独特の酸味や苦味に慣れないうちは、飲みづらいと感じることもあるかもしれません。
でも、実はブラックコーヒー愛飲者も最初からブラックコーヒーをおいしく飲めていたわけではないようです。今回、コーヒー好きの男女100名に、どのようにブラックコーヒーがおいしく飲めるようになったのか、アンケートを取ってみました。その結果をご紹介します!
INDEX
そもそもブラックコーヒーとは?
「ブラック」もしくは「ブラックコーヒー」とは、ミルクやクリームを加えないコーヒーのこと。これは、ミルクやクリームを入れたコーヒーを「ホワイト」と呼ぶのに対して生まれた言葉で、本来は砂糖が入っているコーヒーも「ブラック」と言うのですが、いまでは無糖コーヒーを指して使われることの方が多いですね。
ブラックコーヒーが苦手・飲めない理由は「味」と「習慣」
ブラックコーヒーが飲めるようになる。それは、大人の階段を1歩上ったような気持ちになる瞬間でもあります。それでは、いったいどれだけの人がはじめからブラックコーヒーを飲めたのでしょうか?
「もともとブラックコーヒーは飲めましたか?」という問いに、90人が「いいえ」と答える結果に。
はじめのうちは、甘いカフェオレやミルクや砂糖を入れて飲んでいたという方が多数で、やはり、はじめからブラックで飲めたという人は少ないようです。
では、なぜ90人の方たちはブラックコーヒーを飲めなかったのでしょうか?
その理由を聞いてみました。
■ブラックコーヒーの苦い味が苦手だった
・苦く酸っぱいだけでおいしいとは思えなかったし、胃がもたれる感じがあった。 (会社員/53歳男性) ・苦くて味が濃いため、飲めず、おいしいとはまったく感じませんでした。 (自営業/30歳男性) ・間違えてブラックの缶コーヒーを買ってしまったときにはじめて飲んだのですが、その苦さに衝撃を受けて、その後は飲めませんでした。 (主婦/51歳女性) |
■ブラックコーヒーを飲む習慣がなかった
・飲み物といえばお茶か水かジュースだと思っていたので、そもそもコーヒーを飲む習慣がなかった。 (会社員/36歳女性) ・飲む機会がなかったから。家では紅茶派だったので、コーヒーが出てくる頻度が少なかった。 (会社員/40歳女性) |
ブラックコーヒーが飲めないことのデメリットとは?
ブラックコーヒーが飲めないというだけで、さまざまな困った場面に直面することもあるようです。皆さんは、どのような「飲めないデメリット」を抱えていたのでしょうか?
■仕事中にブラックコーヒーを出されて……
・お客さまの所でコーヒーを出されても、飲めないとき。砂糖などを出していただいても、いろいろ説明しながら飲むことが多いので、無理やりブラックのまま流し込むことも多々ある。 (会社員/37歳男性) ・せっかく人に入れてもらっても、砂糖かミルクがないと飲めない。残すのが心苦しかった。また、相手がブラックコーヒー好きだと、「飲めない」とも言いづらく、困った。 (会社員/30歳男性) ・バイトで仕事を始めてから職場でコーヒーを出されることがあり、私以外は当たり前のようにブラックなので、驚きました。砂糖を入れると子ども扱いされ、何だか恥ずかしかったです。 (主婦/49歳女性) ・社内ミーティングの際、社長おすすめのブラックコーヒーが全員に配られ、飲むふりをしてごまかしたものの、量が減らないので気まずかった。 (主婦/31歳女性) |
■ブラックコーヒーが飲めないのは「子どもっぽい」というコンプレックスに
・「コーヒーが飲めないのは、子どもっぽい」と言われて、落ち込みました。 (会社員/31歳女性) ・大人として見られないのではないかという思いが、ずっと引っかかっていました。 (自営業/41歳男性) ・コーヒーを出してもらうときに「ミルクと砂糖も」と言うと、「『子どもっぽい』『わがまま』と思われるんじゃないか」と思ったことはあります。 (会社員/36歳女性) ・飲食店で食後のコーヒーサービスがあったとき、ミルクや砂糖を入れるのが恥ずかしくて悩みました。特に女性の前では、恥ずかしい気持ちが強かったです。 (自営業/38歳男性) |
■ブラックコーヒーを周りの人が飲んでいるのを見て、疎外感
・周りの人、特に男性が食事の後などにブラックコーヒーを飲んでいるのを見て「おいしそうに飲んでいるな」と、うらやましい気持ちを抱いていました。 (主婦/51歳女性) ・集まりなどで、周りはおいしそうにコーヒーを飲んでいるのに自分だけが飲めないということで、取り残されたような気持ちになっていました。 (無職/20歳女性) |
ブラックコーヒーが飲めるようになったキッカケは?
「大人になったら、そのうち飲めるようになるかも」そんな淡い期待を抱いている方もいることでしょう。
いつからブラックコーヒーを飲めるようになったの?
年齢層を以下の6つに区分けし、ブラックコーヒーが飲めるようになった時期を調べてみました。
- 小学生時代(7〜12歳)
- 中学生時代(13〜15歳)
- 高校生時代(16〜18歳)
- 大学生時代(19〜22歳)
- 新人社会人時代(23〜30歳)
- それ以上
すると、半分近くの人が「20代になってから飲めるようになった」という結果になりました。どうやら、新社会人になったころに克服した方が多いようです。
一方で、「30代に突入してからブラックコーヒーが飲めるようになった」という方もいました。味覚の変化で、徐々に飲めるようになったのかもしれません。
自分でも意識しないうちに、砂糖もミルクも入れずにブラックのまま飲めるようになることがあるのでしょうか?
意外にも、ブラックコーヒーが飲めるようになる努力をした方は28人と、少ない結果になりました。では、「いいえ」と答えた72人は、知らず知らずのうちに飲めるようになったのでしょうか?
皆さんがブラックコーヒーを飲めるようになった経緯を聞いてみました!
■コーヒーの種類を変えてチャレンジしてみた
・アメリカンで少しずつゆっくりと時間をかけて飲んでいたら、飲めるようになりました。 (主婦/35歳女性) ・バニラやナッツの香りがするフレーバーコーヒーを飲んでから、コーヒーの苦さが気にならなくなり、そこから普通のコーヒーも飲めるようになった。 (会社員/54歳女性) ・コーヒーを飲む回数が増えたので、砂糖を少なくしていきました。すると、だんだんと甘さがなくてもおいしく飲めるようになっていました。 (主婦/40歳女性) |
■ブラックコーヒーに甘いものを合わせると、おいしく飲めることに気づいた
・チョコレートなと甘い物などと一緒に飲んでいたら、自然と砂糖なし、ミルクなしになり、最後はブラックコーヒーが飲めるようになっていました。 (会社員/47歳男性) ・喫茶店で、甘いケーキと一緒にブラックコーヒーを飲んだら、おいしいことに気づいた。 (無職/26歳女性) |
■「ブラックコーヒーを飲むのはおしゃれ」だと思いこむ
・大学生になり、コーヒーを飲むのがおしゃれに感じて、カフェでブラックコーヒーを飲むようになった。飲み始めたらおいしく感じて、飲めるようになった。 (公務員/30歳女性) ・“大人の階段”的な雰囲気で飲んだ。 (会社員/39歳男性) ・今思えば、コーヒーを飲むときはいつも誰かと一緒だったので、格好つけたかったのがきっかけかもしれません。 (主婦/49歳女性) |
■いつの間にか飲めるようになっていた
・大人になってから、気づいたら飲むようになっていました。 (会社員/41歳男性) ・飲み続けた結果、おいしいと感じるようになりました。 (無職/28歳男性) ・何度か口にしているうちに、いつの間にかコーヒーを飲むことが苦にならなくなり、普通に飲めるようになりました。 (自営業/42歳男性) ・特に努力をしなくても、30代を過ぎたら、自然にブラックコーヒーを飲むことができるようになりました。 (主婦/45歳女性) |
■おいしいコーヒーと出会った
・あるとき、カフェでブラックのまま一口飲んでみたらおいしくて、以来、だんだんコーヒーの苦味のおいしさがわかるようになった。 (自営業/42歳男性) ・いつも飲んでいるインスタントではなくドリップコーヒーを飲んだのがきっかけで飲めるようになりました。 (主婦/35歳女性) ・コーヒーショップなどの本格的なコーヒーが飲めるところのブラックコーヒーがおいしかったので、徐々にそれを飲んで慣らしていきました。 (主婦/35歳女性) |
■健康や体調管理の一環として飲んでいる
・10年ほど前にテレビでブラックコーヒーの特集があり、がんの予防や、運動前に飲むと脂肪燃焼に良いと伝えられていたため。そのときに飲んだ缶コーヒーが飲みやすく、それからは苦手意識がなくなりました。 (主婦/33歳女性) ・高校のテスト勉強の際、眠気覚ましのために、ブラックを飲むようにしました。 (会社員/32歳男性) ・仕事中の眠気を飛ばすためにブラックで飲んでいたら、そのうちいつもブラックで飲むようになりました。 (会社員/34歳女性) |
98人が、「今ではブラックコーヒーが飲める」と回答!
アンケートに答えてくれた100人のうち90人の方が、はじめはブラックコーヒーが飲めなかったわけですが、今ではいったい何人の方が飲めるようになっているのでしょうか?
もともとブラックコーヒーが飲めなかった方たちも含めて、今では98人が飲むことができるという結果になっています!
やはり、時間の経過や努力によってブラックコーヒーは飲めるようになるようです。「今では好んで飲んでいる」という方もたくさんいました。
ブラックコーヒーが飲めるようになったきっかけはさまざま
いつの間にか飲めるようになっていた、砂糖の量を減らして徐々に慣れていった、チョコなど甘いものと一緒に飲む、健康管理や見た目の格好よさから入る……。
ほかにも、おいしいコーヒーと出会うことで飲めるようになった方も。ブラックコーヒーが飲めるようになった背景には、さまざまなきっかけがあるようです。
では、これから飲めるようになりたい方は、どのように解決できるのでしょうか?次は、ブラックコーヒーを克服するための3つの方法をご紹介します!
ブラックコーヒーのおいしい飲み方|苦手な人でも飲めるようになる工夫とは
もともとブラックコーヒーが飲めなくても、いろいろ工夫することでだんだん飲めるようになったという方が多数いるのは希望が持てますよね。
上記アンケートの回答をもとに、ブラックコーヒー克服に向けていろいろチャレンジしてみてもいいかもしれません。そのなかでも、気軽に試せる方法をまとめました。
「これならいけそう!」と思ったものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
1. フレーバーコーヒーなど、風味が甘めなブラックコーヒーから挑戦してみる
「フレーバーコーヒー」とは、コーヒーにバニラ、チョコレート、カラメル、モカ、シナモンなどの香り成分などを後から加えたコーヒーを指します。
フレーバーコーヒーではコーヒー自体の香りが少し和らぎ、各フレーバーの香りが先行して鼻孔に届くため、ブラックコーヒーと比較すると、飲みやすいのではないでしょうか。
2. コーヒーと相性抜群なチョコレート菓子を合わせてみる
苦味の強いブラックコーヒーと、スイーツなどの甘いものを合わせて口に運んでみると、コーヒー単体よりも飲みやすくなります。
特にチョコレートは、コーヒーとの相性も抜群です!
チョコレートの中でも、コーヒーを材料に使っているチョコレート菓子は、コーヒーとよく合いますよ。
コーヒーパウダーをかけていたり、コーヒー豆をそのまま使用していたりと、それぞれ異なる風味や食感を楽しめるお菓子が色々あります。自分好みのコーヒーに合うチョコレート菓子を、ぜひ見つけてみてはいかがでしょうか。
■ コーヒーと相性の良いチョコレート菓子についてはこちら
3. “自分好み”のコーヒー豆で飲んでみる
実はひとくちにコーヒーといっても、その味わいはさまざま。
産地や銘柄はもちろん、豆の焙煎時間やブレンドの方法によって千差万別です。
- 酸味が強いもの
- 苦味が強いもの
- フレーバーの種類
- すっきりめのライトなもの
など、実に様々な種類のコーヒーがあります。
コーヒーの味わいの好みは人それぞれなので、自分の好みに合ったコーヒーを見つけることも、コーヒーを楽しむ味わうために大切です。
いろいろなコーヒーの種類を知っておくことで、自分の好みを理解することができます。
こちらの記事では、コーヒー豆の産地や種類、特徴について詳しくご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
コーヒーの世界がさらに広がります!
工夫やきっかけ次第で、誰でもブラックコーヒーは飲めるようになる!
ブラックコーヒーが飲めない人は、飲めるようになるために、
- アメリカンから試してみる
- バニラやナッツなどのフレーバーコーヒーを飲んでみる
- チョコレートやケーキと合わせて飲んでみる
- 眠気覚ましとして飲む
- コーヒーがおいしいカフェで、コーヒーを飲んでみる
など、さまざまな方法で努力していたことがわかりました。もともと飲めなかった90人も、今ではほとんどが飲めるようになっています。
コーヒーは嗜好品です。砂糖入りやミルクたっぷりなど、飲む人が「おいしい」と感じるなら、どんな飲み方をしても良いと思います。
ただ、ブラックで味わうことでコーヒーそのものの個性に気づきやすくなり、そこからまた新しいコーヒーとの出会いが始まるかもしれません。
「今は飲めない」という人も、様々な工夫をしたり、きっかけがあったりしたら、ぜひブラックコーヒーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
集計日:2018年12月11日
調査方法:ランサーズのタスク方式を使用してのアンケート調査
対象:21〜62歳までの男女100名(有効回答数:100件)
調査団体:『My COFFEE STYLE MAGAZINE』
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