長野県「白鳥の湖」×「ゴールドスペシャル まろやかブレンド」コーヒーの、おいしい恋活 vol.5 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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長野県「白鳥の湖」×「ゴールドスペシャル まろやかブレンド」
コーヒーの、おいしい恋活 vol.5 

日本各地を巡りながら、銘菓や特産品と相性ぴったりのコーヒーをご紹介する「コーヒーの、おいしい恋活」。vol.5は長野県へ。安曇野に舞い降りる白鳥が、まろやかなコーヒーとともに夢と幸せを運びます。

長野県の銘菓、優しい口溶けの『白鳥の湖』(開運堂)

今回は、長野県松本市の「開運堂」の『白鳥の湖』をご紹介します。水に浮かぶ白鳥が型押しされた丸いクッキーをそっと持って口に入れれば、ふわりと広がるシナモンの香り。そしてほろっと溶けていきます。白鳥というモチーフもロマンチックですが、余韻を残して口の中から消えてしまう感覚も、なんだか夢のよう。

「開運堂」がある松本市は、「スイーツの街」として、「松本スイーツコンテスト」を開催するなど、菓子文化が盛んです。もともとは城下町として栄え、菓子づくりを始めたのはお城に出入りする商人たちだったとか。豊富な地下水や農作物もまた、上質なお菓子作りを支えてきたのでしょう。
「開運堂」はそんな松本の地で、明治17年(1884年)に創業しました。意外なことにもともとは呉服商だったそうですが、菓子屋に転身し、第二次世界大戦後には伝統的な和菓子に加えて洋菓子もスタート。今では地元に根ざした幅広い商品で、長野を代表する人気菓子店となりました。中でもこの『白鳥の湖』は、お取り寄せ人気ナンバーワン! お土産としても愛されているロングセラーなのです。

安曇野に飛来する白鳥をモチーフに

松本市の隣、安曇野市に流れる犀川のほとり。ここに初めて白鳥が飛来したのが、1984年(昭和59年)のこと。それから毎年、多くのコハクチョウが、秋が深まるころにやってきては越冬するようになり、いつしか白鳥の来る湖として親しまれるようになりました。長野自動車道安曇野インターチェンジ交差点には、美しい白鳥のモニュメントが建てられており、観光客を迎えてくれます。
開運堂は、1998年(平成10年)秋、ここにやってくる優雅で幸福そうな白鳥をモチーフに新しいお菓子を作り、『白鳥の湖』と名づけました。

スペインの伝統菓子、ポルボロンをとりいれて

口の中でほろりと崩れて溶けるなんともいえない食感。落雁に似ているけれどちょっと違う、これは何という種類のお菓子? 実は、もとになっているのは スペイン、アンダルシア地方の伝統菓子、ポルボロンです。小麦粉、砂糖、アーモンドプードルなどを円形に固めて焼き上げたもので、塵やパウダーを指すスペイン語「ポルボ(polvo)」が名前の由来とか。古くは修道院で作られ、クリスマスなどに売られていたとのことですが、今は季節を問わず「幸せを呼ぶお菓子」として親しまれています。縁起が良くて「開運堂」の名前にもぴったりですね。

でも、これを取り入れる上では、いくつもの工夫が必要でした。そもそもとても柔らかく、口に入れて溶ける前に「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回言えたら願いが叶う、と言われるお菓子。日本の気候では、湿気を含んでより壊れやすくなる可能性もありました。しかも『白鳥の湖』はその名にふさわしく、愛らしさや美しさを演出するために、スペインのものより薄く、白鳥の型押しもほどこしてあります。開運堂では、そのデリケートな舌触りを残しつつ、できるだけ壊さずに持ち運べるよう、素材の配合や包み方に苦労を重ねたのだそうです。

缶に舞う白鳥は、柳沢健画伯の水彩画

きれいな缶も『白鳥の湖』の魅力です。開運堂は、地元の食べ物や景色はもちろんのこと、長野と縁の深い芸術家たちとの交流や、その作品もとても大切にしてきました。代々の社長が買い集めた絵画や骨董品などの所蔵品は、本店や喫茶スペースなどに飾られ、商品パッケージにも、絵本のような美しさや遊び心の感じられるデザインがいっぱい。安曇野(いわさき)ちひろ美術館や窪田空穂記念館とのコラボ商品もあり、パッケージを眺めるのも楽しみのひとつです。

この『白鳥の湖』の缶もまた、地域雑誌の表紙を手がけていた地元の画家である柳沢健氏に依頼したのだとか。清々しく爽やかな色づかいで、白鳥の羽ばたく音が聞こえてきそう。食べ終わった後も、小物入れなどに使いたくなりますね。

【コーヒーマリアージュ】『白鳥の湖』には、柔らかい口あたりのコーヒーを

ここからは、UCCのR&Dセンターで味わいに関するデータ分析の担当者が解説します!

それではコーヒーマリアージュ、してみましょう!
『白鳥の湖』は、リッチな甘味を持ちながら、非常に柔らかく、新雪のようにやさしい口溶けが魅力です。口の中に広がるのは、シナモンの香りとまろやかで優しい甘み。このようなお菓子と合わせるには、同じようにほのかに甘い香りを持ち、まろやかな味わいを持ったコーヒーがおすすめです。

もともとコーヒーとシナモンは相性が良く、シナモンを添えてコーヒーを楽しむ人も多いのです。でも『白鳥の湖』から感じるシナモンは、スパイシーとまではいかない品のよい香りなので、それを引き立ててくれるコーヒーを選びましょう。またお菓子のほろほろ感、柔らかな舌触りを壊さないという意味でも、口あたりの優しさにはこだわりたいですね。

『白鳥の湖』のベストパートナーは『ゴールドスペシャル まろやかブレンド』

マイルドな味わいや口あたり、ほのかに甘い香りを持ち、『白鳥の湖』とベストカップルとなるコーヒーは、『ゴールドスペシャル まろやかブレンド』です。苦味、酸味、コク、どれかが突出することなく、まさにまろやかな優しさを大切に作られたコーヒーです。『白鳥の湖』とは、お互いの味を繊細に包み合い、心地よい余韻の広がりが楽しめるでしょう。

『ゴールドスペシャル まろやかブレンド』の絶妙なバランスは、100万とおりからベストな焙煎レシピを選び抜く、ロースターのこだわりがあってこそ。コーヒー豆を、産地や銘柄ごとそれぞれに最適な火加減で「単品焙煎」してからブレンド…という緻密なプロセスを経てたどり着いた味わいです。

『白鳥の湖』の命ともいえる口溶けも、壊すことなくひとつになれるパートナー。食べてすぐ飲んでみるもよし、食べて少ししてから飲むもよし、時間差による違いも楽しんでみてくださいね。

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白鳥を思い描いて、夢見るようなコーヒータイムを

昨年(2021年)、 白鳥たちは10月半ばに650羽ほど飛来して冬を過ごし、3月に旅立ったそうです。雪景色の中に泳ぐ姿は本当に優雅で幻想的。春が近づいてはばたく練習をする幼鳥たちや、大空に飛び立つ様子には、命の輝きも感じます。地球環境の変化など心配なことはたくさんありますが、これからも白鳥たちが安心して訪れてくれるように、大切に見守りたいですね。

そんな情景を想像させてくれる『白鳥の湖』は、包装もきれいなので、贈り物としても喜ばれそう。幸運、開運への願いをこめて大切な人に。バレエが大好きなお子さまやスペインに憧れるお友だちにも。缶を包む水色の紙には1羽の白鳥が静かに浮かび、個包装の袋を留めるシールにも1羽。その翼できっとそれぞれの思いを届けてくれますよ。

そして食べるときには、言い伝えどおり「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回となえてみてはいかがでしょう。『まろやかブレンド』をかたわらに。もしかすると、マイルドなコーヒーとの優しいマリアージュは、最初に訪れる小さな幸せかもしれません。

 ご紹介した長野県の銘品「白鳥の湖」は、以下でお買い求めいただけます。
 御菓子司「開運堂」 オンラインショップ 

半澤 拓(はんざわ・たく)
2011年入社。UCCの研究施設イノベーションセンターにて研究開発業務に携わる。
2016年にコーヒーと食べ物の食べ合わせを分析する「フードマッチングシステム」を開発。コーヒーの味や香り、食べ合わせに関する研究報告やセミナーなど多方面で活躍。

UCCの「フードマッチングシステム」ほか、おいしい!を極める技術について興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

▼コーヒーマリアージュについての記事はこちら


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