時代が生んだ「リッチ」な味わい『UCC BLACK無糖 RICH』 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

1994年の『BLACK無糖』発売以来、ブラックコーヒー缶のパイオニアとして走り続けてきたUCCが、新たな時代のニーズに応えて開発した『BLACK無糖 RICH』。そこに込めた想いをご紹介します。

INDEX

すべては『UCC BLACK無糖』から始まった

UCCのブラックコーヒー缶の歴史は1994年発売の『BLACK無糖』から始まります。それまでの缶コーヒーは、働く人を意識して砂糖もミルクもたっぷり、香りは香料に頼ったものが主流でしたが、健康への意識の高まりなどを受けてブラックコーヒーを商品化することに。香料を使わず、純粋にレギュラーコーヒーの自然な香りで勝負した『BLACK無糖』を作ったのです。

発売当初はなかなか売れず。しかしその後も、少しずつ熱を帯び始めた支持に励まされながら根気強く販売し続けた結果、次第に知名度や人気が上がり、ついには、多くのファンを持つ看板商品と言えるまでになりました。

『BLACK無糖』は30年近い歩みを経た今も、「レギュラーコーヒー100%で香料無添加」という特徴を変えてはいません。使う豆、挽き方、焙煎技術などを少しずつ進化させながら、愛されてきた味を大切にしています。

「瞬間的なリフレッシュ」から「少しずつ楽しむ」へ

『BLACK無糖』は今も安定した人気があります。でも缶コーヒーの楽しみ方は、ライフスタイルの変化などによって多様化してきました。以前は瞬間的なリフレッシュを目的に、開けて即飲み終わるスタイルが多かったのですが、少しずつ飲む「ながら飲み」をする人も増え、蓋を開け閉めできるリキャップ缶の需要が高まってきました。

ただ、リキャップ缶は口径が広い分、香りの良さがより重要視されます。また少しずつ飲むならば、ひと口飲んだときの満足度も求められます。それらに応えたいという思いから誕生したのが『BLACK 無糖 RICH』でした。

「ひと味違うブラックコーヒー缶」を叶える工夫

譲れないのは、香料無添加

どんなに香り立ちを良くしたくても譲れないのが、『BLACK無糖』のポリシーでもある「香料無添加」。UCCは、あくまでもドリップコーヒーの自然な味と香りを引き出すことにこだわり続けました。

堂々と名乗れる「リッチ」なコーヒー

『BLACK無糖 RICH』のスペック部分には「コーヒー飲料」や「コーヒー入り清涼飲料水」ではなく、シンプルに「コーヒー」と書かれています。これは、コーヒー豆を一定量以上使用しているという証。
かつ、「プレミアム」「エクセレント」「リッチ」などを名乗れる基準も、実は規約で定められており、『BLACK無糖 RICH』は、自社従来品と比較してコーヒー豆を2割以上増量することでこちらもクリア。堂々と「RICH」を名乗ったコクのある味わいに仕上げています。

コクとキレを両立する、2種類の温度帯

コーヒーは抽出時に使用するお湯の温度によって、引き出される味わいが変わります。『BLACK無糖 RICH』は、高温、低温の2温度帯で抽出し、複雑で奥行きのあるコクがありながら、クリアな後味を実現しました。

こだわりの極み、工場泣かせ？の缶コーヒー

香りを香料に頼らない。コーヒー豆を豊富に使う。豆種の配分と焙煎時間、抽出温度による無数の組み合わせの中からベストなものを探していく⋯となると、コストや効率性とバランスをとるのもたいへん。数えきれないほどのアイデアを出し、工場との間で「それは無理です！」「ではこの条件ならできますか？」のやりとりを何度も重ね、何十もの試作品を作って、ようやく生まれたのが『BLACK無糖 RICH』でした。

「BLACK無糖 RICH」担当者オススメの飲み方は？

そんなこだわりが詰まった『BLACK無糖 RICH』は、ホットでもコールドでも、常温になっても美味しさを楽しめます。
缶のサイズも2種類あり、長い時間をかけてゆっくりたくさん飲みたい人や、温度変化によって変化する味を楽しみたい人には375g缶、短時間で開けたときの温度や香りを楽しみたい人や、バッグに入れて持ち歩きたい人には275g缶がおすすめです。

開発担当者いわく、「今の寒い季節は、ホットの『BLACK無糖 RICH』を買って、カイロがわりに手を温めながら味わっていただければ、心も体も暖まりますよ」