いよいよコーヒーチェリーの収穫が始まりました
今月はUCCハワイ農園で始まったコーヒーの収穫作業についてのご紹介です。
現在のUCCハワイ農園の状況は、7月中旬から22年のコーヒーチェリーの収穫が始まったところで、農園の至る所で成熟した赤い実を見ることができます。
これまでご紹介してきたとおり、1月頃からストリッピング、カットバック、施肥、除草など様々な農園管理をひとつずつ丁寧に行ってきましたが、その結果が形として現れる大切な時期になりました。
まだ収穫の初期ですので、チェリーの色合いはまちまちで、真っ赤なものもあればこれから成熟する緑のものもあります。
一般的に枝の先端ほど新しく伸びてきた部分にあたり、チェリーをつける時期も遅いため、収穫の初期では緑のチェリーが多く見られますね。
一方で主幹に近い側のチェリーは赤く成熟したものが多く集まっています。
写真のようにチェリーの色合いは、主幹に近い方が赤く成熟しています。
上の写真はコーヒーチェリーの成長段階を左から順に並べたものです。1月の時点では左端のような小さいサイズだったものが今は写真中央のように真っ赤なチェリーにまで成長してきました。
雨や風を受けながらもしっかりと葉や根からの栄養を蓄え、赤くなったチェリーを見ると、「よく頑張った!」とほめてあげたい気持ちになります。
赤いチェリーを収穫するタイミングがポイント
緑色や黄色のチェリーは赤くなるまでしばらく待つことになります。
しかしいつまでも待っていると、最終的には上の写真の右端のように過度に成熟した状態になりチェリーも萎んでしまうため、最適なタイミングで収穫してあげることが美味しいコーヒー作りには欠かせません。
そのため、コーヒーの収穫は農園内を何周もして、赤くなったものを見極めて収穫が行われるのです。
良い収穫者(ピッカー)ほど経験に基づく基準をしっかりと持っていて、質の高い赤いチェリーだけを短時間でたくさん摘むことができます。
現在、収穫作業はピッカー4名と農園スタッフ数名で行っていますが、収穫最盛期になるとピッカーだけで10名を超えるような年もあります。
ただ、ここ数年はコロナウイルス蔓延の影響もあって海外(特に中米)からの季節労働者が少なく、またハワイ州内での労働者不足も重なり、人材確保がとても難しい状況になっています。
せっかく実ったチェリーが無駄になることがないよう、これからの繁忙期に向けて農園スタッフ、ピッカーと一致団結して取り組んでいきたいと思います。
ピッカー希望の方、いらっしゃいましたらぜひUCCハワイまでお声がけ下さい(笑)!
マウナケア山頂で飲むコーヒー
ここからは、UCCハワイの関連情報です!
UCCハワイ農園のあるハワイ島には4,200mを超えるマウナケア山(4,205m)があります。空気が澄み、晴天率が高いため世界で最も天体観測に適した地とされている頂上には、好条件を活かして建てられた世界11カ国13基の天体望遠鏡があります。日本の国立天文台「すばる」もそのひとつです。
日没後には毎日天文観測がおこなわれています。もしかすると、新しい星の発見のニュースなどで「すばる」の名前を聞いたことがあるかもしれませんね。
すばる望遠鏡は、世界最大級を誇る口径8.2メートルの1枚鏡を備えた大型光学赤外線望遠鏡で、その素晴らしい性能は国際的にも高く評価されています。
富士山より高い山頂で飲むコーヒー
標高4,205mのマウナケア山頂は、いくらハワイだといえども平均気温が夏場でも10℃以下。風が吹けばすぐにマイナスになってしまいます。そんな気温の中で飲むコナコーヒーは、格別!
関係者に聞いたところ、すばる天文台内には一般的なコーヒーメーカーがあるそうなのですが、気圧の関係でお湯が90℃までしか沸かないそうです。
ただコーヒーを抽出するお湯の温度は93℃ 前後がよいとされていますので、なんとか美味しいコナコーヒーを飲むことができることでしょう。
マウナケア山頂で星空やサンライズを見学する観光ツアーがありますので、皆さんもチャンスがあれば、富士山より高いマウナケア山でコナコーヒーを味わってみてはいかがでしょう。
それではまた来月お会いしましょう~マハロー!
UCCハワイ ⼩林(代表)&三⽊よりお伝えしました。
▼前回の農園レポートはこちら!
今すぐおいしいコーヒーを淹れたい!と思ったら…
UCCの人気商品のほか、コーヒーに関連するアイテムが勢ぞろい!
ポイントもたまっておトクにお買い物できる「UCC公式オンラインストア」へぜひアクセスしてみてくださいね。