受講生一人ひとりにとっておきのコーヒー時間を[COFFEE CREATOR’S FILE 14 藤井昭彦] | コーヒーと、暮らそう。 UCC COFFEE MAGAZINE

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受講生一人ひとりにとっておきのコーヒー時間を[COFFEE CREATOR’S FILE 14 藤井昭彦]

「一杯のコーヒーができるまで」…そこにはUCCのコーヒークリエイターたちの「おいしい事実」があります。

さまざまなレベルの受講生に対応

UCCコーヒーアカデミー神戸校の責任者として、日々コーヒーの奥深さを受講生に教えている藤井昭彦。初心者からプロのバリスタまで、すべての受講生と真摯に向き合うことで、「その方のコーヒーの時間を少しでも豊かにするお手伝いができれば」。藤井が考えるUCCコーヒーアカデミー講師の到達点とは——。

UCCコーヒーアカデミーは、初心者からコーヒーを仕事にしたいプロの方まで、さまざまなレベルの方がコーヒーを学べる教育機関です。

私は2007年に神戸校が開設された翌年から講師をしていますので、いつの間にかベテラン枠ですが(笑)、現在は講師陣をまとめながら「ベーシック」「プロフェッショナル」「スペシャリスト」と3段階のすべてのコースを受け持っています。

講師として気をつけているのは「常に全体を見ながら一人ひとりに向き合う」こと。それは対面でもオンラインでも変わりません。当然、受講生の皆さんはコーヒーに関する知識や技術もバラバラですから、なるべくそれぞれの習熟度に合わせながら講義を進めていきます。

どのレベルの皆さんにも「コースに参加してよかった」と思っていただきたいですし、「コーヒーを淹れる腕前が一段二段上がった」と感じてもらえたら何より嬉しいです。

「オススメの“おいしいコーヒー”はありません」

コーヒーの基本を教える「ベーシックコース」でよく訊かれるのは、「どうすればコーヒーはおいしくなりますか?」「オススメのおいしいコーヒーはありますか?」という質問です。

その質問が出るたびに「よくぞ訊いてくれました」と思うのですが、コーヒーは嗜好品ですから、“おいしいコーヒー”の基準はその人によって違います。

苦味のあるコーヒーが好きな人もいれば、酸味が強いコーヒーを好きな人もいる。また、コーヒーの味は豆の品種や製法でも変わりますし、焙煎の具合や挽き方、淹れ方によっても変化するもの。豆の種類も千差万別、飲むスタイルもさまざまというわけです。でも、だからこそコーヒーは楽しいのだと私は思います。

豆も焙煎も抽出も、知れば知るほど疑問が湧いてくるはずですが、どんな小さな疑問でも精一杯答えますので、UCCコーヒーアカデミーでお会いする時にはぜひいろいろと質問していただければと思います。

「コーヒーのことをもっと知りたい」

1996年の入社以来、ずっと営業畑を歩んできた藤井ですが、2003年にUCCの社内資格「UCCコーヒーアドバイザー」の資格を取得。そこで転機が訪れたと言います。

「UCCコーヒーアドバイザー」はUCCコーヒーアカデミーの講師は必須の資格で、私は制度開始直後に受験したので3期生です(2023年3月現在は51期)。

まだ20代だった私が「UCCコーヒーアドバイザー」を目指したのは、同じ部署の先輩や得意先のお客さまとコーヒーの話をする中で無知な自分をもどかしく思うこともあり、「もっとコーヒーに詳しくなりたい」と思ったからです。

入念に準備をして試験に臨んだものの、1回目は既定の合格ラインにわずか届かず不合格。「それから猛勉強して」受けた2度目の試験で見事に合格し、さらに翌2004年には創設されたばかりの抽出士の試験にも合格。サイフォンやエスプレッソの技術も習得し、2008年にUCCコーヒーアカデミーの講師に選抜されました。

コーヒーの世界はとても奥深いものです。知識や技術を習得したぶんだけ、目指す山もどんどん高くなるようにも感じます。

コーヒーの勉強を続けて、いつの間にか「UCCコーヒーアドバイザー」を育成する側にもなりましたが、コーヒーへの興味は尽きません。

いま、個人的に一番興味があるのは焙煎です。何度も試して、「これだ!」と納得できるような、その豆の個性をよく引き出せたベストバランスな焙煎ができたときにはうれしいですね。

ブラジルの農園で感動したコーヒーの奥深さ

「UCCコーヒーアドバイザー」の資格を取ってからは、海外の農園を訪れる機会も増えました。コロンビアをはじめ、ジャマイカ、ハワイ、ベトナム、エチオピアなどのコーヒー産出国に行きましたが、中でも印象深かったのは2016年に研修で訪れたブラジルです。

ブラジルのコーヒーといえば、ミナスジェライス州のセラード高原で作られている「セラードコーヒー」が有名ですが、農園の場所や標高が違うだけでコーヒーの味が大きく変わるのには本当に驚きました。一般的なセラードコーヒーが標高1000m付近で作られるのに対し、標高1300m以上の山岳地にある畑の豆は香りがフワッと華やかでコクも深い、まったく別物のコーヒーになる。

ワインで言う“テロワール”のように、コーヒーも地域や農園ごとの個性があるんです。それまで持っていた「ブラジルのコーヒー」という漠然としたイメージがいい意味で覆された瞬間でした。

それから農園で働く人たちの笑顔も忘れられません。普段何気なく淹れているコーヒーが、実に多くの人が関わってできていることを実感できました。

丁寧に個性を伸ばしてあげること

神戸校は、UCC神戸本社のお膝元にあり、コーヒー博物館やイノベーションセンターが併設された“コーヒービレッジ”とも言うべき施設です。

講師陣は東京校ともども実力派揃いですし、皆コーヒー好き、お話好きですので、楽しくためになる時間を過ごせると思います。

ふと思うのは、「一杯のコーヒーを淹れる」のと「コーヒーを人に教える」のは似ているなということ。どちらも丁寧に、その豆の、その人の、個性を伸ばしてあげることが大事です。

2023年4月からは、UCCコーヒーアカデミーでスペシャルティコーヒー協会(SCA)が認定する「COFFEE SKILLS PROGRAM」がスタートします。神戸校では私も講座を担当しますので、新しい受講生のみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

愛用のコーヒーグッズは

20年以上愛用しているのは、国産の老舗メーカー「タカヒロ」のドリップポット。世界で初めてコーヒー専用のドリップポットを作ったという同社の製品は、注ぎ口の先端が細く、狙ったところに思うようにお湯が注げる。「ドリップポットは、料理人の包丁のようなもの。おいしいコーヒーを淹れるために、使いやすいポットを選んでいます」。

心に残る、最高のコーヒーは?

営業部時代に飲んだエチオピアのスペシャルティコーヒー。果肉部分もそのまま乾燥させて、発酵させた、ベリー系の甘い香りと深いコクが特徴的な一杯でした。ひと口飲んだ時に、なぜか「これはズルい!」という感想を漏らしてしまったほど。

UCCコーヒーアカデミー講師
藤井昭彦(ふじい てるひこ)
1996年入社。10年以上にわたり業務用営業を担当した後、2009年からUCCコーヒーアカデミーの専任講師となり、現在は神戸校の責任者を務める。UCCコーヒーアドバイザー、コーヒー抽出士、コーヒー鑑定士、SCA認定トレーナー(AST)、CQI認定Q アラビカグレーダー、マイルドコーヒークオリティコントロールスペシャリスト(コロンビア)など、数多くの資格を取得し、オールジャンルの知識と技術を誇る。

(部署名・役職は取材当時の情報です)

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