と言えば伝わるでしょうか。かつ、今回の注目ポイントは、油を有塩バターだけにせず、半量をコーヒーオイルに置き換えた効果はいかに!?というところでした。

食べて(おぉ・・・)と思ったのは「軽みのあるコク」。卵黄とバターとくれば、コク系の中でもかなり重めの味わいになる印象なのですが、油分の半量をコーヒーオイルにしていることで、そこまで重くない!むしろ軽みの中に旨みを感じます。有塩バターを使っているので、調整程度に加える塩もごく少量にしたものの、それでもこの旨みが出ているのは間違いなくコーヒーオイルのおかげだと断言できる味わいでした。

ポーチドエッグの仕上がりも上々!ナイフを入れて流れ出す半熟の黄身とオランデーズソースが混ざり合い、ほわーっとベーコンのうえへ。それらをすべて一緒にマフィンで受けとめて、あーーんと頬張るとき・・・これを至福のときと言わずしてなんと言いましょうか。うーん!おいしいっっ!!こんなランチ、毎日でも食べたいよ。いや、もうポーチドエッグもオランデーズソースもコツを掴んだことだし、自分でつくっちゃおう、毎日でも!中村さん、今回もありがとうございました!

教えてくれたのは、レシピ開発のプロフェッショナル!

MAGAZINEでも「上島珈琲店を訪ねて」という連載が始まりましたが、UCCグループが運営する『上島珈琲店』のフードレシピの考案をしているのがこちらの中村さん。
取扱い店舗は限られていますが「上島珈琲店のビーフカレー」というメニューには、独自の濃厚ネルドリップコーヒーが入っていて深みのある味になっています。そのほかにも、コーヒーを使って、味わいや魅力をより引き上げているフードメニューが、実は色々とあるのですが、それらもこの中村さんが仕掛け人。
もし取り扱っている店舗に来店される機会があったら、ぜひオーダーしてみてくださいね。

上島珈琲店ブランドサイトへ(上島珈琲店のビーフカレー)

これからも毎月ひとつ(の予定で)、ご家庭でも応用しやすい“コーヒーを料理に使うアイディア”をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

ユーシーシーフードシステムズ株式会社
営業本部 店舗サポート部 商品開発担当
中村 勉(なかむら つとむ)
ユーシーシーフードシステムズ株式会社が運営する外食店「上島珈琲店」「UCCカフェプラザ」「CAFFERA」「MELLOW BROWN COFFEE」の商品企画・開発を担当。
また、グループ会社の業務店向けのプロジェクトでは、プライベートブランドの開発などにも携わっている。

ユーシーシーフードシステムズ株式会社 公式サイト
 └「上島珈琲店」
 └「UCCカフェプラザ」
 └「CAFFERA(カフェラ)」
 └「MELLOW BROWN COFFEE(メロウブラウンコーヒー)」

■中村さんが携わる商品も購入できる業務用食材のネット通販はこちら!
 FOODS FRIDGES(フーヅフリッジ)


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