【保存版】ポイントは応急処置！コーヒーのシミの落とし方 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

「あーーーーーっ！しまった！！」…うっかりつけてしまったコーヒーのシミを、キレイに落とす方法を知っていますか？
コーヒーのシミの落とし方保存版。ライオン株式会社で〝お洗濯マイスター〟の資格を持つ大貫和泉さんにコーヒーのシミの落とし方を教えていただきました！

INDEX

服についたコーヒーのシミ、どうしたら？

書類に目をやりながらコーヒーのカップを持ち上げたら、シャツにコーヒーをこぼしてしまった！コーヒーを淹れているときに服にコーヒーが跳ねてしまった…など、大切な服にコーヒーのシミをつけてしまった経験のある方も多いと思います。

そんな時も慌てないよう、きちんとした落とし方を知っておきたい！
今回は、ライオン株式会社、お洗濯マイスターの大貫さんに教えていただき、うっかり服につけてしまったコーヒーのシミの落とし方をご紹介します。

事前に洗濯表示をチェックしよう

ちなみに、服が家で洗濯できる素材かどうかは、事前に把握しておきましょう。衣類の洗濯表示のこの記号をチェック。×がついていたら家で丸洗いはできないので、シミを部分的に落としてあげることが必要。

漂白剤には塩素系、酸素系の主に2種類がありますが、漂白力が強い「塩素系漂白剤」は基本的に白物用。今回のシミ抜きでは色柄ものにも使える「酸素系漂白剤」を使います。以下の表示もチェックしておきましょう。

コーヒーのシミは応急処置が大切！

シミには油性のものと水溶性のものがありますが、コーヒーは、水と洗剤で落としやすい水溶性のシミになります。とはいえ、コーヒーは「コーヒー染め」という染色方法にも使われているように、時間が経つにつれ落としにくくなります。シミがついてしまったら、まず応急処置をすることが大切です。
外出先などでつけてしまったシミも、以下の手順ですぐに処置をしましょう。

1.水で濡らしたティッシュでつまみ取る

ティッシュを水で湿らせて、シミを挟んでつまみ、そのまま引き抜きます。この時シミを叩いてしまうと衣類にシミが広がってしまうので、引き抜くようにつまみ取ることが大切です。

また、レストランなどのおしぼりには塩素系漂白剤が使われている場合があり、衣類の色ぬけなどの原因になってしまうことも。応急処置にはティッシュと水を使いましょう。

2.乾いたティッシュで水分を取る

つまみ取ったら次に、湿らせたシミの水分を、乾いたティッシュで吸わせて取ります。この時、こすってシミを広げてしまわないように注意してください。

洗濯できるものは、すぐに洗濯を！

応急処置をした後、洗濯できるものはできるだけ早く洗濯をして、本格的にシミ抜きをします。ポイントは洗濯前のひと手間、シミの部分に液体タイプの酸素系漂白剤を塗ること。その後、洗濯機で洗濯をします。

汚れは放置すると落ちにくくなります。例えば1週間放置したシミは、洗濯しても落としきれずにうっすらと残ってしまうことに！

どうしても落ちないものはつけ置き洗いに

通常の洗濯で落ち切らないシミや、気づかずに時間が経ってしまったシミはつけ置き洗いで落とします。

ぬるま湯を洋服がつかる程度に入れ、「粉末の酸素系漂白剤」をいれて溶液を作り、30分〜2時間つけおいた後、衣類を洗濯機にいれて洗剤を入れ洗濯します。

「液体の酸素系漂白剤」を使う場合は、洗剤も一緒にいれて（水５Lに対し、水量30Lで洗濯する時の使用量）溶液をつくってください。つけおきに使った溶液は、そのまま洗濯の時に一緒に洗濯機に入れてもOKです。

洗濯できないものは、シミ取り剤で部分落とし

一方自宅で洗濯できないものや、そのまま明日も着ていくもの、今すぐシミだけ抜きたい時などは、MAGAZINEスタッフも愛用中のシミ取り剤「トップシミとりレスキュー」がおすすめ！

皮革製品やきものなど一部のものには向きませんが、その他多種多様な生地でも使えるすぐれものです。

→ LION「トップシミとりレスキュー」をチェック

使い方はとっても簡単。
吸収シートが付属しているので、シミの付いている部分の下にシートを入れて、シミとりレスキューでトントンと叩き出します。この時、周囲から内側へ向けてトントンするのがシミを広げないポイントです！

その後、水で固くしぼったタオルなどで、上から叩いて残ったシミ取り剤を取り除いてください。

コーヒーやしょうゆなどの水溶性のシミのほか、ミートソースや口紅など油性のシミも落とせます。持ち運びしやすいサイズ感なので、バッグに入れておけば外出先でも手軽に本格的なシミ抜きができますよ。

シミは落とせる！安心してコーヒーを楽しんで

いかがでしたか？
毎日のように飲んでいるコーヒーだからこそ知っておきたい、コーヒーのシミの落とし方。エスプレッソやカフェオレであっても基本的には同じように対応すれば大丈夫です。そして
「シミは早めの対処がとにかく大切なんです。シミがついたと思ったら、応急処置でしっかりとつまみ取りをしましょう。コーヒーのシミなら早めの対応できっとキレイに落とせると思います」
と大貫さん。

コーヒーの液色は濃いのでついてしまうとちょっとびっくりしますが、落ち着いて対処すれば恐るるに足らず！安心してコーヒーライフを楽しみましょう。