『ORIGIN BLACK(オリジン ブラック)』は、長年支持をいただいてきた『BLACK無糖』の開発経験をもとに、新しい時代のニーズや価値観にも応えるべく生まれたブラックコーヒーです。そこに託した想いをご紹介します。
現代だからこそ生まれた缶コーヒー
『BLACK無糖』の記事でご紹介したように、UCCがブラックコーヒー缶を作る上で大切にしてきたのは、「レギュラーコーヒー100%、香料無添加であること」こと。『ORIGIN BLACK』はその特徴をしっかり受け継ぎながらも、コーヒーの楽しみ方からサステナビリティへの意識まで、新たな価値観に寄り添えるブラックコーヒー缶です。
「豆の産地を楽しむ」を缶コーヒーでも
近年、コーヒーの楽しみ方は大きく広がりました。少し前までは「ブルーマウンテン」などいくつかの有名な産地以外、あまり意識されることなく飲まれることが多かったコーヒー。でも昨今ではカフェのメニューでも産地が記されるようになり、豆の個性による香りや風味の違いを楽しむ人が増えています。
『ORIGIN BLACK』は、そんな楽しみをいつでも手軽に味わってほしいという想いから生まれました。コーヒー文化の成熟とともに育まれた現代人の好奇心に、しっかり応える缶コーヒーなのです。
サステナビリティへの意識を大切に
『ORIGIN BLACK』には、高まるサステナビリティへの意識も反映しています。UCCは2022年4月、地球環境や労働環境を向上させるための具体的な基準を設けた「UCCサステナビリティ指針」を制定。 『ORIGIN BLACK』はそれらを満たし、第4弾の「ルワンダ&コロンビア」からは、ボトルに「サステナブルなコーヒー調達」のロゴマークが付けられています。
「ルワンダ&コロンビア」は、後に紹介するように、UCCがコーヒーの品質と生産者たちの暮らしの向上をめざして直接関わってきた産地の「ルワンダ 」を50%、「サステナブルなコーヒー調達」の考え方を満たした「コロンビア」を50%使用。サステナビリティについて考える方たちにも、安心して選んでいただけます。
スペシャルティコーヒーの魅力×缶コーヒーの魅力
主にスペシャルティーコーヒーに求められてきた、雑味がなくクリアでフルーティーな味わい。一方、缶コーヒーに求められているのは一定の苦味やコク。『ORIGIN BLACK』は、そんな異なる魅力の両立を目指しました。
2つの産地の組み合わせで叶えるハーモニー
両立するのはとても難しいことでしたが、実現の鍵を握っていたのは、産地を組み合わせることでした。たとえば「ルワンダ」の特徴は、グリーンアップルを思わせる明るくフルーティーな風味。そこに「コロンビア」をブレンドすることで、缶コーヒーらしい苦味やコクをアクセントとして加えることができたのです。
今回がシリーズ第4弾になりますが、春夏に出したアイテムには、より爽やかさが引き立つ豆、秋冬にはより深い味わいを引き出す豆…と組み合わせることで、季節に合った味わいが楽しめるように工夫しました。
カッピングを繰り返して到達するベストバランス
『ORIGIN BLACK』は、使用するコーヒー豆を決めてからも、目指す風味や香りを備える1本として完成させるまでは長い道のりでした。コーヒー豆を単品ごとに焙煎し、そのコーヒー豆の良さを最大限引き出す焙煎レシピはどれか。そして「カッピング」と呼ばれるテイスティングを幾度も繰り返して、ようやくベストなバランスに到達することができました。
ストーリーと世界観に思いを馳せて
『ORIGIN BLACK』の産地は、どのようにして選ばれているのでしょう。
そこにはそれぞれ、特別なストーリーがあるのです。
産地の名前に秘められた農園との絆
UCCが『ORIGIN BLACK』の産地を選ぶ際、大切にしているのはそこにしっかりしたストーリーがあること。とくに農園との絆です。たとえば第3弾、第4弾に選んだのは「ルワンダ」でした。
2012年、UCCはJICA(国際協力機構)との共同プロジェクトで、ルワンダのフイエ郡ソブ村を訪れました。プロジェクトの名前は「一村一品」。土地の特産品を通じて地域の活性化や生活の向上を、自立してかつ持続的にできることを目指すもので、ルワンダの名産は、内戦からの復活にも大きく寄与したコーヒーだったのです。
JICAはすでに撤退しましたが、UCCはその後も残り、農事指導や環境の整備を行い、質の高いコーヒー豆を作ると同時に、よりよい環境で人々が暮らせるよう支援を続けています。
こちらの取り組みについては、「UCCのサステナビリティ」もぜひご覧ください。
世界観を感じるボトルデザイン
ボトルの色やデザインからも、産地の景色や人々の暮らしを想像していただけるよう、鮮やかでユニークなものに仕上げています。
アフリカ大陸というと赤土や砂漠がイメージされがちですが、ルワンダは「千の丘の国」とも呼ばれる自然豊かな土地。そこで「ルワンダ&コロンビア」には美しい緑色を用いました。
また「ルワンダ&コロンビア」には「イミゴンゴ」をモチーフにした模様をあしらっています。「イミゴンゴ」は1800年代前半、当時の王国の王子が、おもてなしの気持ちを表すための室内装飾だったと言われ、今では現代アートとしても注目されています。
SNSで広がる、楽しみと期待感
「『ORIGIN BLACK』は、SNSの写真付きの投稿率も高く、「新商品見つけた!」「おしゃれ」「飲んでみたい」など、すでにさまざまな反響をいただいています。個性的で新しいものを好まれる人から次第に広がり、幅広い層から「次は何だろう」という期待の声も聞かれるようになりました。」とブランド担当者は語ります。
担当者おすすめの飲み方も。
「季節やシーンに応じて、ホットでもアイスでも」。ホットであれば香り立ちが、アイスでは爽やかな喉越しが楽しめます。デザイン性の高いボトルが机やテーブルもおしゃれに彩り、コーヒーをカップに移せばより本格的なカフェ気分が味わえると思います!」
いま、そして未来をも見据えた新たなブラックコーヒー缶『ORIGIN BLACK』。サステナビリティ、異文化や大自然へのロマン、そこにこめられたストーリーなどに思いを馳せながら、こだわりの味と香りをお楽しみください。
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