いろいろなアイスクリームで、進化系コーヒーフロート『ハルのコーヒー』Vol.21

実家を出てひとり暮らしをはじめたコーヒー初心者の「ハル」。おいしいコーヒーを淹れられるようになる！を目標に、回り道しながらも日々奮闘しています。コーヒーのスペシャリスト、「天の声」に見守られながら歩むハルのコーヒー道。はじまりはじまり。

INDEX

前回のおさらい

みなさんこんにちは、ハルです！

前回は、コーヒーカップの選び方についてでした。カップの形状で味の感じ方が変わるなんて、目からウロコのお話。カップで季節感を演出する考え方も、新鮮でした（新しいカップが欲しくなった！）。

そして気温の上昇に伴いすっかりアイスコーヒー率が高くなってきている今日このごろ。今回は、冷んやりコーヒーフロートについて！コーヒーフロートの研究ってことは、たぶんたくさんコーヒーフロートを食べれるのでは。楽しみすぎる〜。

これは鉄板！バニラで作る基本のコーヒーフロート

はい、それでは天の声さんとアレンジを楽しむ前に、まずはよくお店で見る基本のコーヒーフロートを自分でつくってみますよ。と、コーヒーフロートってアイスコーヒーにアイスクリームがのっていればいいんですよ…ね？

今回は、すでに冷やしてあるペットボトルのアイスコーヒーをつかって、コーヒーフロートを作ってみます。グラスにアイスコーヒーと氷を入れて、上にバニラアイスを。

ストロー刺して、と。できた〜おいしそう♡

甘さが足りなかったらシロップをいれてもいいですよね。気温が高いとアイスクリームも溶けるスピードが速いけれど、アイスコーヒーに混ざってカフェオレみたいになっていくのも、また良き。あ！お店で食べる時のアイスのシャリシャリ感もちゃんとある！なんで？フローズンにしていないのに。

シャリシャリしている部分、どうしてできるの？！

（天の声）こんにちは、ハルさん。コーヒーフロートおいしそうですね。

（ハル）天の声さん！はい、おいしいです〜すごい簡単でこんなにおいしいって素晴らしい（アイスクリームも大好き）。
それになんか、お店みたいな感じなんです、ほら部分的にシャリシャリって食感もあって。氷も普通の氷だし、アイスクリームもクリーミーなものだったのに！なんででしょう？

（天）シャリシャリした部分、おいしいですよね。
ハルさんは今回冷蔵庫で冷やしたアイスコーヒーを使っていました。氷も入って、コーヒーの温度はかなり低かったと思います。そしてアイスクリームの温度はマイナス15度程度でしょうか。キンキンに冷やされたコーヒーが、アイスクリームに接地し、0度以下になったことで固まったのですね。

（ハル）はっそうか、なるほど。シャリシャリしてるのは、お店で特別なものを入れてるんだと思ってました。家でもこんなふうにシャリシャリ感が出せるなんて！冷えたアイスコーヒーを使ったのも良かったのですね。いや、本当においしいです。

いろいろなアイスクリームでコーヒーフロートアレンジを楽しもう

（天）ふふふ。コーヒーフロートがお好きなようでよかった。
コーヒーフロートの定義は、コーヒーにアイスクリームを浮かせることですね。だとしたらハルさん、コーヒーフロートのアイスはバニラである必要ってないと思いませんか？

（ハル）確かに！お店ではバニラアイスが定番ですけど、他のアイスクリームだってきっとおいしいですよね。

（天）そう思います。今回はアレンジを楽しんでみましょう。

（ハル）はい！（いろんなアイス食べれる〜♡）

（天）いろいろなアイスクリーム食べれますよ（笑）

（ハル）！！！（わたし心の声漏れてた？）

ストロベリーアイスのコーヒーフロートにはジャムをプラス

（ハル）まずはストロベリーアイスから！ストロベリーアイスクリームのコーヒーフロートを作ってみます。コーヒーも「ベリー系」って言われる味わいがあるくらいだから、ストロベリーはきっと合う気がしますね。

（天）そのとおりですね。せっかくだからストロベリージャムを入れて、ベリー感を強めてみませんか。

（ハル）それはおいしそう！酸味が増しつつ甘くなるかんじかな。そこにアイスクリームのクリーミーな感じがあわさって…わ、気になる。やってみまーす。

— 材料

・アイスコーヒー（ペットボトル／紙パックなど）　160ml
・ストロベリーアイスクリーム　40~50g
・ストロベリージャム　15g
・氷 　適量
・ミントの葉　適量

— つくり方

グラスにストロベリージャムを入れて、氷を入れてアイスコーヒーを注ぐ。
ストロベリーアイスをディッシャー（あれば）ですくってのせ、ミントの葉を添える。

（ハル）グラスの底のいちごジャムを混ぜ混ぜしながら…お〜コーヒーとばっちり合いますね。ジャム感は飲む人の好みでもっと入れても（減らしても）よさそうです。

（天）紅茶にジャムを溶かして飲む「ロシアンティー」を彷彿とさせる味になりますよね。

（ハル）あ〜ロシアンティー！大好きです。コーヒーだとさらにすっきり感も出ている気がします。そしてアイスクリームのミルク感もたまらない感じ。おいしい。

（天）ミルク感を強めたかったら、コーヒーをカフェオレにしてもいいですよ。ストロベリーの色味と相まって見た目もかわいらしくなるんじゃないかしら。

（ハル）クリーミーな色味、写真映えもしそうですね♪

抹茶アイスにあずきをプラス！和風コーヒーフロート

（ハル）次は抹茶アイス。ぐっと和風な感じのコーヒーフロートにしたいんですけど、何かプラスするものはあるでしょうか。

（天）あずき、をオススメします。コーヒーとあずきって意外と思うかもしれませんが。合うんですよ。和風のお菓子にコーヒーを合わせる喫茶店も増えてきました。

（ハル）あ、以前、フードマッチングで羊羹とのマッチングを試したことありました。あの時もびっくりだったけど、そうかー抹茶アイスとあずきだったら、合わないわけないって気がしますね。

（天）さらにゴージャスな感じに、ホイップクリームもあわせてみましょうか。見た目にもあずきが上に乗りやすくて、まとまりますし。

— 材料

・アイスコーヒー（ペットボトル／紙パックなど）　160ml
・抹茶アイスクリーム　40~50g
・ホイップクリーム　適量
・ゆであずき　適量
・氷　適量

— つくり方

グラスに氷を入れ、アイスコーヒーを注ぐ。
抹茶アイスクリームをディッシャー（あれば）ですくってのせる。
ホイップクリームを抹茶アイスクリームに添えて盛り付け、ゆであずきをのせる。

（ハル）これはまた美味〜♡。シャリッとしたコーヒーの食感がかき氷も思わせると言うか、ゴージャスなパフェ風かき氷を食べているのかと錯覚しそう。コーヒーフロートの可能性すごっ。あずきもいいポイントになりますね。沈んだあずきとコーヒーの混ざった味もなかなか良いです。

（天）おいしいですね。あずきと言えば…その昔、コーヒーの輸入量がまだ少なかった頃、あずきを焙煎してコーヒーに混ぜて増量していたって知ってますか？

（ハル）え！知らなかったです。代用してたってことですか？

（天）そうなんです。現代のわたしたちには馴染みの薄いものですが、コーヒーが手に入りにくかった時代には、大麦、小麦、とうもろこしや大豆など、いろいろなもので代用コーヒーを作っていたんですよ。あずきもそのひとつでした。

（ハル）コーヒーとあずき、そんな接点があったんですね。

香ばしいナッツがアクセント、チョコレートアイスでコーヒーフロート

（ハル）そしてチョコレートアイス。そういえばコーヒーにチョコレートを合わせる飲み物ありましたよね？

（天）カフェモカですね。本格的にはエスプレッソとミルク、チョコレートで作る飲み物ですが、チョコレートアイスクリームでもアイスカフェモカっぽい味わいが楽しめると思います。

（ハル）だいぶ完成度の高い味になりそう。

（天）今回はコーヒーフロートとして、もう少しデザート感を入れてみませんか。例えばナッツをトッピングはいかがでしょう。チョコレートソースもいいですね。

（ハル）やってみます！チョコレートもナッツも、コーヒーの風味を表現するときに出てくる単語ですね。相性が良さそうです。

— 材料

・アイスコーヒー（ペットボトル／紙パックなど）　160ml
・チョコレートアイスクリーム　50g
・チョコレートソース　適量
・アーモンドダイス（ロースト）　適量
・氷　適量

— つくり方

グラスに氷を入れ、アイスコーヒーを注ぐ。
チョコレートアイスクリームをディッシャー（あれば）ですくってのせる。
チョコレートソースを適量かけて、アーモンドダイスを散らす。

（ハル）おいしい！そしてアーモンドの香ばしさがまた味わいに膨らみを持たせている気がします。

（天）味の膨らみ、いい表現ですね。

（ハル）アイスクリームのトロッとした部分、シャリシャリのコーヒーの部分にアーモンドの固形感、氷も小さい物が口に入ってガリッとする感じもあって、いろんな食感が楽しい。これはデザートですね。器は背の低いもので、スプーンを添えて出したいなって思いました。

コーヒーフロート進化系、写真映えも楽しみたい！いろいろチャレンジ〜

いろいろなアイスクリームでコーヒーフロートを試したわけですが、定番のバニラアイス以外のアイスクリームでもそれぞれにとってもおいしいし、何より手軽！デザート感あるしこれはみんなにもっと普及させたいって思っちゃった（真剣）。
そして、たぶんこれはもっと進化させられる。とくに盛り付けで可愛くできちゃうと思うし、いろんなトッピングして写真に撮ってみたい！
ということで2つつくったからぜひ観てください♡