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1月9日が「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」に!制定発表会レポート

2019.01.09
愛飲者も多いブルーマウンテンコーヒー。
日本記念日協会によって、1月9日が「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」に制定されたという知らせを聞き、1月8日に開催された発表会へ出席してきました。

当日のレポートとともにジャマイカと日本の「胸熱な関係」をご紹介します!

そもそもなぜ「1月9日」なの?

 

「コーヒーの王様」と称される、ブルーマウンテンコーヒー。コーヒーの人気銘柄の一つですが、最も愛飲している国が「日本」だという事実を、ご存知ですか?

 

日本は52年にわたり、ブルーマウンテンコーヒーの最大輸入国です。現在も、生産量の70%が日本国内で消費されています。

 

今回「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」が1月9日に制定された理由は、ジャマイカと日本が、生産国と消費国としての関係が始まったときまでさかのぼります。

 

52年前、ある日本企業が、ジャマイカで収穫されたブルーマウンテンコーヒーを購入することになりました(その量は、何と総収穫量の60%以上)。ブルーマウンテンコーヒーを詰んだ船が最初にジャマイカのキングストン港から日本へ向けて出港した日——それが「1967年1月9日」だったのです。

 

当時、このニュースは現地の新聞のトップ記事になるほど話題になり、ジャマイカでは今なお語り継がれる歴史的出来事なのだそう。ジャマイカの人々が、コーヒーを大切な産業の一つとして誇らしく思っていることがうかがえるエピソードです。

 

 

 

試練に立ち向かうブルーマウンテンコーヒー

コーヒーの産地としての自然条件が揃っているジャマイカでも、収穫されたコーヒーすべてが「ブルーマウンテンコーヒー」を名乗れるわけではありません。

 

JACRA(Jamaica Agricultural Commodities Regulatory Authority、ジャマイカ農産品規制公社)によって、生産できる地域「ブルーマウンテンエリア」が厳密に指定され、ブルーマウンテンコーヒーとして出荷できるコーヒーと、それ以外のコーヒーは明確に分けられています。

 

 

ブルーマウンテンエリアのほとんどは険しい斜面の山岳地帯にありますが、昼夜の寒暖差、土壌、雨量など、コーヒー栽培に最高レベルの条件が備わっている一方、何年かに一度、生産量を著しく落とす要因でもあるハリケーンの脅威にさらされたり、さび病や害虫などといった栽培の邪魔をする障害も発生します。ジャマイカのコーヒー生産者の人々は、こういった甚大な被害を及ぼす数々の自然の脅威と戦いながらコーヒー栽培を続けているのです。

 

たびたび襲ってくる試練と収穫後の厳しい品質検査を乗り越えて、素晴らしい風味を持つ豆として出荷されるブルーマウンテンコーヒー。ジャマイカコーヒー輸入協議会は、そのたくましい姿を「試練に打ち勝った=“勝ち豆”」と称え、1月9日を「大切な人の“勝ち”を願ってブルーマウンテンコーヒーを贈る日」にしようと提唱していくそうです。

1月9日に、受験生へブルーマウンテンコーヒーを贈る——。そんな習慣が恒例になるかもしれませんね。

 

ジャマイカコーヒー輸出協議会

ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日

 

 

発表会会場、ジャマイカ大使館へ!

 

発表会が行われたのは1月8日、会場はジャマイカ大使館です。この日は大使やブルーマウンテンコーヒーの生産に関わる方々にもお会いできると聞いていたので、緊張しながら会場となる部屋へ入ると、そこにはジャマイカが誇るレゲエ・ミュージシャン、ボブ・マーリーの曲が流れていました。

 

 

発表会スタート

この日、スピーチされたのは4名。

 

 

まず、ジャマイカコーヒー輸入協議会(Association of Japanese Importer of Jamaican Coffee)の上島会長から、記念日制定の背景やその目的について、お話がありました。

 

上島会長によると、実はジャマイカのブルーマウンテンコーヒーの生産量は、天災やハリケーンなどの影響を受けてきた結果、最盛期の4分の1ほどに減ってしまっているそうです。消費国が生産国に目を向けていくことの大切さを語られていました。

 

 

 

次に登場したのは、ジャマイカ大使・Ricardo Allicock氏。Ricardo氏は、2019年3月16日にジャマイカと日本の外交が55周年を迎えること、そして外交関係樹立以来の両国の良好な関係を紹介しながら、「今回の記念日制定も両国の関係あってのこと」というお話をされていました。

 

 

 

Allicock氏の次に登壇したのは、ジャマイカコーヒー輸出協会(Jamaica Coffee Exporters Association)の代表・Norman Grant氏です。Norman氏は、ジャマイカのコーヒー生産の85%は小規模農家でまかなわれていること。ブルーマウンテンコーヒーの70%は日本、20%はアメリカ、残り10%はヨーロッパへ輸出されていること。協会のメンバーがブルーマウンテンコーヒーを1kg購入すると、ジャマイカの何千というコーヒー生産従事者の生活に影響することなどの話題に触れ、「ブルーマウンテンコーヒー」というブランドを構築していく重要性を語られました。

 

 

 

最後に登場したのは、コーヒー産業がジャマイカにとって大きな存在であることを生産者代表として語られていた、Jason Sharp氏です。

 

日本人のコーヒースペシャリストが「ブルーマウンテンコーヒーの一番の特徴は何か?」と尋ねたとき、「素晴らしい風味を持っているコーヒーは世界中にあるけれど、お客さまにふるまったとき、必ず2杯目を注文される。それが、ブルーマウンテンコーヒーだ」と答えたエピソードなどに触れ、「『ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日』はコーヒーよりも深みがある、それは両国の、そしてジャマイカと日本の人々の絆を表しているからだ」と話されていました。

 

4人ともそれぞれ立場は違えど、共通して伝わってきたのは、互いの国への深い感謝、そしてブルーマウンテンコーヒーを愛する想いでした。この香り高い一杯を通じて、さらにジャマイカと日本の国交が味わい深くなっていくことを、願わずにはいられません。

 

香り高い一杯を囲んで

 

こちらは制定記念のバックパネルの前に立たれた、笑顔のジャマイカ大使ご夫妻。この日、終始すてきな笑顔でフレンドリーなおもてなしをしてくださったお二人ですが、何といってもこの日招待客の視線を釘付けにしていたのが、ご夫人のお召しになっている着物です。

 

とってもお似合いなのはもちろん、この柄、ジャマイカをイメージして制作されたものなのです。はじめは「明るいグリーンがジャマイカらしくて、ご夫人の雰囲気と合ってらっしゃるなぁ」と思い、遠目に拝見していたのですが、よくよく見れば、帯も国旗のカラー、背中の結び部分には何と、ジャマイカの国鳥・ハミングバードが羽ばたいているではありませんか!

 

 

 

ちなみに、こちらの着物は「~世界はきっと、ひとつになれる~」を理念に、世界をイメージしたKIMONOの制作に取り組まれている「KIMONO PROJECT」さんプロデュースのものだそう(KIMONO:各国をイメージして制作される振袖と帯の総称)。KIMONO PRJECTさんのサイトでは、各国をイメージしてデザインされた美しい着物や帯がサイトでも紹介されています。

各国をイメージしてデザインされた美しい着物や帯がサイトでも紹介されています。ジャマイカも探してみてください。

 

KIMONO PROJCT
2014年にスタートいたしましたKIMONOプロジェクトは、2020年を目指し、各国の文化・歴史・自然をテーマに描いた206か国(国・地域)オリジナルKIMONO(振袖・帯)を、日本を代表する着物作家の方々と共に全国で制作を進めています。

 

 

 

スピーカーみなさんのお話が終わり、招待客にふるまわれたのはもちろん、ブルーマウンテンコーヒー。香り高い風味をまといつつも丸みのある優しい味わいは、ウェイティングタイムに流れていたレゲエミュージックのごとく、どこか肩の力が抜けたようなほっと安らげる味でした。

 

 

 

そしてコーヒーと一緒にとふるまわれたバナナケーキ(左)とパンプティング(右)がびっくりするおいしさ。感動のあまり誰が作られたのか大使に尋ねると、この発表会のために大使夫人が作られたとのこと。「レシピを教えてほしい!」と伝えると、茶目っ気たっぷりに微笑みながら「僕にはわからないなぁ」と答えてくれました。「ブルーマウンテンコーヒーをおいしく飲んでほしい」。そんなお二人の想いが伝わってくるような味に、2つ目、3つ目と手を伸ばす方も……。

 

皆さんはブルーマウンテンコーヒーにどんなイメージを持っていましたか? これから手にすることがあれば、ぜひジャマイカの方々の熱い想いが詰まっていることを思い出しながら味わってみてください。

 

最後に、登壇者の話の中から、ブルーマウンテンコーヒーへの愛情あふれる名言をお届けします。

 

「一口飲んでから、人生が始まります」

 

 

 

 

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