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理想の味を実現するために知っておきたい「はかる」大切さ

2019.06.10
あなたはコーヒー1杯分の量をどうやって計量していますか?「目分量かな…」という方も多いかもしれませんね。今回は美味しいコーヒーを淹れるために「量る」ことの大切さについてお話します。

 

ひとすくいの量は、計量スプーンによってこんなに違う!

 

ずらっと並べたこちらの計量スプーンはすべてMAGAZINEスタッフの私物。ドリッパー購入時に付属していたスプーンや、コーヒー器具と一緒に販売されていたスプーンなどで、どれも普段コーヒーを淹れるときに使っているものです。

 

こうして並べてみると、大きさはそこまで変わりないように見えますが、実際のところどうなのか疑問に思い、それぞれすり切り1杯分で何gあるのかを量ってみました。使ったのはミディアムローストの豆を中細挽きにしたコーヒーの粉。結果がこちらです。一番少なかったもので「4.5g」、一番多かったもので「8.8g」と、すくえるコーヒーの量(重さ)は倍近い差があることが明らかになりました。

 

 

大半のコーヒー製品のパッケージには「1杯分 約12g」など、製造メーカー推奨の分量の目安が記載されています。家で淹れている人の中には「コーヒーを買ったときに付いてきた計量スプーンを使ってます」という人も多いと思いますが、コーヒー用として世に出回っている計量スプーンでも、実際は、こんな風にメーカーごとにかなり容量が違います。


もしあなたが「ひとすくいが理想的な1杯分」だと信じて淹れていたら?
せっかく自分の手で丁寧にコーヒーを淹れても、使う豆の量が毎回違ったり、メーカー推奨の量とかけ離れてる場合、目指す美味しさとは全く違う味を飲んでいる、ということもあるかもしれません。

 

 

コーヒー豆を正しく計るための「キッチンスケール」の使い方

 

そこでおすすめしたいのは、計量スプーンはあくまで「コーヒー粉をすくうもの」と割り切って、キッチン用のデジタルスケールを使う量り方。コンパクトで手軽に使えるスケールをひとつ置いておくと、正確な量をさっと計量できるので便利です。また、サーバーとドリッパーを置いたままドリップすれば、注いだお湯の量も計量でき(1g=1cc)、作りたい杯数分の液量を確認しながら淹れることができます。

 

キッチンスケールを使った計り方

キッチンスケールの上にサーバーとドリッパーを乗せてから電源を入れ、メモリを0(ゼロ)にセットします。その上からコーヒーの粉を乗せるように入れていき、計量しましょう。慣れるまでは手間かもしれませんが、正確な量を使うことでコーヒーの味がぐっと安定します。

 

それでも「毎回キッチンスケールを使うのが面倒」と感じる人は、最初だけでもよいので、普段使っている計量スプーンが、ひとすくい、あるいはすり切りで何gなのか、正確な量を調べてみましょう。「1杯分を淹れるために使うコーヒーの粉は、この計量スプーンですりきり2杯分」…などと覚えておくといいかもしれません。

 

 

 

コーヒーの分量の目安は?

 

コーヒーの種類、またお好みによっても変わってきますが、ペーパードリップでコーヒーを淹れる場合、まずはカップ1杯分(できあがりで約140cc)につき、10〜12gのコーヒーを目安に使ってみてください。1度に2杯分淹れる場合は20g前後、3杯分なら25〜30g前後、4杯分なら35〜40g前後で調整してみましょう。

 

 

 

「計量」とは次の「美味しい」を目指して「基準」を持つこと

コーヒーの分量を正確に計る理由は、次に淹れるコーヒーをもっと美味しくしようと思ったときの「基準」を持つためですが、もちろん、コーヒーの味を決める要素は「使うコーヒーの量」だけではありません。使う豆の種類、焙煎度、注ぐ湯量、湯の温度や注ぎ方……など、複数の要素が絡み合った結果としてカップの中のコーヒーになります。

 

つまり、これらの組み合わせの妙で味わいを変えていきたいと思ったとき、まず基準となるレシピを自分の中に持つために「計量する」ということは、とても大切なのです。基準を軸にすることではじめて、好みや気分に合わせた「調整」もできるようになります。

 

コーヒーの味わい方をさらに広げるためにも、ぜひ一度、普段使っている計量スプーンを把握すること、そしてキッチンスケールの活用も考えてみてくださいね。

 


 

コーヒーを淹れてみたいな、と思ったら。

 

 

 

 

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