『ハルのコーヒー』Vol.2 ドリッパーで初ドリップ! | My COFFEE STYLE MAGAZINE

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『ハルのコーヒー』Vol.2 ドリッパーで初ドリップ!

実家を出てひとり暮らしをはじめたコーヒー初心者の「ハル」。おいしいコーヒーを淹れられるようになる!を目標に、回り道しながらも日々奮闘しています。コーヒーのスペシャリスト、「天の声」に見守られながら歩むハルのコーヒー道。はじまりはじまり。

前回のおさらい

みなさんこんにちは、ハルです!
前回ハル、コーヒー豆を買いに行くでは、初めてのコーヒー豆が買えたものの器具がなくて…「天の声」からいただいたミッションは「ドリッパーと紙フィルターを用意する」でした。ので、買いに行きました!!
みてください、ジャーン!

かわいくないですか、これ。ORIGAMIという「まるで折り紙を折ったように見えるドリッパー」なんですって。このデザインに一目惚れでした♡
…サイズは2種類あったのですが、大きい方のサイズに(大は小を兼ねる、だし)。一緒に売っていた紙フィルターも買ったしこれでコーヒーが淹れられる!
ちなみにこちらでもORIGAMIは購入できます(Sサイズのみ)

初めてのドリップに挑戦…っあれ?!

早速、やってみます。
お湯は手持ちの電気ケトルで沸かします。スイッチ入れるだけでお湯が沸くって本当に便利。えーと、その間にマグカップの上にドリッパーをセットして、紙フィルターも入れて。
コーヒーの粉を…んー粉ってどのくらい必要なのかな。溶けるコーヒーみたいに全部が溶けるわけじゃないんだから、それより多めですよね、きっと。
さっさっさっさと。こんなもんかな?

グツグツグツ…お湯沸きました!お湯注ぎまーす…
下が見えない…溢れそう。このくらい?うん、いいかんじ♪

できました!!!
コーヒーの香りがとってもいい♡ 溶けるやつ(インスタント)とはなんだか違う感じがする〜癒されます。さっそくですが、飲んでみます〜(あ、あつっ)。

ちょ、にがい、にがい!
こ、濃すぎる!これ濃すぎますよ。粉の量間違えた?んですよね?きっと。
とてもじゃないが飲めないし、ちょっと捨ててお湯足してみる?
(絶対これやっちゃいけないやつだとは思いつつもお湯を足してみる)

いや、ん〜。やっぱりなんかちがうT^T
も、もう一度チャレンジします!

できました!!

今度は薄い…コーヒー風味のお湯って感じ。粉少なすぎたみたい。
頃合いが難しいかも。さっきのとの間の量を狙えばいいのかな?
むむむむ、もう一度…。

きゃ〜〜〜〜あふれた〜〜

天の声に助けられる。ちゃんと淹れるには…

(天)はいはいハルさん、大丈夫ですか。
ドリッパーと紙フィルターを買うミッション、まずはおつかれさまでした。
ORIGAMIを見て、そのかわいさに一目惚れで買った、とのこと。いいですね!
コーヒー器具は愛着の持てるものを用意するのも大切なことです。

(ハル)はっ!天の声、天の声さま!現れてくださって、ありがとうございます!!
…大好きなドリッパーを買えたのは嬉しいんですが、どうやらわたし、コーヒーうまく淹れられないんです。
濃いし、薄いし、安定しないし、挙句のはてに溢れます T^T

(天)そうですね。ハルさんけっこう派手に…いろんな経験をしましたね(笑)
初めての方が美味しくコーヒーを淹れられるために…ちょっとためしてもらいたい方法があるので一緒にやってみましょう。

キッチンスケールを使いながらコーヒーを淹れてみましょう

(天)濃かったり薄かったりするのは、ハルさんがお察しのとおり、主に粉の分量の問題ですね。また溢れてしまうのは、コップに対しての水の量。面倒かもしれませんが、おいしいコーヒーを淹れるならちゃんと計ったほうがいいですね。
コーヒーメジャーとかいろいろな器具もあるんですけど、手軽にやるなら…例えばキッチンスケールの上でやるのが、初めての方にはオススメです。
ハルさん、キッチンスケールは持ってますか?

(ハル)持ってます!小さいやつですけどこれ。

(天)そうしたらその上で計りながらやってみましょう!
まず最初に、マグカップとドリッパーを秤の上にのせて、重さをゼロにしてください。そして、粉をいれます。そのマグカップは210ccくらいが適量ですよね。
そうしたら粉の量は18gがいいでしょう。通常のコーヒーカップだと140cc程度のことが多いので、その場合は粉の量は12gになります。
あっそれと、袋からバサーって入れてしまうと多く出過ぎてしまうので、できればスプーンで(笑)

ハルのメモ:ふくろからバサーっと入れないこと

(天)粉が入ったらまた数字をゼロに戻しましょう。この状態でお湯を入れます。210ccのコーヒーを淹れるなら、コーヒーに吸われてしまう分もあるから240g程度のお湯を注ぐイメージで。
あ、それと。お湯の温度ですがグツグツ沸き立ってる状態がおさまったくらいのほうが良いのです。電気ケトルで沸かして、スイッチが切れて少し待ちましょうか。

 ハルのメモ:グツグツの状態のお湯は使わない 

(天)できるだけ少しづつ。電気ケトルだと手が重くて大変かもしれませんが、できるだけ細いお湯を垂らしながら淹れてみましょう。粉にまんべんなく…円を描くように。そうそう。

で、できました!!
早速ですが飲んでみます。

お、おいし〜!
これぞコーヒーって感じの、お店でいただくコーヒーの味。当たり前のようですが、やっぱり分量って大事なんですね。
お気に入りのORIGAMIドリッパーで淹れられてうれしいっ。

ドリッパーっていろいろあるんですよ

(天)ハルさんの買ったこのORIGAMIは円すい形のドリッパーですね。実は、ドリッパーにはいろいろな種類があって、その形状によって味わいも変わってきます。
円すい形のドリッパーは、底の穴が大きいですよね。カップにコーヒーが落ちてゆく速度も早めで、このタイプは、お湯の注ぎ方が美味しく淹れるポイントになってきます。スピーディーに淹れられる分、朝とかササっと淹れたい時にはいいかもしれませんね。

かたや台形のタイプは、注いだお湯がドリッパーの底にいったん溜まってから、一定の速さでコーヒーが落ちてゆくため、円すい型に比べれば、お湯を注ぐ速さなどをコントロールしなくても、味が安定しやすいのです。

(ハル)へえ〜。全然知らないで見た目だけでORIGAMI買ってました。ドリッパーって種類いろいろあるんですね。しかもそれで味わいまで変わってくるなんて!

(天)はい、いろいろです。針金のようなものもあったり、石のものもあったり。
ハルさん、いい機会なので、いろんなドリッパーについて知ってみましょうか。ということで次回のミッションはこちら。

(ハル)はいっ。私もすごく気になります。ネットや街歩きでいろんなドリッパーを見てみようと思います。

梅ちゃん、もがんばっている!?

…ということで、
「ちょっとドリッパーをいろいろ探してみようと思ってるんだよね〜、コーヒー深いわ〜」なんて話を、友達の梅ちゃんに話していたら、梅ちゃんからこんな写真が送られてきた。

(梅)オレのおすすめはこれ。かっこいいでしょ?
裏表つかえるらしいし、やわらかくって持ち歩きもできる。春になったらキャンプに持っていくんだ♪ってことで、ま、使ってないけど!

おおっ柔らかいドリッパー!?キャンプに持っていけるの?すごい。
って、まだ使ったことないんかーい(笑)
しかも春って…まだだいぶ先やん。


次回のハルのコーヒーは、「ドリッパーの種類、その違いは?」。
ちょっと珍しいドリッパーや(紙フィルターのいらないドリッパーも!)、ドリッパーの種類によって味わいがどう変わるのかなどを体験していきます!
どうぞ次回もお楽しみに!

今回の天の声

UCCコーヒー博物館 学芸員
コーヒー鑑定士
香月麻里

96年にUCCコーヒー博物館・学芸員職に就く。98年日本人女性3人目のコーヒー鑑定士(クラシフィカドール)となる。2007年からUCCコーヒーアカデミー専任講師としてコーヒー作法~フードペアリングの授業を担当。

▼前回の『ハルのコーヒー』はこちら!