Try!Coffee Cooking!‐飲むだけじゃないアイディアレシピ‐ Vol.11「ビーツとマスカルポーネ、バルサミコ風コーヒーソース添え」 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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Try!Coffee Cooking!‐飲むだけじゃないアイディアレシピ‐ Vol.11「ビーツとマスカルポーネ、バルサミコ風コーヒーソース添え」

コーヒーを調理素材として活用するアイディアを紹介する「Try!Coffee Cooking!」も第11回!
スタートは2月でしたがいつのまにやらイルミネーションが輝くシーズンとなりました。早いものです。今回は、ホームパーティやお友達を招いたときの一品として年末年始に活躍してくれそうなレシピをお届けします。

<前回の記事はこちら↓>

Try!Coffee Cooking!
テーブルに華を添えてくれる「ビーツとマスカルポーネ、バルサミコ風コーヒーソース添え」

今回のタイトルを見て、「あぁ、あれね!」と味が浮かぶ人はそういないかなと。私も最初に聞いたとき、どれも知っている素材ではあるけれど、それが一体どんなものなのか、どういう一皿になるのか、頭の中は「?」でいっぱいでした。

さっそく、UCCグループで『上島珈琲店』等のメニュー開発を担当している食の専門家・中村さんに教えてもらいましょう!

コーヒーを使って「バルサミコ風」???

今回は、使用する食材からしてレストランっぽいおしゃれなレシピなんでしょうか。というかバルサミコ風にするなら、バルサミコを使う、ではダメなんでしょうか。そもそもバルサミコは全く使わないんでしょうか。うーん、謎だらけ。。

「ビネガーは使うんだけどね、コーヒーを加えるとぐっとバルサミコっぽい感じになるんだよね」と中村さん。なるほど…でもビネガーとコーヒーが合う気がしないんですが、あ、でも「コーヒー風味の3色マリネ」でも合わせましたね。たしかにあれは美味しかった。
「今回は食材もカットするだけだし、ソースさえ作れば、あとは盛り付け勝負かな?でも難しくないと思います」・・・ふんふん、依然味のイメージは浮かんでないMAGAZINEスタッフですが・・・よござんす!全面的に信頼を置いている中村さんのおすすめならば、作ってみましょう!

おもてなしの一皿がこんなに簡単に?!

今回の材料はこちら。コーヒーは、何度か登場しているコーヒーソースを使います。
ビーツの赤とカブの白が冬のおもてなしにはぴったり。ちなみにビーツはビートとも言い、天然の鮮やかな赤色が美しく、近年はスーパーフードとしても人気です。ビーツの水煮は、真空パックに入っているものがスーパーなどで手に入ります。缶詰でもOKです。

「ビーツとマスカルポーネ、バルサミコ風コーヒーソース添え」の材料(一皿分)

  • ビーツ(水煮) 2~3個
  • カブ 1個
  • マスカルポーネ 50g程度
  • 飾り用のベビーリーフ 適量
  • オリーブオイル 適量

<ソース>

  • 赤ワインビネガー 50g
  • 砂糖 15g
  • コーヒーソース 25g

コーヒーソースの作り方は、第2回の「カレーの❝追いコーヒー❞」で紹介していますので、
詳しい作り方はこちらをご覧ください!↓

「ビーツとマスカルポーネ、バルサミコ風コーヒーソース添え」の作り方

ではさっそく作っていきましょう!

  1. まずバルサミコ風ソースを作ります。コーヒーソースは以前の記事を参考に手順通り作っておいてください。
  2. 鍋に、赤ワインビネガー、砂糖、コーヒーソースを入れ煮詰めていきます。ぶくぶくとして、とろみがついてきたところで火からおろし、冷やしておきます。
  3. カブはごく薄切りにして水にさらします。ビーツの水煮は2㎜程度の厚みにスライスします。
  4. お皿に、ビーツ、水気を切ったカブ、その中央にスプーンでマスカルポーネを落とし、ベビーリーフを散らすように飾り、[2]のソースを回しかけます。最後にオリーブオイルをひと回しして完成です!
濃いめのコーヒーを抽出中。クレバーコーヒードリッパーで淹れるのもおすすめです。
赤ワインビネガーと砂糖が入った鍋へコーヒーソースも加えて・・・
煮詰めていきます。
このくらいになったら火からおろして冷やしておきましょう。
カブはうすーく。
水にさらしておきます。スライサーなどを使ってもOK!少し透けるくらいの薄さに切ると、仕上がりの見栄えがぐっと良くなります。
ビーツの水煮は2mm程度にスライス。
箸やトングなどを使って重ねるように盛り付け・・・
スプーンを使ってマスカルポーネものせ、そこへバルサミコ風ソースを。
最後にオリーブオイルを回しかけて・・・完成!

完成!ビーツとマスカルポーネ、バルサミコ風コーヒーソース添え!

正直、あっという間に完成してしまったことにも驚いたのですが、それがレストランで供される一皿のようでびっくり。切り方と盛り付け方を少し変えるだけでこんなにおしゃれになるものなんですねぇ。しかも難しいテクニックを使わず重ねただけ。薄く切るところも、中村さんは包丁でシャッシャッと手際良くカットしてましたが、スライサーでもいいということだし。うん、できそう。

スタッフの試食レポ

実食!…その感想

なーーーんて出来栄えに感動している場合ではなかった!味!味ですよね!バルサミコを使ったとしても、そんなに見た目は変わらなかった気がするんですが、あえてコーヒー入りのソースを作ったんですから、その違いはしっかり確かめたい!

では、ビーツ・カブ・マスカルポーネのひとかたまりをお箸でつまんでパクっと。。。おぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーおーいし!生のカブと水煮のビーツの触感の違いも楽しいし、そこにソースが絡むと、野菜本来のうまみが引き出される感じ。酸味だけでなく甘みもあるソースだから、マスカルポーネとも相性抜群。
そして、なるほどなるほど、わかりましたよ・・・コーヒーを入れた理由が!
ソースに使った「ビネガー・砂糖・コーヒー」は、つまり「酸味・甘み・苦味」のハーモニーなわけですね。酸味と甘みだけではふわっとなりそうなところを、コーヒーの苦味とコクでぎゅっと引き締めつつ濃厚感もアップし、クセのない食材に魔法がかかったような華やかさを添えている・・・材料はたった3つなのにすごいソースです、これは。たしかにバルサミコとオリーブオイルだけでは絶対に出せない味ですね。前菜っぽい一皿だけど、デザートを食べたような満足感もあります。

クリスマスムードのクロスを敷いて。

ソースは作っておけばいいし、素材も切るだけだし、お客さまが来てから盛り付けて「どうぞーー」なんて出したら、料理できる感半端ない。テーブルのうえに出してからソースとオリーブオイルをかけて、作り立てを「どうぞ召し上がれ」なんてのもアリですね。妄想広がるなーーー。

今回はカブ・ビーツの水煮・マスカルポーネですが、ほかにもクセのない食材が合いそうなので、季節ごとに旬の素材を使って作るのもいいですね。でもまずは目先のクリスマス!
中村さん、今年の我が家のクリパの一品が決定しました!今回もありがとうございました!

教えてくれたのは、レシピ開発のプロフェッショナル!

MAGAZINEでも「上島珈琲店を訪ねて」という連載が始まりましたが、UCCグループが運営する『上島珈琲店』のフードレシピの考案をしているのがこちらの中村さん。
取扱い店舗は限られていますが「上島珈琲店のビーフカレー」というメニューには、独自の濃厚ネルドリップコーヒーが入っていて深みのある味になっています。そのほかにも、コーヒーを使って、味わいや魅力をより引き上げているフードメニューが、実は色々とあるのですが、それらもこの中村さんが仕掛け人。
もし取り扱っている店舗に来店される機会があったら、ぜひオーダーしてみてくださいね。

上島珈琲店ブランドサイトへ(上島珈琲店のビーフカレー)

これからも毎月ひとつ(の予定で)、ご家庭でも応用しやすい“コーヒーを料理に使うアイディア”をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

ユーシーシーフードシステムズ株式会社
営業本部 店舗サポート部 商品開発担当
中村 勉(なかむら つとむ)
ユーシーシーフードシステムズ株式会社が運営する外食店「上島珈琲店」「UCCカフェプラザ」「CAFFERA」「MELLOW BROWN COFFEE」の商品企画・開発を担当。
また、グループ会社の業務店向けのプロジェクトでは、プライベートブランドの開発などにも携わっている。

ユーシーシーフードシステムズ株式会社 公式サイト
 └「上島珈琲店」
 └「UCCカフェプラザ」
 └「CAFFERA(カフェラ)」
 └「MELLOW BROWN COFFEE(メロウブラウンコーヒー)」

■中村さんが携わる商品も購入できる業務用食材のネット通販はこちら!
 FOODS FRIDGES(フーヅフリッジ)


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