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自宅でできる本格エスプレッソの作り方|おすすめ器具やマシンなしで作る方法も解説

2019.01.07
カプチーノやカフェラテなど、エスプレッソを使用したカフェメニューは数多くあります。カフェで楽しむことがほとんどのメニューかもしれませんが、自宅でも再現できたらとても嬉しいですよね。

今回は、自宅でもできてしまう本格的なエスプレッソの作り方をご紹介。おうちカフェの時間をより充実したものにできること請け合い。本記事で、おいしいエスプレッソの作り方をマスターしましょう。

そもそも「エスプレッソ」とは?

イタリアで生まれ、今や世界中で愛されているエスプレッソ。専用のマシンを使い、圧力をかけてすばやく抽出する様子から「エクスプレス(急行)」が転じて「エスプレッソ」と呼ばれるようになりました。

抽出時間が短い分、抽出効率を上げるために焙煎度が深めのコーヒーを使うのが一般的でしたが、最近では「深め」ということにはこだわらず、豆そのもの特徴を引き出すことに注力しているお店が増えています。

圧力をかけながらお湯とコーヒーに含まれる油分(アロマオイル)を乳化することでコーヒーに含まれるうまみや香りを引き出すのが、エスプレッソの特徴。また、独特な抽出スタイルから生まれる「クレマ(泡の層)」もおいしさの要因の一つ。しっかりと厚みのあるクレマはおいしいエスプレッソの証です。

一杯分は約30mlと少量ではあるものの、その少ないコーヒー液に舌触りがしっかりとして濃厚な味がぎゅっと凝縮されているのは、エスプレッソの魅力といえるでしょう。

「エスプレッソ」の魅力とは?本場の飲み方とアレンジを教わってきた

おいしい「おうちエスプレッソ」 を作るためのおすすめ器具

1. 直火式タイプ

エスプレッソといえば、写真のようなマキネッタ(イタリア語でマシンの意味)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そのマキネッタで有名なのが、イタリア・ビアレッティ社の『モカ』シリーズです。

大阪には一家に1台たこ焼き器があるといわれているように(!)、イタリアには大体どの家庭にも『モカ』があるそうです。単純な作りゆえ壊れにくく、長く使えるのが魅力で、親子代々で使い込むうちに内側にコーヒーの油脂分が馴染んできて、いい味になるのだとか。

私は、日本のガスコンロの五徳(ごとく:鍋ややかんを置くための器具)には乗せにくいとの事前情報を得て、電気で湯を沸かして抽出する写真のタイプを購入したのですが(これを直火といえるかは、さておき)、久しぶりにビアレッティ社のサイトを見たら、IH対応のものもありました。また、五徳を補助するリングもあるので日本のガスコンロでもまったく問題なく使えます。

抽出手順もいたってかんたん。真ん中のくびれをひねって上下に外し、下のタンクに水、金属製のフィルターバスケットにコーヒーの粉を入れてセットしたら、再度上部のパーツを付け数分火にかけるだけです。コンロさえあればエスプレッソが淹れられるので、キャンプに携えていくと、コーヒー好きな友人知人から褒められること、間違いなしでしょう。

とにかく、この『モカ』が家に来てから「いつでもエスプレッソが飲める」と、コーヒー幸せ度は確実にアップしました。わざわざティラミス(スポンジ部分にしみこませるエスプレッソを、濃いコーヒーやインスタントコーヒーで代用するレシピが多い)を作ってみたり。

イタリアのマンマよろしく、ささっと淹れて「ほら、ルチアーノ、淹れたわよ!」とか言ってみたい方は、おひとつ手に入れてみてください。そして代々受け継ぎながら、我が家のエスプレッソを育ててみては。

おすすめ度:★★★★☆
マンマになれる度:★★★★★

2. 電動式タイプ

家庭用ながら「マシン」と呼んでも差し支えない風貌のこちらは、業務用エスプレッソマシンをぎゅーっとコンパクトにしたタイプ。

業務用のパワーには及ばないまでも、直火式と違って、圧力をかけて抽出できる機能が備わっています。やや薄めではありますが、いっちょ前に「クレマ」も作れます。

私が電動式エスプレッソマシンを欲しかったのは、ずばり「デザインカプチーノ」を作りたかったから!

デザインを描くための絶対的要素、「きめ細かいミルクの泡」と「エスプレッソのクレマ」を得るためには、やはり圧力をかけながら淹れられるマシンが必要です。前述の直火式タイプでは「濃いコーヒー」は作れても、構造上「クレマ」はできません。

そこで、キッチンに置きやすそうな無駄のない形が気に入って、写真のイタリア・デロンギ社の家庭用エスプレッソマシン『kMix』(ケーミックス)を購入しました。

ちなみに、家庭用の電動式エスプレッソマシンのタイプは使えるコーヒーによって3つのタイプに分けられます。

1. コーヒーの粉をマシン付属の金属フィルターに詰めてセットするタイプ
2. コーヒーが詰められた円盤状のフィルター(ポッド)をセットするタイプ
3. 「1. 」と「2. 」を併用できるタイプ(写真のマシンはこちらに該当)

つまり「自分の味を追求して挽き方だって微調整したい!」というバリスタ気質の方は1. のタイプとミルを、「いやミルまで揃えるのはちょっと……」という方は2. か3. のタイプを選びましょう。

もちろんミルを持たず、すでに粉になって売っているエスプレッソを買ってくるのも一案です。しかし「極細挽き」と呼ばれるエスプレッソはコーヒー豆をごくごく細かいパウダー状の粉にして使うので、表面積が大きい分、劣化も早くなります。

私としては、おいしいエスプレッソのためには、淹れるたびにミルで挽くか、個包装のポッドタイプをおすすめします!

おすすめ度:★★★☆☆
なりきりバリスタ度:★★★★☆

高機能タイプから、手軽なカプセルタイプまで

私の目線で選んだ愛用の器具を中心に、家庭用のエスプレッソ器具をご紹介しました。

他にもお値段は張りますが、圧力が業務用マシンと同レベルの電動式マシンもあれば、誰でもかんたんに作れるカプセルタイプのものまで、いろいろな器具があります。

使う頻度や目的、作りたいメニューなどを考えながら、選んでみては。

実際にエスプレッソを作ってみました

専用タンクに水を入れて電源スイッチをON。私は豆から挽いて淹れる派なので、挽いた粉をホルダーに詰める作業をします。

2つの抽出口を使って一度に2カップ分淹れる場合は、1杯あたりのコーヒー量を6~9gとして詰め、タンパーと呼ばれる器具で表面が平らになるようにキュッと押し固め、マシンにセットします。この粉をフィルターに入れて押し固める一連の作業は、エスプレッソを淹れるときの重要なポイントです。

順に「ドーシング(粉を入れる)→ レベリング(入れた粉をならす)→ タンピング(ならした粉を押し固める)」といい、お店で大型マシンを操るバリスタが必ずやっているプロセスです。

フィルター内の粉の密度を均一にしつつ、お湯が通過するときにうまみをしっかりと抜き出せるよう、一瞬で適度な固さに押しています(プロってすごい)。

フィルターをセットしたら、ボタンを押して抽出スタート。粉が上手に詰められていれば、トロッとしたはちみつのようなコーヒー液が流れ出てきます。1カップあたり30ml程度落ちてきたところで抽出をストップして、出来上がり。

ちなみに、このエスプレッソ用の小さなカップは「デミタス」(イタリア語で「小さなカップ」の意味)といいます。おままごとのようなカップ&ソーサーは集めたくなるかわいさです。

私はエスプレッソを飲むときだけでなく、シロップを入れてパンケーキに添えたり、ディップを盛り付けたりと、お料理の盛り付けにも活用してます。

▼エスプレッソの淹れ方を動画でもチェック

自宅で試したい!「マシンなし」で作る『カプチーノもどき』

ここまで読んで、「やっぱり器具まで揃えるのはハードルが高いなぁ」と感じているあなたへ。編集部で、マシンなしでもエスプレッソメニューを楽しむ方法を考えてみました。

今回、エスプレッソマシンを使わずに作る「カプチーノ」に挑戦してみました。

こちらが実際に作ってみた「カプチーノもどき」です。エスプレッソ器具を使わずに作ったカプチーノですが、それっぽくないですか?

中身はエスプレッソではなく、フレンチプレスを使ってごくごく濃いめに淹れたコーヒーに、温めた牛乳とミルクフォーマーで作った泡をふんわり乗せたもの。

お店の味には遠く及ばないまでも、「おうちカフェ」が開けるくらいの味わいにはなるのではないかと。自己満足でもいいんです、コーヒーは嗜好品ですから。

自由に楽しみましょう!

ミルクの泡を作り方は主に3種類

このミルクの泡を作る方法もいくつかあるので、ご紹介しておきます。

1. 手動式のクリーマーを使う
フレンチプレスのような形の容器で、ホットミルクを入れレバーを上下するだけで泡が作れるクリーマーを使う方法。

2. 電池式小型ハンドミキサーを使う
電池で動くスティック状の泡立て器でホットミルクなどが入ったカップなどに直接差し込んで泡立てることも可能。

3. 電動式全自動タイプを使う
カップ部分にミルクを入れ、スイッチ一つで温めから泡立てまでやってくれるもの。少々値段は高め。などなど。

「あれ、結局器具がいるのかー」と思うかもしれませんが、新しいツールを手に入れると、そこから新しいコーヒーの世界が見えてきます。

「自分のコーヒーレベルをアップしたいなー」と思ったとき、手段はいろいろあると思いますが、道具を手に入れてみるのも近道かも。

エスプレッソを使った豊富なカフェメニュー

自宅でエスプレッソを作れるようになると、いろんなアレンジメニューにも挑戦したくなりますよね。

エスプレッソのアレンジメニューといえばカフェ・ラテやカプチーノが思い浮かびますが、実はそれ以外にもたくさんあります。

カフェマキアート

厳密には定められていませんが、エスプレッソ(30ml)に少量のフォームドミルクを加えたもので、ミルクの量が少ない分、よりエスプレッソの風味を強く感じられる飲み方です。

アフォガート

冷たいアイスクリームに熱々のエスプレッソをかけるイタリア発祥のデザート。

エスプレッソの苦味とアイスクリームの濃厚なミルク感が口の中で合わさる感じは絶妙です。

シェカラート

シェーカーを使用して淹れるイタリア風のアイスコーヒーです。シェーカーのなかにエスプレッソ、ガムシロップ、氷を入れて急速冷却するため、シェーカーによって作られた泡が優しい口当たりに。

フラットホワイト

オーストラリアやニュージーランドなど南半球から広まったといわれる、エスプレッソベースのコーヒーです。ミルクが少なめなので、カフェ・ラテに比べるとよりエスプレッソの味わいを楽しめます。

エスプレッソトニック

エスプレッソにトニックウォーターを加えて作るのがこの「エスプレッソトニック」です。

トニックウォーターとは、炭酸水にハーブや柑橘類由来のエキスと糖分を加えたもの。コーヒー感を消すことなく爽やかさをプラスしてくれます。

そのほか、カフェでも楽しめるコーヒーをこちらでご紹介しています。

コーヒーメニューの種類と味の特徴まとめ|カフェで自分好みを見つけよう

自宅でもおうちエスプレッソを楽しもう

自宅でも、器具や淹れ方にこだわればお店の味にかなり近づくことができます。完全再現は難しいですが、おうちカフェ気分は十分楽しめるので、今回の記事を参考にぜひチャレンジしてみてください。

また、自宅でできるコーヒーの淹れ方は、エスプレッソ以外にもさまざま。ぜひいろんな楽しみ方を知って、お好みの飲み方を楽しんでみてください。

自宅でできるコーヒーの淹れ方|器具別の抽出方法や知っておきたい豆知識

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