イベントレポート！コーヒーを「食べる」…余韻を味わう『YOINED（ヨインド）』をお披露目しました！

「ねぇ、コーヒー、食べない？」
…そんな誘い言葉を聞く日が、これからやってくるかもしれません。いえ、実はもうやってきました！「食べる」ことで、コーヒー豆の素晴らしい香りと味を余すことなく堪能できる『YOINED（ヨインド）』。
今回は、そのお披露目会の様子をレポートします。

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はじまりは「コーヒー豆を余すことなくすべて味わいたい」そんな想いから

ページの最初の画像を見て「これがコーヒー？？？」と思った方もいますよね。限りなくアレに見えるかもしれませんが（笑）、こちらが『YOINED（ヨインド）』。ちなみにカカオ豆は一切使用していません。

はじまりは、UCCの研究機関である「UCCイノベーションセンター（当時は「R&Dセンター」）」の研究員のある想いからでした。

焙煎したコーヒーのこの素晴らしい香り、味。これを抽出した液体で飲むのではなく、そのまま全てを味わうことができないだろうか。

そこから試行錯誤を重ね、ついにコーヒー豆をまるごと活用する技術を開発しました。それは、ドリップする時よりも、もっともっと細かく粉砕した粉と、コーヒーから抽出されたコーヒーオイル、植物油脂を混合・混錬する、というもの。さらに成型することでコーヒーの香りをしっかり閉じ込められた固形状にすることができ、そのまま食べられるようになったのです。

こうして研究員の深すぎるコーヒー愛は、2021年3月に特許を取得（※）、UCC独自の技術のひとつとなり、『YOINED（ヨインド）』の誕生へと繋がっていきました。

※コーヒー粉砕物とコーヒーオイル、植物油脂を混錬し香りを保持する技術（特許6849552号）

香りと味、そして余韻を感じてほしい！だから『YOINED（ヨインド）』

お披露目会が開催されたのは、UCCの東京本部のショールーム。UCCコーヒーアカデミーへいらしたことのある方ならご存じかと思いますが、入口にはコーヒー農園の温度・湿度に設定した空間に、本物のコーヒーの木が並んでいます。その先の扉から会場へ。

まずはプロジェクトの中心となった小坂から、前述の開発背景のほか、商品特長や製法について詳しくご紹介。『YOINED（ヨインド）』の食物繊維量が飲むコーヒーの約6倍にもなり、カフェイン量は5分の1である（UCC上島珈琲調べ）という研究結果には、驚きの表情を見せる方も。

そして『YOINED（ヨインド）』でもっとも感じてほしいのは、ネーミングの由来にもなったその素晴らしい「余韻」であると熱く語りました。固形だからこそ、長く口内にとどまり、強く・長い香りが続くのだと。

次にUCCコーヒーアカデミーで講師を務める村田からは、『YOINED（ヨインド）』の原料となったコーヒー豆「エチオピアシャキッソ」についての紹介と「おいしい」と感じるために、いかに「香り」という要素が重要なのかを、例を交えながら詳しく解説。

そしていよいよお待ちかねの実食タイムです。『YOINED（ヨインド）』はひと箱のなかに、2つの味が3枚ずつアソートされているので、発表会では、キレのある苦味と心地よい酸味が楽しめる「CRAZY BLACK（コーヒー豆配合量 40％）」と、コーヒーとミルクが調和した「MELLOW BROWN（コーヒー豆配合量 15％）」、そこへ原料である「エチオピアシャキッソ」をドリップしたコーヒーを添えてご提供しました。

小坂から、食べる順として、まず「MELLOW BROWN」、そして一度コーヒーを飲んでから「CRAZY BLACK」を味わってほしいとお伝えすると、参加した皆さんは、舌の上に広がる『YOINED（ヨインド）』を、味覚だけでなく、嗅覚を研ぎ澄ませながら召し上がっているようでした。

ちなみにMAGAZINEスタッフは、「コーヒーを食べる」という感覚をより楽しめる「CRAZY BLACK」がお気に入り。舌の上、そして喉をゆっくりと通り過ぎてゆくコーヒーの存在感が鮮烈。飲んでいた時とは全く違うコーヒーの新しい一面に、一口噛じるたびに心を奪われます。飲み物を添えるなら、コーヒーはもちろん合うとして、甘めのカクテルなんかも相性が良さそう。
お披露目会に参加していたスタッフの間では「まろやかで食べやすい」と「MELLOW BROWN」も人気でしたよ。