今回は商品名の「黒の余韻」からイメージされる本を、“本のプロ”がセレクト。コーヒーと本との素敵なマリアージュをご提案します。それぞれの“余韻”を楽しむ、心豊かなひとときを過ごしてみませんか?
『UCC BLACK無糖 黒の余韻』とは
UCCの缶コーヒーブランド「UCC BLACK無糖」の特長である、レギュラーコーヒー100%と香料無添加へのこだわりはそのままに、またまたブラックコーヒーファンを唸らせる自信作が登場しました!
「余韻」がブラックコーヒーを選ぶ新たな理由に
まず、そのインパクトのある、独特な名前が気になりますよね。これは、コーヒーの苦みや濃さ(深さ)を伝える「黒」と、雑味がなく心地よい上質な苦み・味わいの「余韻」から名付けられたもの。この商品の特長を印象的に表現しています。

注目したいのは、他の缶コーヒーにはなかった、“後味の余韻”にこだわったという点。コク、キレなどに加えて、これからコーヒーファンがブラックコーヒーを選ぶ際の、新しい選択肢を提案する1本なのです!では、この“余韻”は、どのように作られているのでしょうか?
上質な苦みの余韻が続くような味覚設計
一般的に缶コーヒーの開発では、苦みを強くすると、後味の苦みや雑味も出てきやすいのですが、UCCは2つのポイントに着目して味覚設計を進めました。
1つ目は焙煎・ブレンドへのこだわり。多様な産地のコーヒー豆を複数の焙煎度で炒り分けることで、「深いコク」を実現。
2つ目は抽出へのこだわり。高温・低温の異なる温度帯で抽出することで「質の良い苦みの後味」を実現しました。
これらの工夫によって仕上がった、後味の雑味が少なく、上質な苦みの余韻が続く味わい。まさにコーヒー好きにも飲んでもらいたい、ひと口の満足感がある飲みごたえを楽しめる缶コーヒーです。事実、発売前の調査※ではお試しいただいたコーヒー好きの方の90%から「好きな味(好き・やや好き)」と評価をいただいています。
ブラックとゴールドの上質感のあるパッケージからも苦みと深い味わいが感じられ、肩部のグラデーションで後味に広がる余韻を表現しています。お店で見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。
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※UCC調べ『ブラックのボトル缶コーヒー(200-600ml程度)に関するホームユーステスト』より
「黒の余韻」を感じる本を、“本のプロ”が選出!
今回は『UCC BLACK無糖 黒の余韻』とともに味わいたいおすすめの本を3冊、ブックシェルフディレクター市川由加里さんが選んでくれました。読者の気分に寄り添う選書で定評のある市川さんが、『UCC BLACK無糖 黒の余韻』を飲んで、その余韻と響き合う印象を感じた本とは?
1.「星は周る」

あらすじ
古今東西の文学や民俗を渉猟し、軽妙洒脱な筆致で星を紹介した「星の文人」野尻抱影。星との出会い、抱影が特に愛したオリオン座やシリウス、四季折々の星にまつわる話などを厳選。
この本から感じられる「黒の余韻」
「黒の余韻」を一口飲んで、驚くのはその雑味のなさ。まるで広大な夜空のように澄んでいます。美しい星月夜に、ゆっくりコーヒーを飲みながら、「星の文人」と称された野尻抱影の名エッセイに触れる時間はきっと至福なものとなるでしょう。
野尻抱影は冥王星の名付け親として知られ、古くからある星の和名や伝承を収集し日本の民俗学に貢献した人。丹念に、歳月をかけて星々に向き合い、感じたことを記した文章は、読む人の心を打ちます。一つのことに真摯であること。真っ黒に見える夜も目を凝らすと、さまざまな色や光、物語が見えてきます。
2.「古道具 中野商店」

あらすじ
東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。キリッと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち……。不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く傑作長編。
この本から感じられる「黒の余韻」
大きな事件が起きるわけではありません。東京近郊のとある商店街の、とある古道具屋が舞台です。何気ない日常や人間模様を淡々と描いているのですが、その静かな交わり具合がどこか不思議で、心地がいい。どうしてこんなに読んでいて居心地がいいのだろう?それはきっと、登場するどの人も温かくて憎めないし、その上どうやらこの小説からはちょっと「いい匂い」がするからだと思います。
古道具の匂い、街の匂い、人の匂い。鼻をくすぐる刺激は、こころの奥の懐かしさも呼び起こします。コーヒーの上質な香りと余韻に包まれているような、からだごと、ゆっくりゆだねる佳い時間です。
3.「デトロイト美術館の奇跡」

あらすじ
ピカソやゴッホ、マティスにモネ、そしてセザンヌ。市美術館の珠玉のコレクションに、売却の危機が訪れた。市の財政破綻のためだった。守るべきは市民の生活か、それとも市民の誇りか。全米で論争が過熱する中、一人の老人の情熱と一歩が大きなうねりを生み、世界の色を変えてゆく――。大切な友人や恋人、家族を想うように、アートを愛するすべての人へ贈る、実話を基に描かれた感動の物語。
この本から感じられる「黒の余韻」
自動車産業の衰退によって財政破綻したデトロイト市。その負債を補填するため、市が所有するデトロイト美術館(DIA)の膨大なアートコレクションを競売にかけて売却する案が浮上します。
この危機に対し、アートを愛するさまざまな人々が立ち上がりました。絶望的な状況下で、アートを守ろうと奔走しその苦難を乗り越えた人々の物語は、読後、清々しい余韻を残します。「黒の余韻」のように、苦みのあとに訪れる豊かな後味。物語の終わりに希望の光を感じさせる体験です。
市川由加里 / ブックシェルフディレクター

岐阜市出身。岐阜大学教育学部社会学科在学中に他大学にて司書の資格を取得。ロンドン留学を経て、祖母の代から続くトータルメンテナンスサロン「菊川美容健康道場」に携わる傍ら、2022年から“名前から本を選ぶ”サービス「とある一冊の本」を開始。利用者の名前を手がかりに本を選び、小包で届けるユニークなスタイルが話題に。また「まちのちいさな本棚」など、地域と本をつなぐ活動も展開している。
心に染みわたる余韻をじっくりと楽しんで

いかがでしたか?あなたのコーヒー時間に選びたい一冊は、見つかりましたか?
考えてみたら、コーヒーと本はずっと昔からの好パートナー。どちらも、じっくりと余韻に浸る時間が、毎日の暮らしを、そして人生を、さらに深く豊かにしてくれます。
『UCC BLACK無糖 黒の余韻』を片手に、今夜もどうぞ楽しいくつろぎ時間を!
監修:UCC COFFEE MAGAZINE編集部
今すぐおいしいコーヒーを淹れたい!と思ったら…
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