水面に咲く花のようなドリッパー「SUIREN」を使ってみた【HARIOの気になるコーヒー器具レビュー #3】 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

My Coffee Style MAGAZINE

水面に咲く花のようなドリッパー「SUIREN」を使ってみた【HARIOの気になるコーヒー器具レビュー #3】

KV画像

全4回にわたって話題のコーヒー器具を深掘りする「HARIOの気になるコーヒー器具レビュー」シリーズ。第3回は、HARIOが手がける革新的かつ美しいコーヒードリッパー「V60 ドリッパー SUIREN(スイレン)」。その魅力と、実際の使い方を詳しくご紹介します!

ドリッパー『SUIREN(スイレン)』とは?

『V60』をベースにした進化系コーヒードリッパー

HARIOの『SUIREN』は、同社の定番人気シリーズ『V60 ドリッパー』をベースにしつつ、さらなる進化を遂げた新世代のコーヒードリッパーです。
『V60』同様、湯だまりせずにコーヒーが落ちてゆく「ひとつ穴」なので、注湯のスピードやタイミング次第で風味の調整をコントロールできるのですが、最大の特長は、独自の「スパイラルリブ」。「スパイラルリブ × 円すい形 × ひとつ穴」という構造が、コーヒーの個性をしっかり引き出してくれます。

使わないときも魅せるデザイン

そして、知らなければまずコーヒー器具とは思わない、その優美な見た目に驚いた人もいるのでは。水面に開くスイレン(睡蓮)の花のように見えることから『SUIREN』と名付けたそうですが、立体的な造形美は、コーヒーを淹れていない時でも視線を引きつけ、器具以上の価値を感じさせてくれますね。

パーツをカスタマイズして愛着増し増し

『SUIREN』は組み立て式ドリッパーなので、各種カラーが用意されているリブ部分など、パーツをセレクトすることでカスタマイズが可能。その組み合わせは、なんと11億通りにもなるのだとか。ドリッパーを自分好みにアレンジできるなんて、淹れる前から、楽しすぎ!

また、抽出パーツとホルダーも分離できるので、ホルダーを外して直接サーバーやカップに載せてドリップすることも。シーンやスタイルに合わせた柔軟な使い方ができるのも魅力です。

UCCコーヒーアカデミー随一の器具マニア!
今田講師のおすすめポイント!

さっそく使ってみよう!ドリッパー「SUIREN」の基本

必要な器具と準備

  • V60 ドリッパー『SUIREN』本体
  • サーバー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒー粉(15g程度が目安)
  • 沸かしたてのお湯(約240ml)
  • タイマー

使い方は簡単2ステップ

Step1  「リブ」に「リング」をセット

『SUIREN』商品画像

V60 ドリッパー『SUIREN』は、ドリッパーホルダー、リング、そして12本のリブという3つのパーツから組み立てるコーヒードリッパー。このユニークな構造が、『SUIREN』のデザイン性と機能性を両立しています。

今回選んだのは、3色のパーツを組み合わせた「トリコロール」カラー。ホワイト、ブルー、レッドの組み合わせがどこかフレンチな印象で、シンプルな空間にもアクセントとして映える存在感がありますね。

「リブ」に「リング」をセットしている画像

一見すると複雑そうに見えるかもしれませんが、実は組み立て方はとても簡単で、「リブ」と「リング」の凹みを合わせて、カチッとはめ込んでいくだけ。道具も力もいらず、直感的に組み立てられるのがうれしいところです。

「リブ」を順にセットしていく作業は、まるで自分だけのドリッパーを“作る”ような楽しさもあり、組み立てる時間さえもコーヒー時間の一部に。MAGAZINEスタッフも、最初は戸惑ったものの、すぐに慣れて1分もかからずに完成していました。

Step2  あとはドリップするだけ!

ドリップしている画像

すべての「リブ」をリングにセットし終えたら、あとはコーヒーサーバーにのせて、いつものようにドリップをするだけ。

ドリップ中は、リブの外側にお湯が漏れることもなく、しっかりとドリッパー内だけで抽出が進んでいきます。構造はユニークでも、機能はとても安定していて安心感があります。

また、お湯がゆっくりと抜けていくことで、ドリップ中にペーパーフィルターの内側に、なだらかなコーヒーベッド(コーヒー粉の山)が自然と形づくられていく様子も印象的です。見た目の美しさと丁寧な抽出プロセスがリンクし、淹れているひとときそのものが、穏やかで豊かな時間に変わります。

『SUIREN』商品画像

ちなみに、コーヒーサーバーのサイズによっては、ドリッパーが少し不安定に感じる場合もあるかもしれません。そんなときは、付属の「ドリッパーホルダー」をセットすることで、より安定した抽出が可能になります。

ドリップしている画像

「ドリッパーホルダー」は取り外し自由なので、カップに直接ドリップしたいときは外して使い、サーバーでしっかり淹れたいときはセットするなど、シーンに合わせて使い分けられるのもおすすめです。

次回予告!もっと広がる、HARIOのコーヒー器具の世界

今回ご紹介した『SUIREN』は、見た目の美しさだけでなく、豆本来の個性をより引き出すことができるドリッパーでした。

「HARIOの気になるコーヒー器具レビュー」では、今後も「気になっていたけれど、使い方がわからなかった」、「手に取ってみたいけれど、踏み出せなかった」。そんな声にお応えするような、HARIOの魅力的なコーヒー器具たちをご紹介していきます。

最後は、利便性の高いコーヒーミルが登場予定!
あなたのコーヒー時間にぴったりの器具が、きっと見つかります。どうぞお楽しみに。

次回予告画像

▼前回の【HARIOの気になるコーヒー器具レビュー】はこちら!


監修:UCC COFFEE MAGAZINE編集部


今すぐおいしいコーヒーを淹れたい!と思ったら…

UCCの人気商品のほか、コーヒーに関連するアイテムが勢ぞろい!
ポイントもたまっておトクにお買い物できる「UCC公式オンラインストア」へぜひアクセスしてみてくださいね。

UCC公式オンラインバナー