埼玉県「芋ようかん」×「職人の珈琲 甘い香りのリッチブレンド」コーヒーの、おいしい恋活 vol.10 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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埼玉県「芋ようかん」×「職人の珈琲 甘い香りのリッチブレンド」
コーヒーの、おいしい恋活 vol.10

くつろぎのひとときをより豊かに…。日本各地の銘菓や特産品を、相性ぴったりのコーヒーとともにご紹介する「コーヒーの、おいしい恋活」。vol.10を迎える今回は埼玉県へ。収穫の秋、満足感たっぷりのマリアージュをお楽しみください。

サツマイモの魅力が満載。美しい2色の『芋ようかん』(彩菓庵おおき)

今回ご紹介するのは埼玉県の銘菓、「彩菓庵(さいかあん)おおき」の『芋ようかん』です。黄色の「プレーン」と鮮やかな「紫芋」、その美味しさはまるでサツマイモそのもの! でも丁寧に裏ごしされているので舌触りがよく、喉につかえることもありません。ポクっとした食感のプレーンはサツマイモの香りがより感じられ、しっとりした食感の紫芋は、意外にあっさりした味わいですが、後からコクのある甘みが追いかけてきます。

「彩菓庵おおき」の創業は今から90年近く前の昭和9年(1934年)です。創業者、大木仙次郎が芋菓子を考案し、川越方面を中心に全国に製造卸業を開始。2代目となる大木幸一は、幻の芋「栗まさり」を発見し、契約栽培を始めるなど、原材料となる芋の生産にも力を注ぎます。やがて3代目が芋菓子を継承しつつ和菓子の製造を始め、現在は4代目。埼玉県上尾市に本店を構え、屋号を「菓舗おおき」から「彩菓庵おおき」へ。季節の彩りを大切にしていきたいという想いが伝わってくる名前ですね。

埼玉で120年作り続けられている「紅あか」

サツマイモの歴史は古く、紀元前800~1000年頃にはすでに中央アンデス地方で栽培されていたようです。日本には中国を経由して沖縄へ。薩摩(今の鹿児島県)に伝わって日本全国に広まったことから「サツマイモ」と呼ばれるようになりました。

寛政元年(1789年)ごろには、江戸に焼き芋屋さんが登場。武蔵野台地(今の埼玉)のサツマイモが話題になります。肥沃な火山灰土層で、余分な成分がなく乾きやすい土だったため、良質のサツマイモが育まれたのです。
『芋ようかん』の紫芋は九州のサツマイモから作られていますが、プレーンに使われているのは主に地元の「紅あか」という品種。今から120年ほど前の明治31年(1898年)、現在の北浦和にあたる地域で山田イチ女という人が発見し、大評判になりました。鮮やかな紅色の皮、火の通りの早さ、ホクホクの食感、上品な甘さ。戦争などにより一時は途絶えかけるも、近年の復活に向けた取り組みが実を結び、見事に蘇りました。『芋ようかん』にはそんな歴史と埼玉の人々のサツマイモ愛がギュッと詰まっているのです。

技と工夫を極めてたどりついた、価値あるシンプル

それにしても、なんとシンプルな美味しさ、美しさなのでしょう。一般的な芋ようかんの中には、寒天で生地を固めているものもありますが、この『芋ようかん』は、サツマイモを丁寧に裏ごしして、ほんのり砂糖と塩を加えるのみ。添加物は加えず、色も自然のままです。形もすっきりしたブロック型。


でもシンプルに思えるお菓子こそ、実は奥が深いものです。素材の厳選はもちろん、サツマイモの個性を存分に活かしながら、最適な食べ心地を実現するには多くの苦労があったとか。砂糖と塩は、サツマイモの味を壊さず引き出せるだけの分量に。また紫芋は水分量が多いため、プレーンとブレンドしながら固さを調整する必要があるそうです。でもそんな苦労をひけらかさない素朴さがまた素敵ですね。

健康にも美容にもよい、優秀おやつ

健康を気遣う人にとっても『芋ようかん』は心強い味方です。そもそもサツマイモは栄養の宝庫。カリウムやビタミンCが豊富で、ビタミンEは玄米の2倍とか。水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく含まれ、紫芋にはアントシアニンも。便秘予防や生活習慣病対策、美容やエイジング対策などの観点からも注目の食材なのです。

そんなサツマイモを使った『芋ようかん』、気になるカロリーを見てみると…100gあたりわずか156kcal! ひとつだけでかなりの満足感ですが、それでも約125kcal、ふたつ食べても約250kcalです。保存期間が冷凍庫で1ヶ月(お取り寄せの場合)と長いのも嬉しいですね。この秋、ちょっと多めに冷凍庫にストック、なんていかがでしょうか。

【コーヒーマリアージュ】『芋ようかん』には、甘い香りのコーヒーを

ここからは、UCCのR&Dセンターで味わいに関するデータ分析の担当者が解説します!

それではコーヒーマリアージュ、してみましょう!
彩菓庵おおきの『芋ようかん』は、大きな満足感を得られる濃厚な食感、サツマイモ本来の味わいが濃縮された甘味と、芳醇な香りが特徴。これに合わせるなら、同じく甘い香りと濃厚なボディ感を持ったコーヒーがおすすめです。コーヒーの香りと風味が『芋ようかん』に負けることなく、口いっぱいに広がり、互いの甘みを引き立て合いながらひとつになります。

ひと口に甘みと言っても、いろいろですよね。砂糖や蜂蜜などがもたらすダイレクトな甘みとはまた違って、『芋ようかん』が持つ根菜の甘みやコーヒーの甘みは、柔らかく、ゆっくりと口の中を満たしていきます。深く繊細な甘みの共演は、秋のひとときを豊かに彩ってくれるでしょう。

『芋ようかん』のベストパートナーは『職人の珈琲 甘い香りのリッチブレンド』

『芋ようかん』にぴったりの、甘い香りと濃厚なボディ感を持ったコーヒーは『職人の珈琲 甘い香りのリッチブレンド』です。

コーヒーを実のまま天日で乾燥し、甘みと旨味を凝縮。深いコクと高い香りを、それぞれの目的別に最適な焙煎をしてからブレンドするWロースト製法で引き出し、さらに挽きたての香りを袋の中に閉じ込めました。コーヒーを愛する職人たちが、熟練の技術と心を込めてつくりあげたコーヒーです。

中でも『職人の珈琲 甘い香りのリッチブレンド』は、その名前のとおり、甘く豊かな香りがしっかりと立ち上るコーヒー。『芋ようかん』と合わせることで、自然な甘みのハーモニーを楽しむことができます。

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二つの旬が奏でる秋。大人になったあなたに贈るマリアージュ。

「サツマイモ」から皆さんは何を思い出しますか。お芋掘り、ハフハフ食べた焼き芋、それとも宿題しながらのおやつでしょうか。なんだか子どもたちの賑やかな声が聞こえてきそうですね。近年、子育てしやすい地域としても注目を集めている埼玉県。サツマイモや『芋ようかん』はこれからも多くの子どもたちに愛されながら思い出を作り続けていくのでしょう。

そしてサツマイモといえばやはり秋。旬は収穫から2、3ヶ月貯蔵した頃、つまり10月といわれます。江戸時代には川越のサツマイモを「九里四里(くりより)うまい十三里(9+4で13、また川越と江戸の距離が十三里)」と称える言い回しが生まれ、サツマイモを「十三里」と呼んだことから、10月13日が「サツマイモの日」になったというエピソードも。

一方、コーヒーは、日本において旬とされる時期は特にありません。でも肌寒い日が増え、コーヒーの温かさやカップから立ち上る香りが恋しくなる10月は、旬の幕開けと呼んでもいいかもしれませんね。
子どもたちのおやつにもぴったりの『芋ようかん』ですが、大人になった皆さんは、甘い香りのコーヒーと合わせて、二つの旬が奏でるマリアージュを楽しんでみませんか。思い出を温めながら。読書をしながら。音楽を聴きながら…。どうぞ豊かな秋をお過ごしくださいね。

ご紹介した埼玉県の銘品「芋ようかん」は以下でお買い求めいただけます。
※商品は冷凍配送となります。 
彩菓庵おおき オンラインショップ 

半澤 拓(はんざわ・たく)
2011年入社。UCCの研究施設イノベーションセンターにて研究開発業務に携わる。
2016年にコーヒーと食べ物の食べ合わせを分析する「フードマッチングシステム」を開発。コーヒーの味や香り、食べ合わせに関する研究報告やセミナーなど多方面で活躍。

UCCの「フードマッチングシステム」ほか、おいしい!を極める技術について興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

▼コーヒーマリアージュについての記事はこちら


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