Try!Coffee Cooking!‐飲むだけじゃないアイディアレシピ‐ クリスマス編 第二弾「コーヒーが引き出す、香ばしキッシュ&コク深ミートローフ」 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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Try!Coffee Cooking!‐飲むだけじゃないアイディアレシピ‐ クリスマス編 第二弾「コーヒーが引き出す、香ばしキッシュ&コク深ミートローフ」

冬の気配が街を包み込み、クリスマスに向けて食事シーンにもワクワクが加わるこの季節。外で味わう特別感もいいけれど、おうちで楽しむ「とっておきのごちそう」にも、この時期ならではのスペシャルさがあります。

今回の「Try!Coffee Cooking!クリスマス特別編 第二弾」では、コーヒーが味わいのコクを引き立てる2つのレシピをご紹介。

オイルとして香りをまとわせたり、ソースに加えて深みを出したり…
飲むだけじゃない、調理素材としてのコーヒーの魅力を楽しんでいただける、キッシュとミートローフ。どちらも、しっとり&ごちそう感たっぷりのクリスマスにぴったりな一皿です。

テーブルを囲むひとときに、コーヒーがそっと寄り添う、そんな冬の楽しみ方をお届けします。

Try!Coffee Cooking!
コーヒーオイルで「香ばしキッシュ」

ホリデーシーズンの食卓に映える一品といえば「キッシュ」!サクサクのパイ生地に、とろっと濃厚なアパレイユが重なって、焼き上がる頃にはキッチン中に香ばしい香りがふわっと広がります。

今回は、具材をコーヒーオイルで炒めるひと手間で、香りとコクをぐっと引き立てた仕上がりに。冷めてもおいしく、パーティーや持ち寄りにもぴったりです。

「おしゃれだけど、難しそう…」と思われがちなキッシュも、作ってみると意外と簡単。ひとつひとつの工程を丁寧に仕上げれば、本格的なごちそう感のある一皿が完成します。

それでは今回も、UCCグループで『上島珈琲店』などのメニュー開発を手がける、食のプロフェッショナル・中村さんと一緒に作っていきましょう。
中村さん、サクッと、焼いてくださ〜い!

“炒める・塗る”でコーヒーオイルの魅力を重ねる「香ばしキッシュ」

「Try!Coffee Cooking!」でもおなじみのコーヒーオイル。今回のキッシュでは、その香ばしさとコクを活かして、たっぷりと使っていきます。

コーヒー豆・サラダ油・玉ねぎ・くるみがあれば簡単に作れるので、まだ試したことがない方も、ぜひチャレンジしてみてください。

このコーヒーオイルは余ったら、クリスマスにぴったりな「ローストチキン」、朝ごはんにぴったりな「卵かけごはん」や「エッグベネディクト」などにも大活躍。ひとさじ加えるだけで、香ばしさと奥行きのある味わいをプラスしてくれますよ。

「香ばしキッシュ」(タルト型7号サイズ/4〜6人前)の材料

  • 冷凍パイシート 1枚
  • 玉ねぎ 50g
  • ベーコン 50g
  • ほうれん草 100g 
  • ジャガイモ 100g
  • コーヒーオイル(炒める用) 20g
  • コーヒーオイル(塗る用) 10g
  • ミックスチーズ 50g
  • 卵 3個
  • 塩 2g
  • コンソメ 2g
  • 生クリーム 150g

「香ばしキッシュ」の作り方

一見手間がかかりそうに見えるキッシュですが、工程が多いのはパイ生地の下準備まで。具材や卵液の準備はシンプルなので、ひとつずつ丁寧に進めていけば大丈夫です!

  1. 冷凍パイシートを室温に戻し、型の大きさに合わせて麺棒でのばします。型にはめたら、冷蔵庫で30分休ませます。
  2. オーブンを180℃に予熱。その間に[1]のパイ生地の底全体にフォークで穴を開けます。
  3. [2]オーブンシートとタルトストーン(または小豆)をのせ、180℃で30分焼きます。
  4. 焼いている間に具材の下ごしらえを。玉ねぎは薄切り、ベーコンは短冊切り、ジャガイモはいちょう切りにしてボイル、ほうれん草は3〜4cmにカットする。
  5. [4]の具材をコーヒーオイルで香ばしく炒めます。
  6. パイが焼き上がったら取り出し、オーブンを170℃に再予熱します。
  7. タルトストーンをオーブンシートごと取り除き、170℃のオーブンでさらに10分焼きます。
  8. 焼いている間に卵液を作ります。卵に塩・コンソメを加えて白身が切れるまで混ぜ、生クリームを加えてなめらかにします。
  9. パイ生地が焼き上がったら取り出し、オーブンを180℃に再予熱しておきます。
  10. 炒めた具材[5]とチーズをパイの上にのせ、その上から卵液[8]を流し入れ、180℃のオーブンで25分焼きます。
  11. 焼き上がったら、少し粗熱をとってから4〜6等分にカットします。仕上げにコーヒーオイルをひと塗りすれば完成!

混ぜる・塗るだけでなく、炒め油としても使えるコーヒーオイルはまさに万能!いつものオイルよりも香ばしさがグッと引き立ちます。

卵液に具材を混ぜてから流し込む方法もありますが、具材を先にパイにのせてから卵液を注ぐと、断面も美しく、見た目がきれいに仕上がるコツだそう。

具材をコーヒーオイルで炒めているので、すでにほんのりとコーヒーの香りが立ちのぼりますが、仕上げにもコーヒーオイルをひと塗りしちゃいます!

完成!コーヒーが引き出す、香ばしキッシュ!

コーヒーの可能性に目を向けて、使うことでよりおいしくなるレシピを追求したい「Try!Coffee Cooking!」。今回の香ばしキッシュでは、炒め油と仕上げのひと塗り、“ダブル使い”のコーヒーオイルが大活躍しました。

具材のうまみや香ばしさが引き立ち、焼き上がる頃には、まるでカフェのキッチンのような豊かな香りに包まれます。シンプルな材料でも、ちょっとの工夫でごちそう感たっぷりに。

それではさっそく、コーヒーオイルが加えた深みをじっくり味わってみましょう!

スタッフの試食レポ

サクッと軽やかなパイ生地の食感に、とろりとしたアパレイユが重なり、口の中でふわっと広がるのは、コーヒーオイルの香ばしさとコク。

炒めた具材にもほんのりとコーヒーの風味が残っていて、全体の味わいに奥行きが加わっています。そこにとろけたチーズのうまみと、ベーコンの塩気が絡みあうバランスも完璧!

仕上げにひと塗りしたコーヒーオイルが、香りと余韻をさらに引き立ててくれて、最後のひと口まで満足感たっぷりです。

Try!Coffee Cooking!
インスタントコーヒーで「コク深ミートローフ」

クリスマスディナーの主役に、遊び心のあるごちそうも添えてみませんか?

続いてご紹介するのは、リース型が可愛いミートローフ。見た目は華やかですが、実は材料を混ぜて焼くだけの手軽さが魅力です。さらに今回は、お肉にもソースにもインスタントコーヒーをプラスして、いつもの味に深みを加えてみました。

キッシュと並べれば、テーブルが一気にパーティーモードに!
引き続き、中村さんよろしくお願いします〜!

インスタントコーヒーが名脇役!「コク深ミートローフ」

「コク深ミートローフ」(4〜6人前)の材料

<ミートローフ>

  • ひき肉(合挽きまたは豚) 300g
  • 玉ねぎ(小さめ) 1個
  • ブロッコリー(茎部分) 1/2個分
  • コーン 30g
  • パン粉 大さじ2
  • ケチャップ 大さじ1
  • 中濃ソース 大さじ1
  • 塩コショウ 少々
  • インスタントコーヒー 小さじ1/2
  • お湯 10ml

<ソース>

  • ケチャップ 大さじ2
  • 中濃ソース 大さじ2
  • 赤ワイン 大さじ2
  • はちみつ(または砂糖) 大さじ1
  • インスタントコーヒー 小さじ1/2

<トッピング>

  • ブロッコリー(花蕾部分)、プチトマト、コーン、きゅうり、サラダリーフ、ローズマリーなどお好みで

「コク深ミートローフ」の作り方

材料を混ぜて焼くだけのシンプルさなのに、見た目は華やかでごちそう感たっぷり。具材の下ごしらえも最小限なので、キッシュをオーブンで焼いている間に作れるのもうれしいポイントです。

  1. まずはミートローフの準備から。
    ブロッコリーは茹でて、茎はみじん切り、花蕾はトッピング用に一口サイズにカットしておきます。
  2. インスタントコーヒーは、お湯で溶かしておきましょう。
  3. ひき肉に塩を加え、粘り気が出るまでしっかりとこねます。
  4. [1]と[2]、そして残りの材料をすべてボウルに入れて、よく混ぜ合わせます。
  5. 肉ダネをボウルに打ち付けて空気を抜きながら、丸くまとめます。
  6. フライパンに油を引き、肉ダネを平たい円形に広げます。
    中央にはココットを逆さに置いて、穴が空くように整形しましょう。
  7. 中火で3分ほど焼いて焼き色をつけたら、フタをして弱火に。
    湯気が出てきたらそのまま5分ほど蒸し焼きにします。
  8. フタを外して再び中火にし、1〜2分加熱して余分な水分を飛ばします。
  9. フライパンにお皿をかぶせてひっくり返し、ミートローフをお皿に移します。
    中央のココットも外しましょう。
  10. フライパンに残った肉汁に、ソースの材料をすべて加えて中火で煮詰めます。
  11. ソースと、お好みでトッピングを彩りよく飾れば完成!
    きゅうりはピーラーで薄くスライスすると、リボンのように飾れて華やかに仕上がります。

今回使用したインスタントコーヒーは、『ザ・ブレンド 114』。料理のために豆を挽いて濃いめに淹れるのはちょっと手間ですが、お湯にさっと溶かすだけなら、調味料感覚で気軽に取り入れられますね!

ミートローフにコーヒーを加えると、香りを主張するというよりも、味わいにぐっと深みとコクが加わるのだそう。さらに、パン粉がコーヒーの水分を吸ってくれるので、ツナギとしてのまとまりも良くなり、ふっくらとした仕上がりに。

フライパンにお肉を広げたら、ココットを逆さに置いて、中央に穴を空けましょう。ココットを置いたまま焼くことで、形が崩れにくく、きれいなリース型に仕上がります。

焼き上がったあとのココットの中には、ミートローフの“おまけ”がちょこんと。これはぜひ、味見用に楽しんでください♪

ソースにも、インスタントコーヒーをひとさじ忍ばせます。ここではお湯に溶かさず、そのまま加えてOK。煮詰めていくうちに、ふわっと立ちのぼるコーヒーの香りがなんとも心地よく、仕上がりが楽しみ!

トッピングは、まるでリースに飾りを添えるような気持ちで、自由に楽しんでみてください。彩り豊かな野菜をのせるだけで、クリスマスらしい華やかさがぐんとアップしますよ。

完成!コーヒーが引き出す、コク深ミートローフ!

「インスタントコーヒーって、こんなに料理に使えるんだ!」そんな新しい発見があった、今回のコク深ミートローフ。

リース型に仕上げれば、食卓をパッと華やかに彩ってくれるのもうれしいポイント。なんだか、ジングルベルが聴こえてくるような気さえしてきます…!

それではさっそく、いただいてみましょう〜

スタッフの試食レポ

ひと口食べて、まず驚いたのはお肉のうまみの深さと、あとからじわっと広がるコーヒーのコク。「コーヒーってこんなふうに料理に溶け込むんだ…!」と、思わずうなってしまう仕上がりです。

特に印象的だったのは、ソースの香ばしさとほんのりビターな余韻。
ケチャップやソースの甘みの中に、コーヒーが加わることで味にぐっと奥行きが出て、まるでプロの味わいに。

食感はふっくらジューシーで、冷めてもおいしいのも嬉しいポイント。
リース型に仕上げるだけで、テーブルが一気にクリスマスムードになって、見た目の特別感も◎でした。

中村さん、今回も心躍るレシピをありがとうございました。
コーヒーの香りに包まれた、あたたかくておいしいクリスマスが、みなさんの食卓にも訪れますように。

\そして!/
クリスマス編 第一弾「コーヒー香るローストチキン & コーヒードレッシングのリースサラダ」も、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!

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教えてくれたのは、レシピ開発のプロフェッショナル!

ユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社
営業本部 店舗サポート部 商品開発担当
中村 勉(なかむら つとむ)

ユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社が運営する外食店「上島珈琲店」「UCCカフェプラザ」「CAFFERA」「MELLOW BROWN COFFEE」の商品企画・開発を担当。
また、グループ会社の業務店向けのプロジェクトでは、プライベートブランドの開発などにも携わっている。

ユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社 公式サイト
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 └「MELLOW BROWN COFFEE(メロウブラウンコーヒー)」

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