コーヒーで乾杯!健康を願って「珈琲お屠蘇」を作りましょう

2019.12.25
お正月にいただくお屠蘇(おとそ)。お正月の食卓ではお馴染みのアイテムですが、お屠蘇がどんな意味を持つのかご存知ですか?今年はちょっと変わった「珈琲お屠蘇」で、新たな年のはじまりをお祝いしてみませんか?

「お屠蘇(おとそ)」とは?


お屠蘇(おとそ)とは、お正月の薬用酒のこと。清酒に白朮(びゃくじゅつ)、山椒、桔梗根、肉桂皮、防風根といったものを加えて作ります。

「蘇(そ)」は鬼を意味し、その鬼を屠る(ほふる=打ち負かす)と信じられ、古くから無病息災長寿を願って元旦の祝酒として飲まれていました。もともと中国の風習だったそうですが、平安時代に宮中へ伝えられ、その後、武家や上流階級に広がっていたそうです。

コーヒーも昔は「薬」だった?!

薬用酒と言えば、実はコーヒーも、遠い遠い昔、薬として飲まれていました。900年頃のアラビア人の医師・ラーゼスは、コーヒーの薬理効果を認めていて、野生のコーヒーの種子(バン)の黄褐色の煮出し汁(カム)を「バンカム」と名付け、患者に飲ませていたそうです。彼の記した文献には「コーヒーには消化や強心、利尿の効果がある」という詳細な臨床結果が残されており、これはコーヒーに関する最も貴重な初期の文献といわれています。

また、このラーゼスの後、イスラム教徒の医師・アヴィセンナによっても「熱さ口当たりよさ第一級なり。人によりてはその興ざましなること第一級。身体各部を強化し、皮膚を清めて湿りを取り去り、香りを生む」と、コーヒーの医学的な効能が記された文献が残っています。

医師たちの手によって残されてきたこともあり、後世においても、コーヒーは単なる飲み物にとどまらず、薬としても考えられるようになったのです。

「珈琲お屠蘇」を作ってみましょう


お屠蘇を仕込む時には、数種類の薬草を配合した「屠蘇散(とそさん)」を使いますが、薬理効果を求めて飲まれてきた歴史を持つコーヒーならば、じゅうぶん屠蘇散の替わりになるのでは?!…との発想から作ってみたのが「珈琲お屠蘇」です。

「清酒にコーヒー豆を浸してしばらく置くだけ」と、実に簡単ではありますが、使うお酒やコーヒーの種類によって味わいは変わってきます。MAGAZINEスタッフのおすすめは、色味と香りとコクをほのかに添えてくれる「ブルーマウンテン」。もちろん他の産地のコーヒーを使ってもいいし、ブレンドでもOK。今年は、My COFFEE お届け便で届いた豆を使ってみました。コーヒーそのものの特徴を活かしたお屠蘇ができると思いますので、ぜひ色々試してみてください。

『珈琲お屠蘇』の作り方

《材料》
・清酒 200ml
・コーヒー豆 20g

《作り方》
清酒にコーヒーを豆のまま8時間ほど浸した後、コーヒー豆を取り出してできあがりです。ほんのりとコーヒーの香り漂う祝酒をお楽しみいただけます。

作るときのコツは、浸し過ぎないこと。長時間そのままにしてしまうとお酒が黒々と色づいてしまい、えぐみも出てきてしまいます。せっかくの新年のお酒ですから、お節料理にも合うように「ほんのりと上品な味」を目指してみてはどうでしょうか?

2020年、珈琲お屠蘇で一年の健康を願って

お正月には、ふだんなかなか揃わない家族・親類が勢ぞろいしたり、たくさんのお客様が遊びに来られたりする機会も多いですね。そんな縁あるすべての方の健康を願うには、コーヒーの香り漂う「珈琲お屠蘇」がぴったり。「え?コーヒーのお屠蘇なの?!」と、話も弾むかもしれません。

美味しいコーヒーとの出会いに恵まれるよう、そして皆さまがまた一年、楽しいコーヒーライフを過ごされることを祈念して、編集部スタッフも珈琲お屠蘇で乾杯します。

 

 

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