生豆が日本へ旅立つまで -UCCハワイ農園から- | My COFFEE STYLE MAGAZINE

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生豆が日本へ旅立つまで -UCCハワイ農園から-

Ole Ua, ‘Ole Anuenue (No Rain, No Rainbow)は、ハワイのことわざで「雨が降らなければ虹はできない(困難な事のあとには、きっと良いことがある)」という意味。虹が美しいハワイにあるUCC直営農園からみなさまへ、ハワイの今をお届けします。

コーヒー生豆を輸出するまで

アローハ!今月はコナコーヒーの買い付け、コンテナ積み込み、日本への輸出に関する工程をお伝えしていきます。

これまでUCCハワイ農園でのコーヒー生産工程を色々とご紹介してきましたが、実は日本へ輸出する生豆のほとんどは自社農園以外の場所で栽培されたものになります。…というのも、UCCハワイで生産されたコーヒーは店舗だけで売り切れてしまうため、日本からの需要を満たすだけの量を確保することが難しいのです。
それだけ地元のお客さまや海外からの多くのご来園者さまから信頼を頂いているということですね。(いつもご愛顧いただきありがたい限りです!!)
少しでも多くのコーヒーを生産できるよう、今後も試行錯誤をしながら、よりよい農園運営を目指していきたいと思います。

焙煎豆の日本発送についてはUCCハワイのサイトからいつでも承っておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね!(ページ下にリンクあります!)

品質基準を重視し、安全安心な生豆の買い付け

さて日本へのコーヒーの輸出ですが、他農園のコーヒーを買い付ける際には豆の品質基準を重視しています。
UCCハワイでは、買い付けの前に、ハワイ農務省が発行する品質証明書を買い付け先から必ず受け取り、コーヒーのグレードを確認します。虫食いなどによる欠点豆の割合が評価の主な項目になり、グレードは上から順に「ExFancy」「Fancy」「No.1」「Select」「Prime」それ以下のものは「ハワイアンコーヒー」と呼ばれます。
UCCハワイでは生豆の品質が「Prime」以上であることが証明されたものだけを買い付けるようにしています。また、事前に生豆のサンプルを受け取り、特定農薬の残留値を確認することで、より安全安心な生豆だけを購入できるような体制を取っています。

上の写真は、買い付け品をUCCハワイの生豆倉庫に受け入れた際の様子です。

この時にも品質証明書に記載されているロットNo.と同じ番号のタグがすべての麻袋についていることをチェックします。

生豆は1袋ずつ手作業で荷台から降ろし、パレットの上に積み上げていきます。

コナコーヒーは他の産地のコーヒーに比べると1袋の重さが少しだけ軽いのですが、それでも約45kg。多い時には1回で200袋も受け入れることがあるので、生豆の受け入れは農園スタッフ総出で行う一大作業です。

そこから輸出用のコンテナが手配できるまで、生豆たちは温湿度が管理された倉庫内で時を待ちます。

輸出時のコンテナは高さ2m、奥行きが6mほどの大型のものを使用。

積み込み作業を始める前に、プラスチックバッグを二重にしてコンテナ内に張り巡らせ、輸送時の品質劣化を防ぎます。

そして海上輸送の前に、アメリカ農務省、ハワイ農務省による検査が入り、パスしたものだけが日本に向けて出発するのです。1~2か月ほどで日本に入港、そこから各工場に送られ、ようやく製品化に向けてスタート地点に立つことができます。

かなりポイントを絞った紹介ではありますが、今回は生豆の輸出についてご紹介しました。現地に事業所があるからこそ、しっかりと原料の品質を見極め、信頼できる農園から買い付けを行うことができる、それは私たちの誇りでもあります。これからも品質の高いコナコーヒーを安定的に日本へお届けできるように努めていきますね。

コナコーヒーのアイスコーヒー

皆さんは、海外でアイスコーヒーを飲んだことはありますか?
海外のコーヒー専門店以外の飲食店で、日本風のアイスコーヒーを飲みたいと思ってもメニューになかったり、アイスティーはあってもそもそもメニューにアイスコーヒーがなかったり…そんな経験はありませんか?

あくまで持論ですが…これまで「コーヒーは熱いもの」というのが海外の常識で、冷たくしたコーヒーは、日本で例えるなら「冷たいお味噌汁」のような感覚に近かったのではないかと。

ただ、ここ20年くらいの間に、海外のコーヒー専門店でもアイスコーヒーやアイスエスプレッソのアレンジメニューが人気となり、近年では「コールドブリューアイスコーヒー」が急に増えてきたように思います。

コナコーヒー100%の氷とともに

UCC ハワイ直営農園併設のショップにも100%コナアイスコーヒーをご用意しています。使うのは、アイスコーヒー専用に焙煎された100%コナコーヒー。

通常のドリップ(お湯で抽出後に冷やす)でも、コールドブリュー(水出しコーヒー)でも、お好きな方法でアイスコーヒーをお楽しみいただけるコーヒーですが、他ではまず味わえない100%コナコーヒーのアイスコーヒー、ご満足頂けること間違いなしです!

ちなみに使っている氷も、100%コナコーヒーを凍らせたアイスキューブなので、氷が解けても薄まりません!


ぜひこの夏は、100%コナコーヒーのアイスコーヒーを飲んでみてください!
この一杯があれば「気分はもう夏!心はハワイ!!」

それではまた来月お会いしましょう~マハロ!


UCCハワイ ⼩林(代表)&三⽊よりお伝えしました。

▼前回の農園レポートはこちら!