ベトナム式コーヒーのおいしい淹れ方・飲み方を徹底解説! | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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ベトナム式コーヒーのおいしい淹れ方・飲み方を徹底解説!

コンデンスミルクを入れてつくる、甘くて濃くてちょっぴり苦い「ベトナム式コーヒー」は、専用のドリッパー(金属フィルター)を使ってつくります。器具があれば手順は簡単!いつものペーパードリップコーヒーとひとあじ違うコーヒータイムを、家でもぜひお試しあれ!

生産量 世界第2位のコーヒー大国「ベトナム」

東南アジアのインドシナ半島東部にあるベトナム。この国で生産されているコーヒーの9割以上はカネフォラ種ロブスタ(以下ロブスタ)という品種です。ストレートで飲まれるアラビカ種とは違い、苦味も強く少しクセのある味わいのロブスタは、ほかの生産国のコーヒーとブレンドして使われることがほとんど。日本では単体で市販されることが少ないため、ベトナムが「コーヒーの生産地」と言われても、ピンとこない人もいるかもしれませんが、実はブラジルに次いでコーヒー生産量世界第2位のコーヒー大国なのです。

そんなベトナム産ロブスタを深めに焙煎し、濃く抽出してコンデンスミルク(練乳)と一緒に味わうのが、ベトナムのコーヒースタイル。濃厚なコーヒーに甘いミルクをあわせ独特のテイストが、クセになるコーヒーです。

ベトナム式コーヒーの淹れ方・手順解説

では、ベトナム式コーヒーを淹れる専用ドリッパー「カフェ・フィン」を使って詳しい淹れ方を解説していきます。

カフェ・フィンは1,000円程度のお手頃価格のものが多く、ネット通販でも購入できるので、ちょっと試してみたいという方でも手を伸ばしやすいコーヒー器具でもあります。ベトナムでは、コーヒーショップや市場でも売られているので、旅行の際には、コーヒー好きな方へのお土産にしてももいいかもしれませんね!

カフェ・フィンは4つのパーツに分かれていて、フタ以外のすべてにお湯を通す小さな穴があいています。

おいしいベトナム式コーヒーを淹れるために必要な器具、材料

【器具】
カフェ・フィン
お湯を注ぐポット(ドリップポッド)
キッチンスケールなど

【材料(1杯分)】 ※いずれもお好みで加減してください
コンデンスミルク(練乳)20g程度
コーヒー粉、深炒り中挽き 12~15g 
お湯(注ぐのは120ml程度)

使用するコーヒーは、ベトナム産ロブスタが理想的ですが、手に入らない場合は、焙煎深めのブレンドなどで代用してみましょう。

材料を見てお分かりの人もいるかもしれませんが、コーヒーの粉12~15gに対してお湯が120mlですから、抽出されるコーヒー液はかなり濃いめになります。
またカフェ・フィンの穴はペーパーフィルターのキメの細かさとは違い、微粉を通す大きさ。同じコーヒーでもペーパーフィルターで飲む時とはまた違った味わいを感じられると思います。

淹れ方

1. まずスケールの上に置いたカップの中にコンデンスミルク(練乳)を入れます。

2. カップの上に台と本体をセットし、中に中挽きのコーヒー粉を入れます。

3. 粉の上から、おさえをセットします。ネジがあるタイプのものは、しっかりとネジを締めましょう。(この写真のカフェ・フィンはのせるだけのタイプです)

4. そしてここでスケールのスイッチオン!120mlを目安に(デジタルスケールで120gまで)ゆっくりとお湯を注ぎます。蒸らしは必要ありません。

5. フタを本体上にセットして、コーヒー液が落ちるのを待ちます。

6. 落ちきったらフタを外して上向きに置き、その上へ台と本体を外して置きます。抽出し終わる前に本体を動かすと、フタの上にコーヒーが垂れてきてしまいます。しっかりと落ちきったことを確認してから本体を外してください。

これでできあがりです。
コンデンスミルクの白とコーヒー色のコントラストが綺麗ですね。飲む時に、底に溜まっているコンデンスミルクとコーヒーをかき混ぜて一緒にいただきます。しっかりかき混ぜても良いし、軽くかき混ぜて、飲むほどに底に溜まったコンデンスミルクを濃く感じられる変化のある飲み方も、オススメですよ!

また、もっとミルク感が欲しい、コーヒー感を強くしたい、など自分の好みに合わせて、使う材料の量も調整してみてください。

スッキリ飲める、アイス・ベトナム式コーヒーもおいしい!

コンデンスミルクを入りの濃厚な味わいのベトナム式コーヒーは、冷たくしても美味。淹れたてをしっかりとかき混ぜたら、氷を入れたグラスに注いで「アイス・ベトナム式コーヒー」としても楽しめます。

氷で濃さが少し薄まるのもあって、ホットよりも口当たりがよく、飲みやすくなります。ほどよい甘さは、暑い夏の疲れも癒してくれそうです。

マイルドな味わいが好きな方は、コンデンスミルクを多めに。より飲みやすい味わいになります。

ベトナムはコーヒーアレンジのバリエーションが豊富

暑い気候のベトナムで、古くから愛されている甘くて苦い「ベトナム式コーヒー」、いかがでしたでしょうか。

ベトナムではほかにも色々なアレンジコーヒーがあり、例えばヨーグルトの酸味がおいしい「ヨーグルトコーヒー」や、まろやかな味わいの「エッグコーヒー」など、ちょっと意外ともいえる組み合わせのアレンジコーヒーも楽しまれています。

世界に目を向けると、まだまだいろいろな味わいがあることに気付かされます。
カップの底にとろっと溜まったコンデンスミルクへ、カフェ・フィンからポタポタと垂れる濃いコーヒーを眺めながら、ベトナムの熱気に思いを馳せて。。

「ベトナム式コーヒー」はちょっとしたデザート気分でも飲めるので、「家で飲むコーヒーはもっぱらブラック」という人も、いつもとは違う味わいにトライしてみてはいかがでしょうか。


生産国としてのベトナムを紹介しているこちらの記事もどうぞ!

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