手動コーヒーミルの選び方|挽きたての香りを楽しめる家淹れアイテム

2019.07.12
コーヒーから香気成分が最も放出されるのは、どのタイミングかご存知ですか?焙煎しているときでも、淹れているときでも、飲んでいるときでもなく、実は「豆を挽く瞬間」。つまり、「ミルで挽く」というプロセスを自分の手で行うということは、コーヒーの香りを最高に楽しむことにもつながるのです。

ただ、一概にコーヒーミルといっても、タイプもいろいろ。今回は、時間はかかるものの、その分コーヒーの香りを堪能できる手動コーヒーミルならではの楽しみ方を通して、おすすめの選び方や人気製品をご紹介します。

ミルを持つメリットって何?手動コーヒーミルの特徴とは

コーヒーミルには、大きく分けて手動と電動との2種類があります。

それぞれに特徴があり、どちらが良い悪いというわけではありませんが、電動ミルと比較しつつ、手動ミルの良いポイントや手動ミルを選ぶメリットを簡単に解説しますので、コーヒーミルを選ぶときの参考にしてみてください。

コーヒーミルで挽きたての香りが堪能できる

そもそも、コーヒーミルの役割はどのようなものでしょうか。すでに挽いた豆(コーヒー粉)を購入すれば良いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、コーヒーミルの最大の魅力は、コーヒーが放つ香りそのものを堪能できること、そしてより鮮度の高い味わいのコーヒーを楽しめることです。

自宅でコーヒーを淹れている、もしくは、これから淹れてみようと思っているという方は、「ミルを持つこと」もぜひ検討してみてください。コーヒータイムが何倍も楽しくなりますよ。

手動ミルの特徴

コーヒーミルを選ぶ上で手動ミルの特徴を知っておきましょう。

手動のコーヒーミルは、その名の通り、手でハンドルを回してコーヒー豆を挽きます。実はそれなりに力も必要なのですが、ゴリゴリと豆の砕かれる音に耳を傾けながら自分のリズムで豆を挽くアナログさも、また魅力のひとつでしょう。

ただし常に手を動かさなければならないので、挽き終わるまでは離れられません。器具にもよりますが1杯分を挽くだけでも2分くらいはかかるので、時間に余裕がないと生活の中に取り入れるのは少し難しいかも。香りを楽しみながら時間をかけてゆったりと楽しみたいなら手動ミルを、素早く挽きたいなら電動ミル…そんな観点で選んでみても良いかもしれません。

手動コーヒーミルを選ぶための6つのポイント

とはいえ「手動のコーヒーミル」と言っても実に多くの種類があります。

ここからは、手動コーヒーミルを選ぶための6つのポイントをご紹介します。必ずしもすべてのポイントを意識する必要はありませんが、コーヒーミルを購入する上で外せないポイントを押さえておきましょう。

1. コーヒーミルの重さ、安定性はあるか

手動のコーヒーミルはハンドルを回して豆を挽きます。その際、コーヒーミル自体に一定の重さがあると、しっかりと安定してハンドルが回しやすくなります。

軽すぎると安定感がなく押さえる力もかなり必要になりますが、重すぎても棚やキッチンで持ち運びしづらいなどと思うこともあるかも。実際に、持ってみて良さそうな塩梅のものを選べると良いですね。

アウトドアでも使いやすい金属ボディのコーヒーミルなどは、しっかりとハンドルが回せるよう、もう片方の手で掴みやすい筒形になっているものなどもあり、比較的軽量です。もちろん家の中でも使用できますので、家用・外用を兼ねたい方は、この手のコーヒーミルを選んでも良いですね。

2. ハンドルの回し心地は快適か

手動のコーヒーミルを扱う上で、ハンドルはしっかりと確認しておきたいポイントのひとつ。せっかく気に入るデザインのものを購入できても、ハンドルが回しにくく使いづらくては意味がありません。

家庭用の多くは水平に回すタイプですが、持ち方によっては縦回しになるものも。また、ハンドルを掴む部分の形や素材、長さは製品によってかなり異なります。店頭で試し挽きができる場合は、自分の手に馴染むか、回しやすさなどを確認してみましょう。

3. 蓋の有無

テーブルに置いて挽くタイプのコーヒーミルは、豆を投入するところに蓋が付いているものとそうでないものがあります。

蓋があると、挽いたときに刃の回る勢いで飛び散るコーヒーを受けとめてくれるので、片付けの手間を考えると便利です。

とはいえ蓋の無いコーヒーミルは、構造にもよりますが、挽いている間もコーヒー豆の香りを感じやすいかも。見た目にも影響があるポイントなので、このあたりはぜひお好みで選んでみてください。

4. お気に入りのデザインか

日々の生活で使う道具は「かわいい」「使いたい」と感じられるようなものを選ぶと愛着も沸くというもの。特に手動のコーヒーミルは、スタイリッシュなものからレトロなものまで抽出器具の中でもぱっと人目を惹くデザインのものも多いので、棚に置いたときに映えるか…などインテリアを決める視点で選ぶと長く愛用できるかもしれません。

機能面を踏まえて迷ってしまう場合は、最終的に心が喜ぶ見た目から選ぶのもいいかもしれませんね。

5. 予算に見合った製品か

思い切ってコーヒーミルの購入を決めたとき、やはり価格も意識したいポイントのひとつです。手動ミルは電動に比べて安価で手に入りますが、それでもピンからキリまであり、デザインの凝ったものや良質な刃を搭載しているものなど高価な商品もたくさんあります。

初めてのミルならば、まずは比較的人気の価格帯である3,000〜5,000円程度で探してみるのが良いでしょう。初心者でも使いやすいラインナップが揃っています。

ミルを使いこなせるようになってきたら、より機能が充実したものを検討してみましょう。使用頻度に合わせて予算を検討するのがおすすめです。

6. メンテナンスしやすいか

コーヒーミルを使用する頻度によっては、メンテナンスの簡易さも選ぶ上での重要なポイントです。

コーヒーミルは使うたびに粉をはらう必要がありますので、専用のブラシも合わせて用意しておくと良いでしょう。買う前に、どこまで分解できるのか、刃のどこまでブラシが届くのかなども見ておくと良いでしょう。

ちなみにセラミック製の刃を搭載したミルは、刃の部分まで水洗いできるので、挽く頻度が少ない方でも衛生面的に安心です。

国内で販売されている主な手動コーヒーミル

ここからは、コーヒーミルの選び方を踏まえて、国内で販売されている主なコーヒーミルをご紹介します。数あるコーヒーミルの中から、用途にあった手動コーヒーミルをピックアップしています。

外せないポイントを意識しながら、ご自身の飲み方に合わせて選んでみてください。

Kalita「クラシックミル」

コーヒー製品のメーカーとして名高いカリタのコーヒーミルです。レトロな作りがとてもおしゃれなので、インテリアとしても飾っておきたくなってしまう方も多いでしょう。

箱型なので土台が安定している上、重量も1.25kgとずっしりめ。自宅で使う方におすすめです。蓋付きなのでコーヒー豆がこぼれてしまう心配もありません。

商品ページ:クラシックミル(Kalita)

パール金属「コーヒーミル(セラミック刃) UW-3503」

シンプルなデザインが魅力の、パール金属のコーヒーミルです。軽さとスタイリッシュさが特徴です。

219gと非常に軽量な持ち運びに便利なタイプで、セラミックの刃を採用。水洗いができるほか、金属臭が混ざらずコーヒー本来の香りを楽しめます。

商品ページ:コーヒーミル(セラミック刃) UW-3503(パール金属)

HARIO「コーヒーミル・コラム」

価格や性能面でちょうど良くバランスを取ったのがこちらのハリオの製品です。

明るい色の天然木を採用しているので、インテリアとして置いても穏やかな雰囲気に。比較的安価で、使い勝手も抜群です。

重量は501gと適度な安定感で、バランス良く便利なものを選びたいと考える際にはぴったりです。

商品ページ:コーヒーミル・コラム(HARIO)

長く使うために覚えておきたいコーヒーミルのお手入れ

コーヒーミルは購入して終わりではなく、日々の生活に馴染む大切な道具です。長く使うためのお手入れの仕方まで覚えておくとより充実したコーヒーライフが送れることでしょう。

購入前や購入直後にチェックしておきたい、コーヒーミルのお手入れ方法をご紹介します。

基本のお手入れはミル専用ブラシで粉を払い落とす

▲先が竹の繊維でできていて静電気が起きにくいミル専用ブラシ

コーヒーミルを使用していると、だんだんと器具の中に粉が残ったり、微粉が詰まってしまったりして、風味を落とす原因になります。

毎回使い終わった後にはミル専用のブラシを使い、ブラシの先が届くところまで挿し込みながら残った粉をしっかりと払い落としましょう。日々の清掃をこまめに行うことで長く愛用できます。

お手入れが面倒な方はセラミック製のミルがおすすめ

手動のコーヒーミルの中には水洗いをNGとしているものも多くあります。水分によって、パーツが錆びてしまう危険性があるためです。

セラミック製の刃を搭載したコーヒーミルなど水洗いが可能なタイプならば、分解可能なところまで分解し、あとは水で優しく洗い、しっかりと乾かせばOK。ブラシで一つずつ掃くよりも短時間で清潔さを保てるので、お手入れを簡単にしたい人、微粉の残りがどうしても気になる人などにはおすすめです。

ライフスタイルにあわせたコーヒー器具選びを

年々、コーヒー器具売り場にはアイテムが増え、選ぶ楽しさも増しています。

自分だけのお気に入りを見つける過程では、ライフスタイルを考えたり、利便性を考えたりと、さまざまな想像も膨らむはずです。ぜひ、検討している時間も楽しみながら、あなたのとっておきを見つけてみてくださいね。

 

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