誰でもプロの味!HARIOの浸漬式ドリッパー『スイッチ』を使ってみた【HARIOの気になるコーヒー器具レビュー #1】 | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

My Coffee Style MAGAZINE

誰でもプロの味!HARIOの浸漬式ドリッパー『スイッチ』を使ってみた【HARIOの気になるコーヒー器具レビュー #1】

KV画像

もっと手軽に、もっと美味しくコーヒーを淹れたいあなたへ。
これから全4回にわたって「HARIOの気になるコーヒー器具レビュー」をお届けします!

数多有る注目アイテムの中から、今回紹介するのは、初心者でも失敗なくプロの味が楽しめると話題の、浸漬式ドリッパー『スイッチ』です。

HARIOの人気ドリッパーを解説!
浸漬式ドリッパー『スイッチ』とは?

コーヒーを始めたばかりの人が「自分でドリップしてみたい!」と思ったとき、最初に手にするのは、ペーパーフィルター用のドリッパーが多いのではないでしょうか。とはいえ、いざ使ってみようとすると「なんだか難しそう…」と感じてしまうこともあるかもしれません。実際、慣れている人からも「毎回味がバラバラになってしまう…」という声をよく耳にします。

そんな声に応えてくれるのが、HARIOの浸漬式ドリッパー『スイッチ』です。では詳しく紹介していきましょう。

『スイッチ』の抽出パターン、「浸漬式(しんししき)」とは?

一般的なハンドドリップは「透過式(とうかしき)」と言って、お湯を少しずつ注ぎながら、コーヒー粉の層を通過させることで抽出します。技術次第で味が大きく左右され、安定した味を出すには少しコツが必要です。

それに対しHARIOの『スイッチ』は、見た目は一般的なドリッパーのようですが、注いだお湯をドリッパー内にとどめることでコーヒーの粉全体をお湯に浸し、じっくりと旨みを引き出してから、一気に抽出します。これは「透過式」に対して「浸漬式(しんししき)」と言われる方法です。

スイッチ操作で抽出時間をコントロール

また『スイッチ』最大の特長は、底部の開閉を指先ひとつで操作できること。
スイッチを「CLOSE」と「OPEN」で切り替えることで、ドリッパーの底部が開閉し、コーヒーとお湯を接触させておく時間(浸漬時間)をコントロールできます。また、コーヒーの旨味をムラなく抽出することができるため、初心者でも、毎回安定した、まろやかで奥行きのある味わいを楽しむことができます。

UCCコーヒーアカデミー随一の器具マニア!
今田講師のおすすめポイント!

さっそく使ってみよう!基本の5ステップ

必要な器具と準備

  • 浸漬式ドリッパー『スイッチ』
  • サーバー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒー(中細挽き/1杯分20g)
  • 沸かしたてのお湯(約240ml)
  • タイマー

    ※コーヒーと湯量は『スイッチ』の取扱説明書に合わせました。

使い方

Step1 スイッチが「CLOSE」になっているか確認

スイッチが「CLOSE」になっているか確認している画像

スイッチ部分を上向きにセットし、「CLOSE」に。内蔵された小さな金属ボールがドリッパーの底の穴をふさぎ、お湯をせき止めてくれます。

浸漬式ドリッパー『スイッチ』商品画像

Step2 コーヒーの粉をセット

『スイッチ』をサーバーの上にのせ、ガラスの本体部分にサイズに合わせたペーパーフィルターをセットし、中細挽きのコーヒー粉を入れます。ペーパーフィルターは圧着部分を折り曲げてからセットしましょう。

Step3 お湯を注ぐ

浸漬式ドリッパー『スイッチ』ドリップイメージ

コーヒーの粉をセットしたところへお湯を注ぎます。
ドリッパーの底が「CLOSE」になっているので、注いだお湯がドリッパー内にとどまっているのがわかりますね。

Step4 浸漬状態で抽出する

浸漬式ドリッパー『スイッチ』撹拌イメージ

適量のお湯を注ぎ終えたら、その後、2分ほど浸漬させ、じっくり抽出します。今回はスプーンで軽くひと混ぜしてから浸漬しました。撹拌する・しないはお好みでOKですが、コーヒーの粉とお湯をしっかりなじませることでコクが増します。

Step5 サーバーへコーヒー液を落とす

浸漬式ドリッパー『スイッチ』サーバーへコーヒーを落とすイメージ

浸漬後、スイッチを「OPEN」にすると、抽出したコーヒー液が一気にサーバーへ落ちます。「OPEN」のまま固定できるので、落としている間、その場から離れてもOK。そんな手軽さも『スイッチ』の魅力かもしれません。

おいしく淹れるコツ

『スイッチ』は構造こそシンプルですが、タイミング次第で味わいが大きく変化します。少し長めに浸漬すれば、コク深く。早めに落とせば、すっきり軽やかに。最初のうちは、タイマーを使って浸漬時間を安定させて、慣れてきたら、“自分だけのレシピ”を見つけていきましょう。

ハイブリッド抽出も!

ちなみに「これって、透過式としても使えるのでは?」と思ったあなた──その通り、大正解です。
スイッチを最初から「OPEN」にしておけば、ドリッパーとしてお湯をそのままサーバーに落とす、通常の透過式抽出も可能。さらに、浸漬式でじっくり蒸らしたあとにスイッチを開けて透過式に切り替える、“ハイブリッド抽出”にも対応できるわけですね。これは楽しい!

シンプルな操作で抽出スタイルを自在に変えられるので、コーヒー初心者はもちろん、自分だけのレシピを追求したい上級者にもおすすめできるアイテムだと思います。

次回予告!もっと広がる、HARIOのコーヒー器具の世界

次回は、使いやすさが魅力のコーヒースケールを紹介予定。
あなたのコーヒーライフを盛り上げてくれる器具が見つかるかも。どうぞお楽しみに!

次回予告画像

監修:UCC COFFEE MAGAZINE編集部


今すぐおいしいコーヒーを淹れたい!と思ったら…

UCCの人気商品のほか、コーヒーに関連するアイテムが勢ぞろい!
ポイントもたまっておトクにお買い物できる「UCC公式オンラインストア」へぜひアクセスしてみてくださいね。

UCC公式オンラインバナー