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コーヒーの種類と特徴まとめ|カフェで自分好みのオーダーをするための豆知識

2018.12.18
コーヒーメニューの種類はその抽出方法や淹れ方によって名前や特徴が異なります。ドリップコーヒーとエスプレッソの違い、カフェオレとカフェラテの違いは?定番メニューからアレンジメニューまで、数あるコーヒーの種類をご紹介します。

 

喫茶店やカフェで過ごすひとときは、忙しない日常に優しい時間をもたらすもの。さまざなコーヒーメニューを目にするものの、その定義や特徴の違いについては意外と知らない方も多いかもしれません。

 

たとえば、カフェオレとカフェラテの違いって?そんなちょっとした違いを知っておくだけでも、いつもの一杯がきっと違ったものになるはずです。

 

今回は、古くから知られた定番メニューから、ミルク系メニューや少し変わったアレンジメニューまで、さまざまなコーヒーメニューをご紹介していきます。

 

数ある種類の中から自分好みのコーヒーを見つけ、喫茶店で過ごす時間をより一層充実させてみませんか。

 

歴史的背景も興味深い、昔ながらのコーヒー

 

まずは歴史のある昔ながらのコーヒーから。喫茶店の定番メニューからなかなかお目にかかれない珍しいものまで、歴史的背景と合わせてその特徴をご紹介します。

 

■ アメリカンコーヒー

 

 

もともと、アメリカでお茶代わりに軽くソフトなブラックコーヒーとして飲まれていたものが、日本に広まったのは1970年代のこと。この頃から「アメリカンコーヒー」として提供されはじめ、今でも喫茶店で目にする定番メニューになりました。

 

当時から喫茶店のメニューといえば、お店の看板コーヒーである「ブレンド」、それよりも軽くて飲みやすい「アメリカン」が仲良く並んでいる光景がお馴染みでした。

 

アメリカンコーヒーの一般的な定義は「焙煎度の浅い豆で淹れたコーヒー」ですが、当時は濃く抽出したコーヒーをお湯で割って提供していたお店も少なくなかったようです。いまでもそういうお店はありますが、もともとの定義が明確でない以上、間違いとはいえないかもしれません。

 

ちなみに、アメリカで飲まれていたコーヒーすべてが軽いタイプだったわけではなく、ニューオリンズやアトランタなどフランス系移民の多い南部では、深炒りのフレンチスタイルが主流だったそうです。

 

 

■ ターキッシュ(トルコ式)コーヒー

 

 

英語でターキッシュコーヒーと呼ばれるトルコ式コーヒーは、コーヒーに詳しい方ならご存知かもしれません。しかし、実際に飲んだこともある方はそう多くないのでは。

 

トルコ式コーヒーは、「ジャズベ(CEZVE)」や「イブリック(IBRIK)」と呼ばれる真鍮(もしくは銅製)の小さなひしゃく型の抽出器具を使い、細挽きにしたコーヒーを煮出して作ります。粉を濾さずに上澄みをすすって飲むため、舌のうえにざらっとした印象が残りますが、それも含めて楽しむのがトルコ式コーヒーの特徴です。

 

「濾さないコーヒー」は、馴染みがないぶん好き嫌いは分かれるかもしれませんが、実は、コーヒーの粉を濾す抽出方法は1710年頃にフランスで始まったといわれ、それまでのコーヒーは煮出して飲むものでした。

 

本場トルコはもちろん、日本でもエスニック料理店などで提供しているお店もあるので、見つけたときは古(いにしえ)の味を体験してみてはいかがでしょうか。

 

 

■ ダッチコーヒー(水出しコーヒー)

 

 

あまり聞き慣れない「ダッチコーヒー」ですが、「水出し」「低温抽出」「コールドブリュー」といった名称でも提供されています。いずれも、「低温でゆっくり時間をかけて抽出したコーヒー」を指しています。

 

その発祥は17世紀にさかのぼり、オランダ領だったころのインドネシアで、壺の中に水とコーヒーを入れ、地中に埋めて抽出したのが始まりなのだとか。オランダ人(Dutch)が考案した淹れ方ということでダッチコーヒーと呼ばれています。

 

大きな球形のガラスに水を入れた抽出器具が並ぶ昔ながらの喫茶店では、いまでも「ダッチーコーヒー」の名でメニューに並んでいたりします。

 

コーヒーが熱にさらされないぶん、温度変化による劣化が起きにくいのが特徴。コーヒーの持つ味わいがそのまま水に抽出されるため、素材そのものの味が際立つ淹れ方です。できあがりの温度が低いためアイスコーヒーにはもってこいですが、湯煎で温めれば、ホットコーヒーとしても楽しめます。

 

 

 

ミルク系のカフェメニューの違いとは?

 

カフェの定番メニューでありながら、意外と違いを知らない方も多いミルク系メニュー。その違いを知ると、自分好みの一杯が見つかるかもしれません。

 

 

■ カフェ・オ・レ

 

 

たっぷりミルクを加えたマイルドな味わいで、すでになじみ深いメニューのひとつですね。

 

「カフェ・オ・レ」とは、フランス語で「café au lait」のことで、cafeはコーヒー、laitがミルク、つまり「ミルク入りコーヒー」を意味します。深めに焙煎したドリップコーヒーと温めたミルクを同量程度合わせれば、カフェ・オ・レの完成です。

 

ミルクの甘さもあいまって、コーヒーの風味がまろやかに伝わる優しいメニューです。コーヒーが苦手な場合にも、気軽に楽しめるでしょう。

 

 

■ カフェラテ

 

 

カフェオレがドリップコーヒーをベースにしているのに対し、カフェラテはエスプレッソがベースに。高圧の水蒸気で一気に抽出し、ミルクを加えて完成です。カフェオレに比べてコーヒーの苦味をじっくりと感じられます。

 

「カフェオレ」がフランス出身なら、「カフェラテ」はイタリア出身のコーヒー。こちらも、「ミルク入りコーヒー」を指す「Caffè Latte」です。

 

イタリアでは専用マシンで圧力をかけて淹れる「エスプレッソ」が一般的で、そこに蒸気で温めたミルク「スチームドミルク」を組み合わせるとカフェラテの完成です。エスプレッソが約30mlに対し、スチームドミルクが約120mlと、ミルクの割合が多いのもカフェオレと違う点です。

 

 

■ カプチーノ

 

 

カフェラテ同様にエスプレッソにミルクを加えて作りますが、こちらは蒸気で温めた泡状のミルク(フォームドミルク)も加えるため、よりまろやかな味わいに仕上がります。

 

ミルクの泡に包み込まれたエスプレッソの風味は、カフェラテとはひと味異なるもの。エスプレッソとフォームドミルクのコントラストを利用して、表面にデザインを描きながら注ぐスタイルは、バリスタの腕の見せ所でもあります。

 

 

 

エスプレッソをベースにしたカフェメニュー

 

圧力をかけてすばやく抽出するエスプレッソは、心地よい苦味と濃厚な風味が特徴です。

 

少し変わったアレンジメニューなど、エスプレッソをベースにしたカフェメニューをご紹介します。

 

 

■ エスプレッソ

 

 

カフェラテやカプチーノでも登場したエスプレッソ。深めに焙煎した豆を細かく挽き、圧力を加えながら一気に抽出しています。ドリップコーヒーと比べると、濃度の高い凝縮した風味が楽しめます。

 

そして、おいしいエスプレッソの証とも言えるのが、表面を覆う「クレマ」です。エスプレッソを抽出する際、水分(お湯)と油分(コーヒーのうまみ成分)が融合し、乳化現象を起こすことで生まれます。

 

香りを閉じ込め、口当たりを柔らかくする効果を担っているので、エスプレッソを飲むときにはぜひクレマをチェックしてみてくださいね。

 

 

■ カフェマキアート

 

 

淹れ方はほとんどカプチーノと同じですが、エスプレッソに対するミルクの比率が異なります。厳密には定められていませんが、エスプレッソ(30ml)に少量のフォームドミルクを加えたもので、ミルクの量が少ない分、よりエスプレッソの風味を強く感じられる飲み方です。

 

ちなみに、マキアートはイタリア語で“シミ”のこと。表面に浮かんだミルクがそのように見えることから名付けられたアレンジメニューです。

 

 

■ アフォガード(アッフォガード)

 

 

アフォガードは、冷たいアイスクリームに熱々のエスプレッソをかけるイタリア発祥のデザート。エスプレッソの苦味とアイスクリームの濃厚なミルク感が口の中で合わさる感じは絶妙です。

 

ちなみに、アフォガードはイタリア語で「溺れた」のこと。エスプレッソに溺れたアイスクリームという、情熱的なネーミングもなんとなくイタリアらしくて素敵ですね。

 


■ シェカラート(シェケラート)

 

 

日本ではあまり見かけることのないシェカラートは、シェーカーを使用して淹れるイタリア風のアイスコーヒーです。

 

シェーカーのなかにエスプレッソ、ガムシロップ、氷を入れて急速冷却するため、シェーカーによって作られた泡が優しい口当たりに。よりマイルドな風味になるため、むしろ普通のアイスコーヒーよりも飲みやすいと思う方もいるかもしれません。

 


■ フラットホワイト

 

 

オーストラリアやニュージーランドなど南半球から広まったといわれる、エスプレッソベースのコーヒーです。最近は大手のファストフード店でもメニューとして採用されているので、名前を聞いたことがある方も多そうですね。

 

淹れ方はカフェラテと同様で、エスプレッソにスチームドミルクを加えて作ります。ミルクが少なめなので、カフェラテに比べるとよりエスプレッソの味わいを楽しめます。

 


■ エスプレッソトニック

 

 

名前の通り、エスプレッソにトニックウォーターを加えて作るのがこの「エスプレッソトニック」です。

 

トニックウォーターとは、炭酸水にハーブや柑橘類由来のエキスと糖分を加えたもの。コーヒー感を消すことなく爽やかさをプラスしてくれます。初めて口にすると「意外な味!」と、思わず言葉が出てしまうかもしれません。

 

自分好みのお気に入りのコーヒーを見つけよう

 

 

昔ながらのメニューや比較的新しいアレンジメニューを中心にご紹介しましたが、その定義、名称や作り方はお店によってもさまざま。いつもの喫茶店やカフェに立ち寄ったら、メニューブックをいつもよりしっかり眺めて、新しいメニューにも挑戦してみてくださいね。

 

また、コーヒー豆が変われば味わいや風味も異なるので、同じメニューを違うお店で飲み比べてみると面白いかもしれません。

 

よりコーヒーを楽しみたいと感じたら、ぜひご自宅でもアレンジコーヒーにチャレンジしてみてください。その日の気分に合わせて、楽しみ方を変えられるのがコーヒーの最大の魅力です。基本となるコーヒーの淹れ方は、ぜひこちらをご覧ください。

 

→ おいしいコーヒーの淹れ方

 

 

 

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