テクニックいらずでOK!初心者必見のドリッパー『MUGEN』を使ってみた | My COFFEE STYLE MAGAZINE

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テクニックいらずでOK!初心者必見のドリッパー『MUGEN』を使ってみた

機能的かつデザイン性の高い愛用器具があれば、コーヒーと暮らす日々は、より心豊かで格別なものに変わります。おいしい一杯を淹れるために不可欠な要素である道具選び。バリエーションも多種彩々なコーヒーグッズから、こだわりの逸品をセレクトしてご紹介します。

1回お湯を注ぐだけ!テクニックいらずのドリッパー『MUGEN』

比較的安価なグッズが揃っていることからも、ご家庭で淹れるコーヒーの主流になっているペーパードリップ。けれども、淹れ方によって味が左右されることから、蒸らし方や湯の注ぎ具合など、美味しさのためのテクニックが必要になってきます。

初心者にとっては、このテクニックがなかなか難しいところですが、今回紹介するHARIOの『MUGEN~無限~』なら心配無用!これまでMAGAZINEでは、数回に分けてお湯を注ぐテクニックをご紹介してきましたが、『MUGEN』は正式名称を『V60 1回抽出ドリッパー MUGEN』と名乗っているだけに、お湯を注ぐ回数は1回のみ。驚くほど簡単に、初心者でも、ラクに大満足の一杯を飲むことができるというもの!

従来のドリッパーとの淹れ方の違いや、安定した美味しさを引き出す構造の秘密を、これから紐解いていきましょう。

形は円すい形。手裏剣を思わせる4本の溝が特徴的なデザイン

ドリッパーの多くは、通常「リブ」といわれる「溝(みぞ)」があり、そこから生まれる凹凸によって空気の通り道を作って、コーヒー液の抽出速度をコントロールしています。ところがこの『MUGEN』は、一般的なドリッパーとは構造的に一線を画していて、星や手裏剣を思わせる、4本の凹型の溝がほどこされています。この新しいデザインによって、コーヒーの「蒸らし」や「数回に分けてお湯を注ぐ作業」を必要がなくなり、1回お湯を注ぐだけで抽出することが可能になっているのだとか。画期的!

そもそもドリッパーには台形(扇形)のタイプが多かったのですが、HARIOでは、円すい形でできる限り早く抽出できる『V60』を2005年に開発。その『V60』と同シリーズながら、『MUGEN』では、まったく逆の発想で「遅く抽出する構造」を目指したのだとか。ハンドドリップへのハードルを下げ、誰でも美味しくコーヒーを淹れられることを目指した、初心者にも親しみやすいドリッパーなのですね。

ちなみに、ドリッパーとホルダー部分は外せるので、ドリッパースタンドなどを持っている人はホルダーを外してドリッパーだけで使うこともできますし、分解できるので洗う時にも衛生的です。

さらにホルダーには穴が開いているので、キッチンなどで吊るしておけるのも便利。隅々まで工夫されたデザインです。

ちなみに『MUGEN』はHARIO創業100周年を記念して開発されたのだとか(100周年おめでとうございます!)。歴史ある企業として、次々新しい挑戦をされているところも素晴らしいですね。

抽出までは4ステップ。わずかの時間でドリップ完了

では、『MUGEN』を使って実際にコーヒーを淹れていきましょう。新しい発想のドリッパーということで、使用説明書の内容に忠実に淹れてみます。

あらかじめ用意するものとしては、円すい形のペーパーフィルター、コーヒー豆をひいた粉、メジャースプーン、湯を注ぐポット、サーバーなど。お湯がわいたら準備OKです。

STEP 1 ペーパーフィルターをセット&リンス。お湯で器具を温めます

まず、円すい形のペーパーフィルターの接着部分を折り曲げて『MUGEN』にセットします。『MUGEN』をサーバーの上に置いたら、お湯でペーパーフィルターの全体が湿るよう、お湯をかけてリンスしましょう。このリンスには、器具が温まり、ペーパー臭をなくすと同時に、『MUGEN』にペーパーをしっかり貼り付かせる狙いがあるそうです。

STEP 2 挽き方は「細挽き」がおすすめ。しっかり計って入れましょう

コーヒー豆の挽き方は、説明書には「中細挽き」とありますが、1回抽出でも味がしっかり出てくるよう「細挽き」がよりおすすめとのこと(記事下で紹介しているYoutubeをチェック!!)。お店で挽いてもらう場合は、「ペーパーフィルター用より少し細挽きでお願いします」と頼むといいですね。コーヒー粉は、メジャースプーン等を使ってしっかり計りましょう。粉を入れたら、ホルダーを持って左右に軽く揺すって、表面を平らにすることもお忘れなく。

※粉と湯量のバランスは例えば、25gならお湯は300ml、20gなら240mlと推奨されています。慣れたら自分好みの味になるよう、粉や湯量などを自在にアレンジしてみてもいいですね。

STEP 3 蒸らしは必要なし!一気にお湯をそそぎます

写真では、HARIOの「V60 ドリップケトル・エアー」を使用してお湯を注いでいます。目盛りが付いているので、湯量が正確に一目でわかり、注ぎ口も細く注ぎやすい形になっているので、これまた優れものです。

お湯をポットに移したら、コーヒー粉の中心からうずを描くように一気に流し込みましょう。注ぐテクニックを考えなくていいって、とっても気が楽!後は、落ちきるのを待つだけでいいなんて!

STEP4 約2分ほどで抽出完了。均等な壁は美味しさの証し

そのまま置いておいたら2分ほどで落ちきりました!これでコーヒーの抽出完了です。拍子抜けするほど簡単!つきっきりにならずにすむので、忙しい朝などでも、抽出中にパンを焼いたり、目玉焼きをつくったり、他のことができるのもいいですね。

では、淹れたての香りと味を・・・うん、おいしい!ドリッパー初心者のスタッフがいれてもばっちりです。これなら家族の誰が淹れても安定した美味しさが楽しめそう。

HARIO開発担当者 Message

新しい発想から生まれた『MUGEN』。開発の狙いや思いなどをHARIO株式会社のご担当者の倉永氏にお聞きしました。

「円すい形ドリッパーの“無限”の可能性を追求しました」

「世界一抜けの良いドリッパー」をコンセプトに、私たちHARIOが製品開発した『V60』。今や世界75カ国以上のバリスタに認められている『V60』と同じ円すい形を採用しつつ、「1回お湯を注ぐだけでコーヒーを抽出できるドリッパー」を目標としたのが、この『MUGEN』です。

『MUGEN』と名付けた理由は、開発時に「円すい形の無限の可能性」を追求したことから。通常のドリッパーにある凸のリブをなくすという新しい発想で内面を平らにし、ペーパーがぴったりと貼りつくことで、細い溝(凹部)からのみコーヒー液が流れ出るようにしました。完成までには溝の本数、幅、深さの調整を細かく行い、抽出速度や抽出液をチェックしながら試作を重ね、このような形状となったのです。

1回お湯を注ぐだけでコーヒーを抽出できる『MUGEN』なら、味のブレが少なく、簡単に好みの味を再現できます。ぜひ『MUGEN』を使った美味しいコーヒーを日々愉しんでください。

HARIO株式会社 取締役 企画開発本部長 
倉永 純一
コーヒー業界への営業活動を行いつつ、Mugenの商品開発に関わる。

倉永氏出演!UCCコーヒーアカデミー動画でも開発経緯や製品について解説してくださいました!

ドリッパーデビューを考えている方におすすめ。今年は『MUGEN』からコーヒーライフをスタート!

注ぐお湯は1回でOK!蒸らし不要!という新発想のドリッパー『MUGEN』。これからハンドドリップにチャレンジしたいビギナーの方は、この『MUGEN』からスタートしてはいかがでしょうか。テクニックがなくても、時間がなくても、自宅で愉しむコーヒータイムがより美味しく、充実すること間違いなしです。

※記事はすでに完売している『ドリッパー MUGEN お試しセット』を使用して撮影しています。『MUGEN』は現在下記2タイプで販売中です。

V60 1回抽出ドリッパー MUGEN
<左>
サイズ   幅 142 mm × 奥行 116 mm × 高 94 mm  口径 116 mm
重量   170 g (個箱含む)
材質   本体:AS樹脂| ホルダー:ポリプロピレン
原産国   日本製
ご購入はこちらから

<右>
サイズ   幅 143 mm × 奥行 117 mm × 高 95 mm  口径 117 mm
重量  300 g (個箱含む)
材質   本体:セラミック | ホルダー:ポリプロピレン
原産国   日本製
ご購入はこちらから